ユニクロはサプライチェーンからウイグル強制労働に由来する製品の排除するよう求められた。ジャニーズ問題は、ジャニーズタレントをCMに起用するスポンサー企業のコンプライアンスに抵触することが、問題解決に向けて動いた大きな要因だ。企業におけるパワハラ、セクハラが問題視されるのも、「大きな人権問題を抱えた会社は、コンプライアンスに抵触するため他の企業から取引を切られる可能性がある」という側面が大きい。
日本はいま変な国になっている。前述したように政府の動きでは人権バックラッシュ(逆行)が激しい一方で、国際基準で動くビジネスの現場ではますます人権に配慮した経営が求められている。
日本の人権状況改善という課題の中で見れば、下手をすると司法や行政よりも、企業(残念ながら主に大企業に限られるが)の方が先進的、という構図が定着する可能性すらある。
(以上の投稿は、下記のBlueskyへの投稿を一部手直ししたものです)
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