Notices by まくねがお (makunegao@mstdn.jp)

おはどんくもりだどん。

昨日は日曜だったのですが、なんだかんだ、午前授業準備、午後は学生さんのご家族対応のことをやってしまいました…。社会悪～…。休日に仕事をする極悪人、ワーカホリックのまくねがお…。

…もとい、やってもやらなくてもよい、みたいな気持ちでやる仕事と、やらなきゃやばい！みたいに思いながらやる仕事だと、負担感・疲労感は違うな、とも思い。昨日も、今日も、気持ちとしてはそんなにしんどくないです。

昨日の午後は、某学生さんのご家族対応をして、連絡したら、その後のお返事で、まあ、良い感じになりそうだな、と思え、ほっとした。大事なところでしたからね…。そういうところで、疲労感が減る、ということもある。

…んー、でも、やっぱ、四月五月のハードワーク感引きずっちゃって、で、やり過ぎちゃってる感じもあるな～。八月の夏休み、反動が来て、どーんと落ちちゃうのが怖いなあ…。

昨日は早く寝て、ノンストップで朝の六時半までぐっすり。で、通勤中に去年の授業動画を聞いて、研究室についたらすぐ、今日のふたつの授業準備を仕上げ、さっき印刷を終えたところ。あと30分後に、教室に向かう。→

→ぼくは今年度から無期雇用になったわけで、やっと、長期雇用の安定感をベースに、ゆったり考えながら仕事する環境を手に入れた、と。これまでは、環境によって、ミスが許されない、とか、慣れない環境で緊張せざるを得ない、とか、来年度の雇用もどうなるかわからないから、だからこそ次の未知の仕事のためにも、緊張して、いま、全力で学んで…みたいな。そんな心性になっちゃったような気もする。

強いADHDの自認も、怪しんでもいるんだよね…。これまでの相談支援とか、いまも様々な学生さんたちと接しているけど、一次特性として、ぼくなんかよりはるかにかたよりのあるケースなんかと出会ってて。だから、ぼくの場合、一次特性的には、まあ、ちょっと傾向がある、程度なのだけど、ロスジェネの転職繰り返し環境で、それが強く出ちゃってるんかなあ、みたいなことも思う。

…まあ、ホントよくわかんない。とにかく、うまくやれたらな、と。辛い思いはしたくないし、せっかくなら、仕事で周囲の人が良くなってくれたら良いな、と思うしね。ほどほどに。いい感じのやり方を模索したいところです。→

→最近思うのは、仕事中の緊張がちがちな感じが、ぼくってずっとあるよな、と。

だったら気を少し抜いたらわ？と自分で自分にも思うのだけど。ダメなんだよなあ。強迫神経症的にもなってるとも思う。気、抜いたらミスる、と。

ただ、実際問題、ぼくはかなり強いADHDだ、と自認してて。ホント、ぎゅっと集中してないと、ダメなんだよね～。気ぃ抜きながら色々することが難しい。やるなら、しっかり集中してやらないと、ホント、ぽろぽろぽろぽろミスる。

逆に、がっと集中してやると、パフォーマンスは高い方だと思う。トレードオフ、と言いますか。集中すればできる分、手を抜こうとすると、いくらでも手を抜いてしまう、と。

そのへんが、仕事のやり過ぎ、だとか、疲労だとかにつながっている気もして。

まあ、でも、このへん、今年来年あたり、もう少し、うまくやる学習をしたいなあ。これまで、ぼくは三年以上同じところで働いたことがなくて。長く同じところで働くことで、ここは気を抜こう、みたいなツボを学べる気がするんだよね。他の働いている人たちなんかを見ていると、自然にそういう学習をしたのかな…なんて。→

→ある程度サクサクやろうとすれば、改善されそう。で、死んだらおしまい、また明日、と。

まさにシレンのように、初めてのシレンのプレイに関しても、試行錯誤を繰り広げていくのだよ…。風来のねがおの旅は、まだまだ続く…。80Fて…。初心者だから、31Fを攻略できるだけで大満足って気持ちだな～。

さ、ということで、お仕事をしていきましょう。

昨日の寝不足のせいなのか、そもそも昨日はまあまあ早めに起きて最後は会議と打ち合わせ四連荘、夜八時ぐらいに仕事を終えているので疲れてるのか、いつにもましてぼーっとする感じ。朝の準備が辛かった…

