ただまあ、私が専心していたのは鉄道だったので、狭義の「オタク」とは微妙にずれるかもしれません。しばしば「オタク」論は、思想的なものであれ経済効果的なものであれ、定性的な話をするときはコンテンツ系=オタクとし、定量的な時は人数を増やすため鉄オタも数に数える、そんな感じですよね。
だから最近は私は、「鉄オタ」という呼称は廃すべきではないかと思うようになりました。ネットで衆を恃んで「表現の自由」と称して女性差別をするような連中は、しばしば兼業で鉄道趣味をしている場合もあるとはいえ、もっぱらコンテンツ系の「オタク」です。一緒にされたかない。
「オタク」という言葉の一般化の問題点は、実にさまざまあった、それこそアニメーションより歴史が古いようなマニア趣味の多くが、コンテンツ系を保守本流とする「オタク」のサブジャンルに「格下げ」されてしまったことではないかと思うのです。ミリオタなんかそれですっかりダメになってませんか。