他の方も言っていたけど、Twitterのリプライや引用リツイートの通知がこなくなってきた。 あと、ツイートの表示数が見えるようになった件が1ヶ月ぐらい前に話題だったけど、なぜかわたしだけずっと見えてなくて、今朝になって急に表示されるようになった。みんなこれのことを言ってたのか…!(遅い) Twitterが少しずつ壊れていく日々を、歴史の生き証人的に目撃してるような気持ちだ。
Notices by 桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp), page 4
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Friday, 27-Jan-2023 23:01:50 JST 桜庭一樹
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Tuesday, 24-Jan-2023 21:24:54 JST 桜庭一樹
刀ステ禺伝、源氏物語、当たった! うれしいー! 脳内で走り回る…
https://stage-toukenranbu.jp/stage/ -
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Tuesday, 24-Jan-2023 21:24:53 JST 桜庭一樹
刀ステ禺伝楽しみだな。歌仙ちゃん推しの友達と行きます。まだかなー。2月まだかな。
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Saturday, 21-Jan-2023 23:22:07 JST 桜庭一樹
@szk3nr 確かに、そもそもなぜ栗原さんが何事もなく出演していたのか…???
問題を指摘された側の方が理解して対処すると称賛されるけれど、指摘したマイノリティの方の痛みがそのとき透明化されてしまうということはあると思います。これをどうしたらいいのか、どんな構造上の問題があるせいなのか、いますぐ答えが出ません。声を上げた側の方にマイナスがあるのは絶対にいけないことだと思いますし、鈴木さんの、皆が黙っているときにリスクを負って発言される面をわたしは尊敬しています。(私事ですが「少女を埋める」のときのことを今も深く感謝しています)。
いま答えが見つからないことが多く、時間をかけて考えさせてください。鈴木さんの言葉に共感し、(勝手にですが)そばにいるつもりでいることをお伝えしたく思います。In conversation from mstdn.jp permalink -
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Saturday, 21-Jan-2023 21:29:28 JST 桜庭一樹
@szk3nr 鈴木さん、ありがとうございます。あのツイートを読解しきれず、迷っているままつい投稿してしまいました。
わたしはあのツイートを見たとき、なんとなくボンヤリと読み流してしまい、栗原さんの発言に苛烈に苦しめられた方々の気持ちを想像できませんでした。自分でも恥ずかしく思っています。つぎに、安堂さんのレトリックにも気づかず、「なぜファーストネームなのかな」とただ不思議に思っただけで、つまり二重に鈍感でした。
安堂さんはデビューしたばかりで、おそらく昨年春の栗原さんの件をご存じなかったのだと想像しています。でも周りの先輩作家や編集者は知っていたのだから、鈴木さんがしてくださったようなご指摘を、わたしも含め村の誰かがすべきでした。それなのに鈴木さん一人に負担を強いてしまって申し訳ありませんでした。
今回の鈴木さんのように、言うべきことを言ってくれた方が、疎外感を感じさせられたり、より苦しい気持ちになるようなことがあってはならないと思います。今朝から考えるばかりでずっと黙っていたこともごめんなさい。In conversation from mstdn.jp permalink -
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Saturday, 21-Jan-2023 20:14:30 JST 桜庭一樹
安堂さんの「ホセ→裕一郎」はマイクロアグレッションへのミラーリングを使った抗議ですよね…? 感謝の意ではなく。まだ混乱しているのでよく考えてからにしますが…。
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Thursday, 19-Jan-2023 00:24:59 JST 桜庭一樹
朝日新聞の文芸時評を読んで、また件の評論家が「意味の占有」をやらかしているなと思いました。
絶対的に弱い立場の若い女性が、権力のある男性からセクハラを受けたことを「飲み込まされた」というエピソードは、評論家自身の「加害者が自分の加害について都合が悪いので沈黙した」のとは逆の話ではないかと。
作者の渾身の作品を、勝手に別の意味に書き換え、自分のしたい話だけ一方的にするのは「批評」ではない。わたしは書き手として、このように作品を冒涜するのもハラスメントだと思う。In conversation from mstdn.jp permalink -
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Thursday, 19-Jan-2023 00:24:58 JST 桜庭一樹
「自分のしたい話をするために人の作品を持ってきて、切り貼りして、別の話にしないでね」というだけの単純なことが、なぜ理解できず、今年も繰り返しているのだろうか。
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Thursday, 19-Jan-2023 00:24:58 JST 桜庭一樹
もうこの書き方が癖になっていて、加害性を自覚していないし、いまさら他の方法はできないのだろうか?
