あるいはマンガ評論家で東京工芸大学教授の伊藤剛氏も同様です。伊藤剛氏は暇空に好意的なツイートを繰り返した挙句、火のないところに煙を立てた暇空を「異様なまでにフェア」などと信じがたい評価をしています。ヤクザまがいの因縁つけのどこが「フェア」なのでしょう。
伊藤剛氏の不可解な「フェア」の用法には、以下のようなものもあります。呉座勇一氏が女性差別的文化を批判したオープンレターを訴えた裁判で敗北的和解を余儀なくされたことを「フェアで誠実に自らの守るべきところを守った」と理解しがたい解釈をしています。
https://archive.is/8TL3G#selection-459.23-459.44
該和解の文脈と意義、そこから読み取れることについてはかつて一文を物しましたのでご参照いただければ幸いです。「フェア」に「守るべきところを守った」どころか、相手の言い分をほぼ認めるという和解(判決ではないので言い分を認めたと解釈される)です。