個人的に衝撃だったのは、9日に神戸に用があったので、それにかこつけて8日に神戸電鉄を全線乗ってきたばかりだったということもあります。写真は三木駅で撮った粟生行。粟生行は日中1時間に一本しかなく、経営は大変そうです。
Notices by 嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp), page 6
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Wednesday, 13-Mar-2024 17:03:44 JST 嶋理人 -
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Wednesday, 13-Mar-2024 16:15:36 JST 嶋理人 工事中に土砂崩れ 2人生き埋め、1人死亡 小野の神鉄粟生線沿い、運転再開見通し立たず
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202403/0017422823.shtml
心配なニュースが入ってきました。死者が出たそうで残念なことです。神戸電鉄粟生線も存続が危ぶまれている路線だけに、整備が行き届いていないのでしょうか。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Monday, 04-Mar-2024 19:21:10 JST 嶋理人 甘い醤油が高級という通念のあった北部九州では、大正時代から甘味料を添加した醤油があり、アミノ酸醤油は甘味に加えてうま味も増えるので、甘露醤油の代用品として人気が出たのだそうです。そのような背景のなかった関東では、アミノ酸醤油は粗悪な代用品として嫌われ、戦後消滅します。
アミノ酸醤油が東西で命運を分けたのは、戦時中の統制も影響しました。太平洋戦争下は醤油も統制されますが、添加するアミノ酸液はまた別に統制されたので(縦割り!)、北部九州ではアミノ酸液が不足する一方、関東では粗悪なアミノ酸液の添加が進んで消費者から不評を買ったのだとか。面白いですね。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Monday, 04-Mar-2024 19:21:10 JST 嶋理人 届いたばかりの『社会経済史学』89巻4号に掲載されている田中醇「北部九州における「甘い醤油」定着過程の検討 筑豊地域醤油醸造化の「アミノ酸醤油」製造に着目して」という論文が面白いです。私も九州に来て、醤油の甘さに驚きましたが、その原因に迫った論文です。
そのキーになるのが、アミノ酸液を添加した「アミノ酸醤油」です。私はその名は戦時中の粗悪な代用品として知ってはいましたが、北部九州では1930年代後半から作られており、しかもそれは消費者から「人気があった」のです。その背景には、柳井名産の甘露醤油という、甘い高級醤油の存在がありました。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Monday, 26-Feb-2024 15:53:40 JST 嶋理人 若者の半数が読めない? 「常陸」ブランド化の盲点
https://mainichi.jp/articles/20240225/k00/00m/040/203000c20代の6割が「常陸」読めなくてもそんなもんかと思いますが、むしろ40~50台で3割以上読めない方が衝撃的です。馬齢を重ねるとはこのことか。まあそれだけ、茨城の知名度が日本の中でも低いのは確かでしょうが。
私が東京の予備校で古文を教えていたころ、「土佐日記」やるときに旧国名について生徒たちに聞いてみましたが、知らない人が多かったように思います。私の印象では、まじめに勉強した(主に)女子と、『信長の野望』やってた(主に)男子が、旧国名を覚えていました。あと讃岐うどんの知名度は最強。
私の場合は鉄道マニアなので、鉄道の路線名や駅名、会社名から自然と覚えましたが、そういえば路線名や駅名は近代に決めたのに何で旧国名なんでしょうね。「群馬総社」みたいな例外はありますが(「上野総社」だと上野駅に直通する路線としては都合が悪そうです)。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Sunday, 25-Feb-2024 19:29:01 JST 嶋理人 学歴厨的エピソードの伝えられる宮澤喜一ですが、私が整理していた資料で面白いのがありました。アメリカの大学から名誉学位を贈りたい、というのですが、聞いたことのない大学で、ぐぐったらディプロマ・ミル疑惑が……。当然、秘書名の鄭重なお断りの返信コピーがついておりました。
宮澤喜一関連では、彼のやっていた「平河会」という、派閥とは別の政策集団のポスターなんかがあって、これは何だ?と思って https://twitter.com/MValdegamas
さんにお伺いしたり、自分でも調べた結果を以前ブログにまとめました。興味のある方(いるのか!?)はどうぞ。https://bokukoui.exblog.jp/22790659/
自民党に票を入れたことのない私でも、そういう縁で宮澤には多少の好感を抱いています。同様に、若泉敬の文書をちょっと整理したこともあって、政治的立場は別にして一定の敬意は持っています。でも整理すればみんな情が移るわけじゃない。大内啓伍もやったけど、あいつは…(以下自粛)
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Sunday, 25-Feb-2024 16:39:40 JST 嶋理人 有料記事がプレゼントされました!2月26日 16:13まで全文お読みいただけます
宮沢元首相「日録」、克明40年 計185冊、戦後政治・権力闘争記す
