https://twitter.com/heero108/status/1667362186929524736
戦間期ドイツについて、ツイッター上の出典が怪しい話を専門家が正してくれています。パラミリタリーなどにご関心のある方はぜひご一読ください。
https://twitter.com/heero108/status/1667362186929524736
戦間期ドイツについて、ツイッター上の出典が怪しい話を専門家が正してくれています。パラミリタリーなどにご関心のある方はぜひご一読ください。
バスの車内に貼られている国土交通省のポスター、なんとなく日本語表現がしっくりこなくて、気になります。
「エレベーターでしか移動が難しい方がいます。」の「でしか~」に呼応するのは「~できない」じゃないでしょうか。
「エレベーターでないと移動の難しい方がいます」なら違和感ないのですが。
勝手な想像ですが、最初「エレベーターでしか移動できない方がいます」という文章だったのを、会議か何かで「絶対に移動できないわけじゃない」などと異論が出て、「エレベーターでしか移動が難しい方がいます」と「できない」を機械的に置き換えてしまったのか、などと思ったりもします。
バート・S・ホールの『火器の誕生とヨーロッパの戦争』が復刊されるそうで、日本でも近世欧州軍事史がブームなのでしょうか。この本は近世初期が中心で、噛み応えのある本です。私はずいぶん前に定価で買いましたが、今見たらアマゾンはぼったくりで、復刊はいいことですね。
こうなったらぜひ、ジェフリー・パーカーの『長篠合戦の世界史』も復刊してほしいところですが、その際には問題含みの邦題を原題に戻してほしいし、日本に関する記述も補足するための解説が欲しいところですね。
http://daimyoshibo.la.coocan.jp/mil/littoral.html
「海兵隊は最初の海兵沿岸連隊を設立する」『アメリカ海軍協会ニュース』2022年3月4日の翻訳記事をご紹介します。
アメリカ海兵隊が沖縄に配備しようとしている「海兵沿岸連隊」(Marines Littoral Regiment=MLR)についての説明です。
この記事を読む限りは、MLRはアメリカの利益のために南西諸島を要らぬ危険に晒す危険性が疑われるものです。今でも問題の多い在日米軍、とりわけ在沖縄のそれが、なお一層の火種となるようなことは、長期的には日米双方の利益にならないと思うのですが。
https://twitter.com/KENSEIKAI_KOHO/status/1646001108865937410
岸田首相がパイプ爆弾?を投げつけられたようですが、大事に至らず不幸中の幸いでした。こういった事態が起こる背景については、先日RTしたこちらの方のご意見に私も頷きます。民主主義の機能不全が暴力的手段を取らせるのだと。
https://twitter.com/harmonymellchan/status/1647080717254557697
本件について検索するとたちまちこういったツイートが見つかりますが、そうやって問題を指摘する声を「マスコミやサヨク」の陰謀扱いして、権力者を持ち上げて現状肯定することで、現状への異論の声を圧殺してきたから、暴力事件が起こったのです。
こういう指摘をすると、140字すら読めない知的に怠惰な連中が、「テロを擁護するのか!」と嚙みついてくることが容易に予想されますが、言論による健全な社会改良の道が閉ざされ、暴発によってしか社会が動かないことへ、私自身は強い懸念と敗北感のようなものを感じています。
https://twitter.com/uzukit/status/1647107061661179906
民主主義は熟議の手続きであって、多数派の専制ではありません。マジョリティがマイノリティを差別する構造を温存しようとしたら、数の力で実現できますが、それが正しいこととは思われません。そこで公正や平等という理念が大事になり、それを尊重する熟議が求められます。
てなことを思ったのは、鉄道マニアの社会史的研究である辻泉『鉄道少年たちの時代』を読んだからです。ここで著者が取材した2010年代の中高鉄研の少年たちの言葉に、「鉄道から〈萌えヲタ〉に『転向』することが『地位向上』」になった、という興味深いものがあるのです。
