ちなみに炒め方は、『あたらしい家中華』の、豚肉とピーマンの炒め方を参考にしました。この本はとても役立ち、お勧めです。こんどは塩炒めをやってみよう。
Notices by 嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Sunday, 30-Jun-2024 21:17:43 JST 嶋理人
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Sunday, 30-Jun-2024 21:17:41 JST 嶋理人
スーパーの野菜売場でなぜケーブル売ってるのかと思ったら「水蓮菜」という台湾の野菜で、試しに買ってみました。豚肉と炒めてみましたが、すごくシャキシャキと歯ごたえが良く、味は癖が全然ない食べやすい野菜でした。TSMC進出のせいか、熊本では最近台湾食材が入手できるようになって嬉しいです。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Tuesday, 25-Jun-2024 16:42:29 JST 嶋理人
1924年建築の古い建物で有名な、熊本の創業150年の老舗書店・長崎次郎書店に行って、2階のカフェでお茶してきました。残念ながら書店は今月末で閉店ですが、カフェは営業を続けるそうです。プリンは実にしっかり固くて私好みでした。窓から路面電車が見えるのもいい雰囲気です。
長崎次郎書店の建物はスクラッチタイルづくりで、大正末~昭和初期の風情を今に伝えています。この時期の建物はやたらと頑丈なので、建物自体はまだまだ持つはず、有効活用されればと思います。書店は大きくはないですが選書がよく、ヘイト本などが見当たらない品の良さでしたので、閉店は残念です。
ただし、長崎書店自体は上通りで営業をしています。こちらは結構大きな本屋さんです。というわけで、次郎書店の方では目についたジャック・ロンドン『ザ・ロード アメリカ放浪記』を買ってきました。アメリカの鉄道に無賃乗車するホーボーとなって流浪する話です。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Sunday, 23-Jun-2024 15:41:08 JST 嶋理人
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20240619-OYT1T50194/
「子どもという商品」という、奴隷商人みたいな物言いの教育委員、それを擁護する知事という惨状です。人間に資本主義の労働力としてしか価値を見出せない、その行き着く先はナチのT4作戦であり、やまゆり園の植松聖です。植松はシリアルキラーではなく普通の日本人なのです。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Saturday, 22-Jun-2024 06:43:22 JST 嶋理人
暇空問題は、このような日本の(もしかすると世界でも)の、倫理と知性の頽廃を象徴する事件です。これを徹底的に批判することなくして、まっとうな世の中に立ち返ることはできません。それがもう手遅れでないことを祈るばかりです。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Saturday, 22-Jun-2024 06:43:19 JST 嶋理人
伊藤剛氏の「フェア」の観念には戸惑わざるを得ません。暇空も呉座さんも女叩きしていたのが共通点(前者はそれで儲け、後者は地位と名誉を傷つけましたが)といえます。もしかして、「女のくせに物申すのは思い上がりである。それに身の程を知らせることはフェアである」とでもお思いでしょうか。
私としてはこれは、SNSでの承認欲求にはまってしまった結果、研究者や法曹のような、相当の読解力がなければなれない職の人でも、眼前のテキストよりもネットでまかり通る曲解の方を優先し、それに泥むことでネットの「大衆」の支持を得て、俺は狭い分野の専門家ではないとイキっているのでしょう。
そのような、専門家としての特質とそれを支える専門家集団の倫理よりも、ネットのミソジニーな俗情に泥んでしまう専門家のことを、私はある先生の命名に従って「なろうどニキ」と呼んでいます。ネットが人の知性を如何に劣化させるか、その悲しい実例です。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Saturday, 22-Jun-2024 06:43:09 JST 嶋理人
あるいはマンガ評論家で東京工芸大学教授の伊藤剛氏も同様です。伊藤剛氏は暇空に好意的なツイートを繰り返した挙句、火のないところに煙を立てた暇空を「異様なまでにフェア」などと信じがたい評価をしています。ヤクザまがいの因縁つけのどこが「フェア」なのでしょう。