最後は自己憐憫の自分語りで終わり、著者の大切な作品を尊重せずどっかにぶん投げちゃってる。とにかく作品をきちんと論じてほしい。テキストをあまり無視しないという原点に帰ってほしい。自分の都合で意味を書き換えるのは、会話でも批評でも暴力。In conversation from mstdn.jp permalink -
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Thursday, 19-Jan-2023 00:24:57 JST 桜庭一樹
昨年末、そんなことをずっと考えているとき、webちくまの西村紗知さんの新連載「愛のある批評」の惹句を読んで心を深く動かされた。自分も誰かの実存を評したり熱を持って消費したりする側の人間でもあるから。
主にこのような惹句だった。
「人や作品が商品として消費されるとき、そこには抗い、傷つく存在がある」
「共犯者としての批評のあり方を明らかにしつつ、愛のある批評を模索する」
https://www.webchikuma.jp/articles/-/2922In conversation from mstdn.jp permalink Attachments
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Thursday, 19-Jan-2023 00:24:57 JST 桜庭一樹
先月、新人の方の作品の書評を書いたのだけれど、とても怖かった。
ご本人の預かり知らぬところで、編集部が依頼し、誰か(この場合はわたし)が書くのだが。書き手が自分の柔らかくて無防備な内面を開示して、大切なことを伝えてくれている作品に、〝評する〟立場から、無断で土足で侵入して踏み荒らすような怖さがあった。
これまではそんなふうに思ったことがなく、書評や解説、読書日記を自由に書いてきた。もちろん、作品と作者への敬意があるかを自己確認しつつではあったけれど。
評する側の一方的な〝権力〟の勾配を初めて自覚したのかもしれない。
小説でしか触れられないだろう、誰かの本質的な美しい部分に踏みこんでから、悪意を持って相手の心を壊すようなアプローチも可能なのだろうと思った。多くの評者がそんな酷いことをしないのは、ただ個人の良識のみにかかっているように感じて怖かったのかな?
考えた末、冷静な分析で書き終えたところを幾度も直し、なんというか、著者の方とフラットに向き合い、素直に自己開示しつつ寄り添うような書き方に変えて入稿した。ともかく先月のわたしの判断ではそうなった。
難しい。
引き続き考え続けていきたい。In conversation from mstdn.jp permalink -
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Thursday, 19-Jan-2023 00:24:57 JST 桜庭一樹
昨年から、今年、というか今月になってからも、複数の著者の方から「自分も同じ人に誤読をされて耐えた」「自分も被害に遭ったことがある」「戦ってくれてありがとう」「一緒に声を上げられなくてごめんなさい」といった連絡を受け取り続けています。えっ、こんなキャリアのある方がと驚くような方々もいます。朝日も本人も本当にもういい加減にしてほしい。初心に帰ってちゃんと書こう。若手の批評家の方々の原稿を見習ってほしい。
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Thursday, 19-Jan-2023 00:24:56 JST 桜庭一樹
この悩みながら書いた書評がこちら(文藝)です。
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Thursday, 19-Jan-2023 00:02:08 JST 桜庭一樹
イギリスの舞台演出家フィリップ・ブリーン氏のトークイベントを聞いた。
例のテネシー・ウィリアムス作『欲望という名の電車』の話になった。氏は日本で大竹しのぶ主演で舞台化したことがあるという。「スタンリーが妻の姉ブランチを最後にレイプしたというのは間違いだ。原作にはそうは書かれていない。長年、舞台化されるときにそのように演出され続けたせいで、広く思い込まれている」「誤解の原因は〝男は暴力的だ〟〝女はヒステリーだ〟といった社会の偏見だ」「自分は問題のシーンでのブランチの(拒絶の)台詞をこのように解釈している。『あなたが私としたいと思っていることをしないで。私もしたいと思っているけれど。なぜならあなたは妹の夫だから』と」(わたしの記憶による要約です)
この下りを聞いて「え、書いてない?」と驚き、読み返さねばとその場でAmazonに注文した。
もし本当に、書かれていない犯罪が、演出家の解釈によって、さらに舞台を見た観客の解釈によって、書かれていたように広く信じられているなら恐ろしい。その理由が受け手の差別的な偏見であるなら、もっと恐い。
そう思って自分を疑って動揺したのだが(続)In conversation from mstdn.jp permalink -
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Thursday, 19-Jan-2023 00:02:08 JST 桜庭一樹
これです。
『真夏の夜の夢』
https://www.geigeki.jp/ch/ch1/t245-2.html
『シラノ・ド・ベルジュラック』
https://www.ntlive.jp/cyranoIn conversation from mstdn.jp permalink Attachments
