ところで、中国外務省は朝鮮戦争時代の毛沢東の演説動画(残っていたのね)、Xに投稿、「われわれは中国人だ。挑発を恐れず、後退しない」と書き込んだと云ふ。
いやはや、さすがに「革命」によって建国した中国らしい。これは冷戦時代の有名な「米帝国主義は張り子の虎」の反復とも言えるが、当時よりも米国はさらに国力を低下させ、「張り子の虎」性を上昇させている。
しかも、当時と異なって欧州諸国はむしろ中国寄りである。
しかも、米国はもはや「自由世界」の指導者であることをやめ、大統領は拝金主義剥き出しのトランプである。
もはやポストWWIIの世界秩序は大変動期を迎えている。地政学的にも経済的にも中国と全面対立しては生存できない日本は、根本的に安全保障を再考すべきだろう。
結論を先に言えば、ただ「むしり取られる」だけの日米軍事同盟を解消し、憲法の指針通り、非同盟中立を選択すべきだと私は考える。
その上で、自衛隊は災害レスキュー隊に改組。海軍は海上警備隊的なものに。陸軍はレスキュー隊要員以外はいらない。そもそも現在の9個師団15万人は軍事的にも財政的にも無駄。戦車や航続距離が長く、バカ高い戦闘爆撃機も無用の長物である。
そもそも「専守防衛」であれば、地上発進できるから、長い航続距離はいらないのである。