伊藤剛氏の不可解な「フェア」の用法には、以下のようなものもあります。呉座勇一氏が女性差別的文化を批判したオープンレターを訴えた裁判で敗北的和解を余儀なくされたことを「フェアで誠実に自らの守るべきところを守った」と理解しがたい解釈をしています。
https://archive.is/8TL3G#selection-459.23-459.44
該和解の文脈と意義、そこから読み取れることについてはかつて一文を物しましたのでご参照いただければ幸いです。「フェア」に「守るべきところを守った」どころか、相手の言い分をほぼ認めるという和解(判決ではないので言い分を認めたと解釈される)です。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Friday, 21-Jun-2024 12:13:49 JST 嶋理人
そして私が商売柄憮然たらざるを得ないのは、論拠を集めて論理的に話を組み立てる作業を相当積み重ねないとなれないはずの、法曹や研究者の中にも、「暇アノン」と揶揄されるような暇空支持者が目につくことです。彼らの職業的倫理が破綻しているとしか思えません。
一例を挙げれば、近畿大学教授で小説家の小森健太朗氏です。氏は暇空茜へのカンパを公言していた「暇アノン」でした。さすがに昨年末ごろから、暇空のヤバさに遅まきながら気づいたのか、アカウントを鍵にしていますが、まっとうな反省を望みます。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Friday, 21-Jun-2024 12:13:49 JST 嶋理人
この、立派な行動への逆恨み的攻撃精神は、人類学者のデヴィッド・グレーバーが『ブルシット・ジョブ』の中で「道徳羨望 moral envy」と名付けた心情です。自分の抑鬱を晴らそうとして、社会の抑圧性をよりひどくする、自滅の道なのですが。
このような道徳羨望的精神の瀰漫は、社会のために何かためになる活動を妨害し、社会改良の可能性を潰してしまいます。それは社会の発展を阻害するのみならず、現状のシステム維持(それだって常に批判して改善しないといけません)すら困難にし、社会を崩壊へと導くものです。
暇空が思い上がって出馬までしたのは、暇空を思い上がらせた連中の存在が大きいでしょう。リスクすら負わない彼らもまた同罪というべきです。今でも暇空でツイッターを検索すれば、暇空を礼賛する徒輩はいくらでも目につきます。眼前の事実で説得することができない、どうしようもない連中です。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Friday, 21-Jun-2024 12:13:49 JST 嶋理人
都知事選、N国党のやらかしだけで充分顰蹙なのに、暇空茜まで出馬するという無茶苦茶ぶりで、禁止されなければ何をやってもいいという無責任体質が世を蝕んでいることを痛感させられます。暇空はミソジニーのネット世論に乗っかって嫌がらせをする輩で、公的な場に出してよい人物ではありません。
暇空問題は、ミソジニーの下劣な心情に沿えば、事実無根の嫌がらせでも同調者がそれなりに出てしまい、カンパが集まって儲かってしまう、訴訟されて損害賠償しても儲かる、そんな人道に外れたビジネスモデルを生みました。事実が何であるかより、気に食わないかどうかが最優先なのです。
しかも暇空が攻撃したNPOのColaboは、立派なことをしている「のに」叩かれたのではありません。立派なことをしている「から」叩かれたのです。女の分際で社会に物申し、何か立派そうな活動をしていること、それが下劣な男どもに「偉そうに、上から目線だ」と勝手な逆恨みを抱かせ、攻撃するのです。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Tuesday, 18-Jun-2024 16:33:42 JST 嶋理人
この点についても、過去に長谷川さんが鋭い指摘をされているので、引用紹介しておきます。「ポリコレのない日本」を讃える欧米の連中は、同時に「ポリコレもできない日本」を遅れた野蛮人と差別しているのです。差別主義者に褒められても碌なことはありません。
https://x.com/hhasegawa/status/1280970209944236034
今回、研究者のような人々の中にさえ、「ポリコレのドイツはダメ、日本はいい」「ポリコレ打倒こそこれからの未来」みたいなことを言う人がいて、憂慮に堪えません。ポリコレに対抗したところで知的成果が増えるのでしょうか。他の研究者を「うんこ学者」と罵倒して訴えられるのが関の山では。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Tuesday, 18-Jun-2024 16:32:20 JST 嶋理人