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Thursday, 19-Jan-2023 00:02:08 JST 桜庭一樹
テネシー・ウィリアムス『欲望という名の電車』の映画を、19歳のとき教育テレビで観た。ヒロインのブランチの「私は見ず知らずの方の好意に縋って生きてきたんです」という台詞で泣いたのを覚えている。
それから戯曲も読み、長らく傑作だと思ってきた。
でも今年、文学座の公演を観て、「この作品はもうやってはいけないだろう」と思った。一人の女性を露悪的に描き、その人が性的暴行を受けるところをカタルシスを置いている。許されないことだったと。
昨今、古典の再演で、作品の瑕疵を演出で批評する、的なのをいくつか観た。たとえば『夏の夜の夢』を、ユーモラスっぽく消費されていた四番手の女性(じゃない方の女の子、的な)を主演にすることで丸ごとひっくり返すとか。『シラノ・ド・ベルジュラック』で、単純なマドンナ役だったロクサーヌが、自分の考えや恋愛観を主張するオリジナルシーンを入れるとか。
これらの舞台はとても好きだったのだけど、でも『欲望という名の電車』は根本が間違っているからどうしようもないではないか……。
長年愛してきた様々な古典とも訣別の時がきていると思う。
そんな2022年だ。In conversation from mstdn.jp permalink -
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Thursday, 19-Jan-2023 00:02:07 JST 桜庭一樹
『欲望という名の電車』の本が届いたので読み返していた。
最後の問題のシーンは、以前読んだ時の記憶に間違いなかった。これをどう解釈したらレイプではないということになるのか理解できないと思った。自分があれこれ考えていたエントラップメント型ということでもなく、ブランチは記憶通り、怯えつつスタンリーにはっきり「NO」と意思表示していた。
作者の側に立って考えると、「書いてないことを書いてあったことにされる」のも辛いし、「書いたことを書いてなかったことにされる」ことも狂おしいと思う。しかもテネシー・ウィリアムズは亡くなっていて「NO」と意思表示できない。
これが小説の感想や評論であれば、単に誤読だ。でも戯曲の演出には異なるルールと倫理観と自由があるのだろうか? 業界が違い、素人なのでそこがわからない。わからないのだが、説明し難い形の動揺と悲しい気持ちがある。In conversation from mstdn.jp permalink -
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Thursday, 19-Jan-2023 00:02:07 JST 桜庭一樹
帰り道、(いや、待てよ…)と首を捻り始めた。
問題のシーンの台詞だけなら、確かに多様な解釈ができるかもしれない。でも前後のさまざまなシーンとの整合性も取れているか?
それならなぜブランチはその後に破滅した?
そもそもスタンリーとブランチの力の均衡は全く対等じゃない。スタンリーは家長で労働者で家主の男性。ブランチは家を手放し失業もした居候の女性。もしブランチがスタンリーに対して感じた欲望があったとしたら、それは家父長制などを内面化し、自分の身を守るためのパフォーマンスというか、欲望と誤認する不安のようなものではないかと。もしそうなら、問題のシーンの後の破滅が理解できるし、〝欲望という名の電車に乗って…〟というタイトルの奥の怖さもよりわかるように感じた。
単に、立場の弱い側の女性も関係を望んでいた、だから性暴力じゃなかった、搾取もしていない、とすると、こぼれ落ちるものがあまりに重大すぎるのではないか。それに演劇は、そうやってまたもやなかったことにされてしまうもののほう、小さな声のほうを可視化させるべきでは。権力のある側に都合の良い言い分ではなくて。
と考え、悩みながら帰ってきた。In conversation from mstdn.jp permalink -
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桜庭一樹 (sakurabakazuki@mstdn.jp)'s status on Monday, 16-Jan-2023 10:16:56 JST 桜庭一樹
その昔、新古書店ブームがめちゃくちゃ吹き荒れたころ、
「本は新刊で買うべきだ。古本では著者にも出版社にも一円も入らないから、出版界が衰退する」
という説が主流だった。自分もそう思っていた。
シリーズ物などは、売れ始めると新古書店で多く回るようになり、重版のスピードが鈍ってしまう。編集さんから「新古書店がなければもう何巻か続けられたシリーズも多い」と聞いて、困ったことだと思っていた。
さいきん、業界外の若い方々とお話しすると、通販で古書で本を買って、読んだら売る、という方がやはり多い気がする。丁寧に読んで、次の読者に回す。お金の問題ももちろんあるけれど、環境問題が関係しているように感じる。自分一人が新品を買って、読んで、終わり、とするのは、資源を大事にしていない、大事に扱って次へと回せば環境にもよい、という問題意識が根底にあるように思う。
それも正しく感じ、自分もさいきん、行動をそう合わせるようにもなってきた。とはいえ、自分は本を作っては売る側でもあり、資本主義…環境問題…うーん…考える…
また答えがない。
ただただ、日々、難しい。In conversation from mstdn.jp permalink