埼玉県川口市における「クルド人に対するヘイトスピーチ」批判的に扱ったETV特集が、その後「差し替えられた」件、なにやら「ジョーカー」こと河合悠祐が、その場で発言している自分「肖像権」やら「著作権」やらの無断使用と許さないなどとNHKにねじ込み、NHK側もそれに妥協したという話が流れている。
もし、これが事実だとすればとんでもない話である。現職の政治家が公的に発言しているのを、映像に流されたとて、それが「肖像権」や「著作権」の侵害になる筈もない。当然、報道することの「公共の利益」が上回る。
こんな素っ頓狂なことが起こったとしたら、可能性は2つ。
1)NHK側がホントに「ナイーヴ」過ぎてジョーカーの与太を真に受けた。
2)こちらの方がありそうだが、NHK内部にもジョーカーに共感をもつ人間がいて、「これ幸い」とこの与太に飛びつき、「リスク回避」と称して再放送を中止させた。
NHKは組織も大きく、いろいろな考え方の人間がいるが。安倍時代の人事への介入の「負の遺産」はまだまだ残存している。ZEN大学報道一つをみてもそれはわかる。また中にはー「朝日」と同様にー本気で「ジョーカー」的なものに共感している人間もいる。
いずれにせよ、ファシズムが裏口からNHKに入るのは阻止しなければならない。