それは「ナチ/ナチ以外のドイツ右翼(保守革命)/その他」という枠組で、こう考えるとハイデガーがナチと喧嘩したからといって、反ユダヤ主義的な右翼でいつづけることはあり得たことになります。やや轟さんがハイデガーを贔屓しすぎているところがあるのではないか、とのご意見でした。
このようなドイツのナチでない右翼の伝統、「保守革命」については、まさに長谷川さんが翻訳されたヴァイス『ドイツの新右翼』という本があります。私も読んだことがありますが、今日の世界情勢を見る上で大変参考になる本だと思います。
ついでにご紹介すると、前出2021年のハイデガーの伝記は未邦訳ですが、著者ローレンツ・イェーガーの別の著書『ハーケンクロイツの文化史 シュリーマンの「再発見」からナチ、そして現在まで』はやはり長谷川さんたちが訳されています。過剰な意味を読み込まれた紋章の歴史。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Tuesday, 18-Jun-2024 16:32:20 JST 嶋理人
https://gendai.media/articles/-/131410
一昨日あたりからツイッターのトレンドに「ハイデガー」という随分渋いワードが出ていたのですが、この記事が震源のようです。「ポリコレ」のせいでドイツでハイデガーが読まれなくなっているという、日本では受けそうな内容でしたが、どんなものなんでしょうか。
ちょっと疑問を抱いたので、近代ドイツ思想の専門家でドイツ留学経験もある長谷川晴生さんに伺ってみたところ、そんな話は聞いたことがないし、話を盛っているのではないか、とのご意見でした。ドイツで2021年にハイデガーの伝記が出ているそうで、その書評が以下にあります。
https://heidegger2017.wixsite.com/mysite
この長谷川さんの書評の注20に、今回の震源の轟さんの著作についての評価があるのですが、私が読んだ限りでは、轟さんは「ナチ/非ナチ」の枠組で見ているので、ナチと意見を異にすれば反ユダヤ主義でないと短絡してしまっているところがあるようなのです。しかし実は枠組はもっと複雑なのでした。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Tuesday, 18-Jun-2024 16:32:19 JST 嶋理人
で、私が思うに、トレンドの「ハイデガー」で検索してみると、「ポリコレに縛られたドイツや欧米諸国はダメだ、ポリコレ潰せ」的なことを書いている人が多いのが、問題のように思います。そもそも日本では、潰されるほどもポリコレが浸透していない方が問題で、それ以前の状況じゃないでしょうか。
「ポリコレに縛られない日本素晴らしい」というのは、「表現の自由戦士」と揶揄されるような徒輩もしばしば口にすることです。ですが実際のところ、そのポリコレに縛られないとされる日本のコンテンツが、欧米のそれよりも広い支持を受けている、というわけでもありません。
確かに日本のそのような状況を美点とするような海外の連中もいるようです。しかしそれは、極右が日本の入管を褒め称えるようなもので、日本の問題を自分の反動的願望に沿わせているだけです。ポリコレが未発達で、反動だけは一人前の日本へ憧れる連中は、歓迎すべき味方とは思われません。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Monday, 17-Jun-2024 00:54:28 JST 嶋理人
しかし、私が本書を読んでいちばん驚愕したのは、もう一方の、サディズムと戦後民主主義の両立を説いた『奇譚クラブ』常連寄稿者の吾妻新という人物が、女性史や服装史の分野で大きな業績を残した在野の著述家・村上信彦の別ペンネームだということでした。
私自身、村上信彦の服装史や女性史の本は何冊か読んでおり、「作家の村上」といえば龍よりも春樹よりも信彦が先に来るくらいでしたので、これには驚きました。そんな趣味があったとは。村上の業績は日本のフェミニズムの学問研究に先行し、今日でも高く評価されています。
そのような戦後民主主義者でフェミニズムの先駆けでもあった村上がサディズムを論じるのですから、相手に対する配慮が重要視され、これは近年話題となっている「性的合意」をめぐる論点の先駆者といえます。自分の性的嗜好を、今風に言えばサステナブルとするために、村上は理論を構築したのです。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Monday, 17-Jun-2024 00:54:28 JST 嶋理人