これは結局、かつて月9のドラマを見ていた層がアニメ見ている層を馬鹿にしたのを、数を増してマジョリティになったコンテンツ系オタクが、同じように「クールジャパンで日本経済を回す俺らに比べてキモイ趣味」と見下げているんじゃないかと、思わざるを得ませんでした。
ちなみにひどい本があって、榎本秋編著『オタクのことが面白いほどわかる本』は10種類もの「オタク」を項目立てして解説しながら、「鉄道オタク」は「その他のオタク」(!)としてわずか1ページに押し込められています。アニメができる前からあった鉄道趣味に失礼な。
ちょっと前から思っていることがあって、いわゆるコンテンツ系とでもいうべき、マンガ・アニメ・ゲームに耽溺する人を呼ぶいわば「狭義のオタク」と、よろず何かにマニアやってる人を指す「広義のオタク」が、区別されないまま使われてきた結果、マニアックな趣味全体に悪い影響を及ぼしたんじゃないかと思うのです。
つまり、広義オタクの保守本流はコンテンツ系であり、それ以外(広義オタクから狭義オタクを除いたもの)が周縁的でマイナーなもの扱いされるようになったのではないか、ということを思うのです。本来は並列的だった種々のマニア趣味が、コンテンツ系を中心としたヒエラルキーになったのではないか。
ここで中心であることに思い上がったコンテンツ系狭義オタクが、「俺たちはクールジャパンで日本経済を回している」と、周縁化されたオタクよりもレスペクタブルな存在と思いあがっているのではないか。もちろんこれはおかしい。ジャンルに貴賤はなく、各ジャンルの中でいい趣味と悪い趣味があるだけ。
常に相手との相対的上下関係を気にして、上ならば媚び、下ならば威張り散らす、それが我が国の「国柄」といえばそうかもしれません。その身分制社会の残滓の如きものが、ネット時代の冷笑や誤った相対主義と結びつき、普遍的な理想を掲げることを馬鹿にして攻撃するようになっているのかもしれません。
だからこそ、今の日本ではより強く、万人の基本的人権は平等であるべきだと、声を大にして普遍的理想を唱える必要があるのであり、差別はいけないというある意味当たり前のことを、立法して明確化する必要もあるのだと思わされます。
憲法記念日のたびに同じことを言ってる気がしますが、我が国で憲法改正を叫ぶ人の相当部分が、戦勝国が敗戦国に「押し付けた」憲法ですら認めた程度の人権を、何とかして潰したがっているのはなぜなのでしょうか。もっとも「反日」的なのは実は日本人なのではないか、と思ってしまいます。
基本的人権は万人に平等です。それが気に食わない、俺は「偉い」んだから下等な連中を踏みつける権利があり、それを否定する憲法の人権条項はけしからん! とでも思っているのかと疑っています。対等な関係を想定できず、常に相手が自分より上か下かを気に病む、いわば封建遺制でしょうか。
https://twitter.com/naomi85490234/status/1652393394830815232
上掲ツイート内の西岡議員らの動画ですが、厳しい言葉で差別のような悪い行為を批判するのは「日本の国柄に合わない」。確かに、悪いことを悪いとはっきり言わず、被害者の方に責があるかのように言いくるめ、うやむやにして差別を温存してきたのが、我が国の国柄と言えばそうです。そんな国柄は清算した方がいいはずなのですが。
https://twitter.com/ppsh41_1945/status/1653015977351876608
こっちも参酌すれば、西岡議員に代表されるような自民党議員、つまり「日本の偉い人」の少なからぬ部分が、「たかが国民ごとき」に権利など認めるのは増長だ、偉い人に黙って従ってればいいのだ、というはなはだ自分勝手な思いを抱いていることは確かに思われます。
#映像の世紀 の今週は、スパニッシュ・インフルエンザの話でしたが、兵士が罹りまくって第一次大戦の終結を早めたかもしれない一方、生物兵器研究の原点ともなったのは皮肉ですね。しかし、イギリスの生物兵器開発に尺を取りながら、われらが731部隊が出てこなかったのは、それでいいのかという気も。
善意で考えれば、731部隊はもともと秘匿されていたし、資料も多くが敗戦で処分されたので、使える動画がなかっただけかもしれませんが、昨今のメディアの忖度ぶりから、ついつい気を回してしまいます。
北海道のJアラートをなぜ全国でやる必要があるのか(当方@九州)。空襲警報ごっこをすることで、北朝鮮という敵を強調して、権力に依存する精神性を作らせようとしているのではないか。
