鉄分不足気味だったので、思い立って、とさでん交通を乗りに行って、朝倉や伊野のあたりをうろうろしていました。狭い道の併用軌道は魅力的で、いにしえのアメリカのルーラルトロリー(ニューイングランドのインターアーバン)もこんな感じだったんだろうなあと思わされました。動く鉄道記念物。
インターアーバンのもともとの定義は、路面電車が市外に出ていって隣町まで走ったものなので、とさでんは由緒正しいインターアーバンと呼ぶべきです。インターアーバンは都市外では道路沿いを走っていた場合が多く、その点も、とさでんはばっちりです。
伊野線の末端区間はやや閑散としていて、運転間隔は40分くらい空いてしまいます。しかしアメリカのインターアーバンは1時間1本が通例だったことを思えば、これでも結構頻繁運転? まあ人口密度を考えれば、アメリカの農村よりは伊野の方が明治でも人は多かったでしょうが。