ある者は戦後民主主義を愚直に生きようとし、それとサディズムの折り合いをどうつけるか、理論的考察を重ねます、。それは、「SM好きは精神病ではない」という脱病理化を欧米よりいち早く打ち出したものでした。一方でそれに馴染めず、戦前の夢をマゾヒズム的に昇華させた小説を書く者もいます。
で、この後者が『家畜人ヤプー』を書いた沼正三なんですね。今では「日本帝国主義への諷刺」と解釈されることもある『ヤプー』ですが、初出の雑誌に当たった著者は、「(その)世界にマゾヒストはおらず、マゾヒズムも存在しない」と論じます。伝説ばかりが先行する言説に一石を投じたのです。
むしろ『家畜人ヤプー』は、戦前のエリート男性が敗戦経験を経て、もはやどこにもない神国日本を再見するためにマゾヒズムを利用したものであると著者は論じます。私は『ヤプー』読んだことないのですが、抱いていたイメージを一転させられ、原典に当たる重要さを痛感させられました。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Monday, 17-Jun-2024 00:54:18 JST 嶋理人
先日ある研究会にお誘いいただき、そこで報告されるという方の著書を事前に入手して読んだところ、大変面白かったのでご紹介します。河原梓水『SMの思想史 戦後日本における支配と暴力をめぐる夢と欲望』という本です。雑誌『奇譚クラブ』を史料に、戦後の一面を描きます。
SMのような一般的でない性的嗜好を追った研究というと、「こんな人たちがいました」で終わってしまいがちですが(それだけでも十分意義もあれば面白いと思いますが)、本書はそこからさらに戦後の思想状況を描き出し、現在の私たちにとっての課題にも新たな視角を示すのです。他人事ではないのです。
サディズムやマゾヒズムに惹かれた戦後の人びとは、自分の感性と社会の折り合いをどうつけるのかに悩み、雑誌を通じて交流し、自らも筆を執って「告白」形式の作品(それはポルノとして消費されたけれど、内面の吐露でもある)を載せ、自己を模索しました。その真摯さには頭が下がる思いです。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Wednesday, 12-Jun-2024 16:25:13 JST 嶋理人
都知事選に大量の候補擁立、ポスター掲示板を「販売」…禁止規定ないが専門家「民主主義への挑戦」 https://yomiuri.co.jp/national/20240611-OYT1T50179/
前からN国党が碌でもない団体なのは明らかでしたが、いよいよ碌でもなさが全開に。もっとも金目当てで選挙にやたら候補を出すのは、かつての肥後亨などの先例があります。
肥後亨については、宮澤暁『ヤバい選挙』という面白い本が紹介していますので、ご興味のある方はどうぞ。こういう輩がいたので、選挙の供託金が上がったのでした。国民の参政権の制約という点で供託金は好ましくないですが、こういう酷い奴らがいるのでなくすのも難しく…
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Tuesday, 11-Jun-2024 11:32:39 JST 嶋理人
記者会見ではしどろもどろに…関東大震災「朝鮮人虐殺」をめぐる、小池都政の“負の遺産” https://bunshun.jp/articles/-/71315
小池百合子が関東大震災における朝鮮人虐殺追悼式典に追悼文を送らない件、古賀俊昭が震源だったのか。七生養護学校事件で性教育を妨害した人間は、歴史修正主義者でもありました。
歴史修正主義は陰謀論の入口みたいなところがあって、これにはまっている人間は、例えば性教育のような人権の擁護に対して敵意を向けがちです。歴史修正主義は近づくべきでない人間を判断する基準として有効で、そういう意味で歴史学は「役に立つ」のですが、そんなので役立っても嬉しくありません。
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嶋理人 (bokukoui@mstdn.jp)'s status on Tuesday, 11-Jun-2024 11:30:59 JST 嶋理人
「転生内政モノや転生経済モノ」だったら、ラノベなんかよりお雇い外国人とか工部省とかの研究書でも読めばいいのに。19世紀の西洋人が「異世界」同様の東洋の国にやってきて、自分の専門知識を植え付けようと奮闘するわけです。何よりそれは、今の私たちの基礎になっている。
明治日本史が「転生内政モノや転生経済モノ」より面白いのは、それを受容するご先祖の苦闘があるからです(実はそれがラノベより受けない理由だったりして)。これについては中岡哲郎『日本近代技術の形成』がお勧めです。私が今まで読んだ日本史の本でいちばん面白い。
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