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15871911.html?ptoken=01HQFHRBR6DZQVEAED11P3PF16昔国会図書館で宮澤喜一が残した文書の整理をバイトでやったことがあり、いささかの感慨無きにしも非ずです。
私がバイトで見ていた宮澤喜一の文書は、政界引退時に事務所から引き払ったもので、今は憲政資料室にあるはずです。それを見ていると、何かトラブルがあったときに日誌をもとに説明した、という記述があって、何か日記的なものは残してるんだろうなと思いましたが、実際「日録」があったのですね。
宮澤喜一は、知的ではあっても決断力に欠け……と昔から言われ続けていましたが、記録を残してくれたということは、後世に対する責任感は持っていたということで、やはり今時の連中に比べるとひとかどの人物であったのではないか、と思わざるを得ません。やはり裏口入学・卒業疑惑のある奴はダメだ。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Thursday, 22-Feb-2024 21:34:26 JST 嶋理人 暇アノン事件にしてもそうですが、女を抱いたりはべらせたりするのに大枚をはたく連中が大勢いるのだから、女を殴るために金を投じ騒ぐ連中がいたとしても、残念ながら不思議ではありません。問題はその欲望が制度化されるということ、つまり政策として「弱い者いじめ」をすることです。
ネトウヨとは畢竟、中韓を差別することで何もしない自分が偉いように思い上がる欲求です。この共同親権問題も通底してはいないでしょうか。ただ男というだけで、妻子を無条件で従える権利がある、という。何ら努力しなくてもチヤホヤされたい、そんなあまりに虫のいい妄念が世の原動力となっている。
じゃあどうすればいいかというと、即効薬はなにもありません。ただ、こうした相対的弱者の創出と弱者攻撃に、倦まず弛まず批判し続けるよりほかにありません。とりあえず松沢先生の共著の『分断社会・日本』を積読本から下ろしてきました。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Thursday, 22-Feb-2024 21:27:41 JST 嶋理人 改正法施行前の離婚も共同親権可能に
https://nordot.app/1132983992942887333
何とも無茶苦茶な。DV夫がどこまでも妻子を抑圧下におけるようにするシステムを作りたいとしか思えません。結婚や子作りへのリスクを高め、一層の少子化を進めることになるでしょう。民族が滅んでも女に「分からせ」たい欲望。
私が最近ずっと考えているのは、今の日本は将来への展望が暗い中で、少なからぬ人々がまず社会を分断し、相対的弱者を作り出して、それを制度的に抑圧することで、自分を保とうとしているのではないかということです。端的に言えば社会のネトウヨ化ですかね。差別が心の支えなのです。
通俗道徳のプラスの面、こつこつ努力して成功を目指す自己規律がとうに失われた一方で、「わな」の面、社会的弱者を努力しなかった自己責任と切り捨てるマイナス面ばかりが強化されているように感じます。そして成功できていない人間は、弱者を攻撃することで自分を成功者の側に置こうとしている。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Sunday, 18-Feb-2024 12:21:20 JST 嶋理人 青木先生が『鉄道忌避伝説の謎』を出版されたのは2006年で、もとになった研究は1980年代ぐらいまで遡ると思うのですが、世にはそれほど知られていないようです。今回の特集は私を含め青木先生の影響を受けた人が書いていて、正統的な歴史地理学から伝説を批判します(多分)。
とかいいつつ、歴史地理学の正統的な系譜の議論は、三木理史先生や天野宏司先生がやってくださるだろうと思いましたので、いちおう経済史屋ということになっている私は、経済的なお話を書きました。明治の鉄道の寂しい懐事情から、「鉄道忌避」みたいな路線を取らざるを得ない理由に迫ります。
月刊誌『地理』は、高校の地理の先生を中心に、地理ファン向けの雑誌で、ときどき鉄道特集をやります。私も何冊か鉄道特集号は買って読んでいたので、思いがけず自分が書く側になれたことは、大変うれしく思っています。そういえば昔買った号には、私が高校で習った地理の先生が寄稿していたなあ。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Sunday, 18-Feb-2024 12:21:20 JST 嶋理人 今月25日発売の月刊誌『地理』は、「鉄道忌避『伝説』」を特集していますが、その中の1本を書きました。故青木栄一先生がまとまって議論されて、鉄道史業界では「伝説」とされている鉄道忌避の言い伝えは、まだ一般には根強いようで、こんな特集が組まれたそうです。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Saturday, 10-Feb-2024 22:35:05 JST 嶋理人 https://twitter.com/hhasegawa/status/1756060192217903564
長谷川晴生さんが訳した古代ギリシアのソポクレスの戯曲の一節を、こともあろうに寺のサイトが剽窃するという、ろくでもないことが起こった模様。その訳文は私も参加した鼎談記事に添えられたものなので、私としても心穏やかではありません。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Tuesday, 06-Feb-2024 23:16:47 JST 嶋理人 @adachika192 ありがとうございます! 出典もページまでつけてくださって感謝です。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Friday, 02-Feb-2024 20:42:35 JST 嶋理人 要覧には加茂水力の開業年が「5」としかなかったので昭和5年と思ったら、大正5年だったようです。大正の統計には自前の水力発電所が載っています。その出力10kWというささやかさですが、ちゃんと水力発電してたんですね。