しかし南京事件についてAIに問うと、えらくまともな答えが返ってくるのが不思議。これはもしかして、悪用を懸念して手動で情報を入れたんじゃないかと思いたくなります。もしかすると今後、ネット上の情報を読み込むにつれて、歴史修正主義に傾いていくのでしょうか。
Chat GPT で東急の歴史や百貨店の業態について問うと、まあまあの回答が返ってくるのに対し、五島慶太は何一つ正しい情報が入っていないの、どういうメカニズムなんだか。まだしばらくは、レポート作成は Wikipedia コピペの方がマシか。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/240703
「日本ヨイ国、強イ国。世界ニカガヤク エライ国」の時代に逆行してしまっています。自国中心主義が自国の利益にならず、周辺国にも被害を与えかねないのは、ロシアが現在進行形で見せていることなのですが。
今回の検定前から、「道徳」の教科書が怪しいものであること、とりわけ日本史関連の記述は視野が狭いものであることは、以前に指摘しました。大学教育の場で少しでも、「愛国ポルノ」の弊害を解毒するように、せいぜい仕事に励みたいと思います。
「世界中のあらゆる事件をネタに…
常に裏で利益を貪るある集団。」って、
この藤井厳喜一党がまさに、世界中のあらゆる事件をネタに陰謀論を捏ね上げ、歴史修正主義を振りまいて小銭稼ぎをする破廉恥漢ではないですか。とっくに正体は割れてます。
彼らの商売については(ワールドなんちゃらもダイレクト出版関係のはず)5年前にブログにまとめたのでご参照ください。5年経っても記事の有用性が損なわれないのも困りものですが。
メルクマールに書いた記事がアップされてました。前回は編集部のつけたタイトルについて「多摩ニュータウンと多摩田園都市の比較がない、羊頭狗肉だ」という苦情があったので、今度はちゃんとその比較を書きました。
https://merkmal-biz.jp/post/36183
https://merkmal-biz.jp/post/36273
もっとも今回も編集部のつけたタイトルで、後編で「『多摩田園都市』はなぜ多摩ニュータウンに圧勝したのか」となっていますが、私としては現時点ではおおむね多摩田園都市の方が「成功」といえそうであっても、どちらも世代交代を迎え、今後は分からないと思っていることを附言します。
先刻、1940年にソウルに地下鉄ができたという妄言を中山成彬がしたという件についてツイートしましたが(註:本投稿はツイッターの転載です)、その中で当時「満洲国」の新京に地下鉄計画があったらしいという話を書きました。で、そのうろ覚えだった出典を見つけたので追記します。まず一つお詫び。新京じゃなくて奉天でした。
出典は三木理史先生の著書でも『近・現代交通史調査ハンドブック』ではなく、『水の都と都市交通 大阪の20世紀』成山堂書店 の序章でした。大阪市の公文書館に、奉天地下鉄計画案をまとめた史料が保存されているというのです。
これは1940年に、ようやく地下鉄を開業して間もない大阪市電気局が作成したもので、大阪市が実現していた都市計画を「満州国」に輸出し実験しようという意図と見られます。奉天でも地下鉄は市内交通のみならず、御堂筋線の中百舌鳥のように郊外との連絡も視野に入れて計画されました。
https://twitter.com/44roba/status/1634661345638350851
「東京で一番古い地下鉄が開通した翌年には、京城に地下鉄が開通」
またネトウヨの歴史修正主義者が妄言を、と思ったら、十年前に中山成彬が国会で吐いていた妄言でした。ソウルの地下鉄開通は大韓民国成立後の1970年代です。これは円借款と日本の技術協力だったけど、そういう話じゃない。
中山の無茶苦茶な妄言には開いた口が塞がりません。いや、基本的には「日本は朝鮮で『近代化』を進めた、いいことをした」という良くある暴言に過ぎないのですが、ディティールが無茶苦茶すぎるのです。そもそもソウルに戦前地下鉄はないのですが。
「東京で一番古い地下鉄の銀座線が開通したのは1939年」というのは、浅草~渋谷間の全通であって、地下鉄自体の開業はずっと前の1927年です。「東洋初の地下鉄」と当時は称されたようですが、その東洋初の栄誉を12年も無視してしまっている。
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