報道によれば、数年前経産省の初代教育産業室長が「学校で稼いで何故悪いですか?」と堂々と開き直ったそうな。
何故教育関係で経産省?と思われるからもしれない。
しかし、ここで「数年前」の「初代教育産業室長」とあるように、近年経産省の教育分野への「侵略」が凄まじい。
経産省は元来、「戦後日本の関東軍」と霞が関でも恐れられているように、隙あらば他の省庁の管轄へと侵略して来る。環境分野などはその典型である。
元来、資源エネルギーは経産省の本丸であるから、これは遥か昔からのこと。水俣病の規制も原因はわかってのだが、通産省が最後まで止めていた。また現在でも原発の安全基準も決定しているのは、環境省ではなく経産省。
環境省の「良心派」が抵抗でもしようものなら、「怪文書」が飛び交い、あっという間に失脚させられる。岸田政権も最初は脱原発の筈だったのが、経産省と原子力ムラのクーデターであっという間に原発再稼働に。
霞が関の他のキャリアに言わせれば、「彼らはみな織田信長か維新志士気取り」。つまり「ルールなどなんぼのもの。俺たちがゲームメーカー」。
安倍政権下では公安と組んで教育と地方自治分野で「やりたい放題」。安部派凋落で、急ぎ「溶けるケーキ」を確保しようとしたのがZEN大学企画だったとも言える。