その発電所は西加茂水力発電所といい、まさに都井睦雄が住んでいた西加茂村にありました。で、大正末年の統計を見ると加茂水力は赤字だったようです。地域でささやかな電気事業を起こしたけれど経済的にうまくいかず、大手資本の傘下に入ることで村の電気を維持した、という展開が想像されます。
なぜ、中国合同電気は救済合併しないで形の上では加茂水力を存続させたのかというと、多分料金の問題だと思います。中国合同電気の、岡山市以外の郡部での料金は、20Wで1か月70銭でした。いっぽう加茂水力電気は73銭です。儲からない田舎の電気を割高な水準にしておくために、実質的に中国合同の一部となっても、加茂水力は別会社で残されたと考えられます。
というわけで誰か Wikipedia 直しておいてください。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Friday, 02-Feb-2024 20:39:55 JST 嶋理人 「津山三十人殺し」の Wikipedia を読んでいたら、都井睦雄が犯行前に電線を切って集落を停電させたところに「地域の電力会社は未詳」と注記があるので、そんなもん『電気事業要覧』見たら一発やがなと思って調べたら、加茂水力電気というプチ会社だったことが判明しました。
出典は『電気事業要覧』第30回の624ページです。岡山では中国合同電気とか山陽中央水電とかの勢力が強かったのですが、その間隙に苫田郡加茂町・西加茂村(事件のあった村)・東加茂村の一部だけを供給していたのが、加茂水力電気でした。
https://dl.ndl.go.jp/pid/1073660/1/343
加茂水力電気の概要を要覧から拾ってみると、1938年時点で電灯数2,530で、60kWを受電するささやかな事業でした。水力と称しながら自前の発電所はありません。面白いのは本社の場所が中国合同電気と同じで、傘下にあったと思われます。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Friday, 02-Feb-2024 07:49:51 JST 嶋理人 能登の震災から一月ですが、私は正月は横浜に帰省していて今は熊本なので、震災とは直接関係ありません。ところがうちの3歳児、先月半ば頃からテレビがニュースになると、「みないの!」といって、勝手に消したりチャンネルを変えるようになりました。子供心にも恐ろしいことが起きたと感じたようで。
今までは正直なところ、被災しても幼児は訳が分からないだろうと思っていたのですが、どうもそうではないようです。考えるに、むしろ成長すればするほど、起こった事態を「災害」としてある程度客観的に理解できるのに、幼児の方がひたすら恐ろしさだけが心を支配し、それを理屈で制御できないのでは。
そういうわけなので、テレビで見るだけでこうなんだから、被災地の子供たちの心のケアというのは、今後かなり長期的に問題になるのではないかと思います。第一に対応するはずの親や家族も被災者ですからその余裕は乏しく、さてこそボランティアの必要性はきわめて高い、と思わずにはいられません。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Wednesday, 31-Jan-2024 13:32:40 JST 嶋理人 このオンライン署名に賛同をお願いします!「#STOP共同親権 〜両親のハンコなしでは進学も治療も引越しもできない!実質的な離婚禁止制度〜」 https://chng.it/CSyg6hpC
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Thursday, 25-Jan-2024 16:59:26 JST 嶋理人 https://twitter.com/segawashin/status/1749711320499499227
文系ニセ科学というべき歴史修正主義に捉われている自衛隊が、理系でもニセ科学に引っかかるのは当然だというのは全くその通りで、自衛隊は歴史修正主義に与する人物を教育に招いており、きわめて憂慮に堪えません。そして自衛隊が守る究極的な「国益」は、ネトウヨの本質であると私が考える、「中韓を差別できる権利」でしかないのでは、とすら思いたくもなります。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Thursday, 25-Jan-2024 16:59:25 JST 嶋理人 伊藤隆太氏はいったんは詫びを入れて、事態はうやむやになりましたが、この人物は自衛隊に教育に行っているようで、最近になっても自衛隊の人々と『国際政治と進化政治学』なる共著まで出しています。自衛隊が、差別発言を恣にする徒輩と、事態が明るみに出てもつるんでいるといえるのではないでしょうか。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Thursday, 25-Jan-2024 16:59:25 JST 嶋理人 皆さんは、3年ほど前に炎上した伊藤隆太という広島大の助教を覚えているでしょうか。SNSで「道徳的に劣っている中国人をまともに相手にする必要はない」などと公言し、そういった差別発言を授業でもしていたそうで、抗議の署名活動まで起こりました。
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