朝なのに珍しく気分がネガティブ。さすがに研究とかしなさすぎじゃ…？みたいに不安に思ったり。家事で溜まってることが目について、くらーい気持ちになったり。その気持ちに耐えて朝のゴミ出しなり洗濯を回すなり朝ご飯用意して食べるなりした。

で、デスクに座り、もう、メールチェックは終了。昨日のリストを、以下で貼り、今日は何をどこまでするか考えよう。

春休み、無理はしないがコンセプト。心よ休め、君は大切。

…ということで、無理はしないでいきましょう…。→

→で、20Fを過ぎたあたりで道具が尽きて来て。死が見えてきたので、適度に逃げて体力を回復しながら打撃で倒そうとしたり、モンスターを倒すことを諦めて上の階に行こう（…でもそうすると、レベルが上がらないから、益々死ぬ可能性が上がるんだろうな…と思いつつ。背に腹は変えられぬ、まずは上がれるとこまで…みたいな気持ちで）としたり、と。ひりひりした気持ちをプレイで味合わせてもらいました。

今から考えると、15階を過ぎたあたりで道具を使い過ぎたよなあ、と。ただ、これがシレンなんだろう、と。初見の敵は何をして良いか、どんな攻撃や動きが来るかわからないので、まず見る、と。で、何度か挑戦し、慣れて来て、攻略の仕方が分かったら、先のことも考えて、闘い方を変えていく、と。

なるほどなあ。シレン面白いわ。

区切り付けて止められるのがメリット、と先日トゥートしたけど、ちょっと気をつけないと。ついついやっちゃって、しかも慎重にプレイとかし始めるとワンプレイで大分時間がかかってしまう。昨日はやり過ぎちゃったな～。

ま、このへんは、ぼくが気をつけて、「まー死んでも良いや。まだまだ観察だ観察」みたいな気持ちで→

おはどん今日はさらにぼーっとするんだどん…。

昨日はお家に帰った後で、パートナーと一緒にアマプラでドラマ『フリーバック』二周目シーズン２の中盤を見る。すんげーおもろい。どっかで語りたいわ～。

で、寝る前に、「よーし、パパ今日こそ4Fを突破するぞ～」という気分で開始。やっぱり何度か死に笑、しかしちょっとはコツをつかんだか、その後14Fぐらいまで。剣を倉庫に送れたからもう一回…と思ったら、次は24Fまで行けました。

で、ゲームが終わったのが午前2時で、寝たのは3時頃。学生か！笑　久々にこういうのしたな～。

先ほどケープラぱいせんのトゥートを憧れの眼差しキラキラで読んだのですが。やっと合成の壺なるものが登場し、なるほどなるほどこんな感じで聞いてくるんか、と思いながらケープラさんのトゥートを読みました。

ぼくはホントにまだまだ初心者。初心者プレーの感じもこれはこれで一回きりだと思うので、それを楽しもうと思っている。

昨日は24Fまで行けたのだけど、未知の15Fを過ぎたころから、初見のおっきい強そうなモンスターには、矢を投げまくったり杖を使いまくったりして攻略。→

→はじめていかないとなあ。そうそう、

・新年度のスケジュール入れ　←昨日、会議中に半分ぐらい終わったんだよな。その続きをやっちゃいましょう。4/10から授業開始。その前の週は新入生オリエンテーション。新入生オリエンテーションはK先生が基本色々セッティングする（K先生の過重労働が心配…。大丈夫か…）ので、身体を運ぶだけで良い。4/10以降の、一回目の授業に向け、新年度前期の授業計画、つまり、何日に何をするか、みたいなのをざっくり作る必要があるわな。ま、これも、ギリギリにやったら良いかな、と思う（…ぼくはギリギリにやるのが最も効率的にやれるから…）けども。ある程度のめどはつけとかないと、ギリギリにし過ぎてヤバい事態になり、手痛い事態になっちゃうので…。

…と言う感じか。

今日の固定の用事は…。14時半に巡回に行くだけ。パートナーの職場の近く、というか近くはないけど同じエリアのところで、去年も行ったんだよな。車で一時間は見とけばよいかな…？

なので、13時半ぐらいに家を出ることにしよう。

本日は、上記に挙げた小項目（１）～（４）までをざーっとやっていって。それで終わろうかな。→

→…ふーむ、昨日作ったやることリスト。明日、を、今日、に修正。

・今日の朝にデータWeb入稿。
・今日の日中にNkjさんへライン。
・実習巡回の書類を作る。

…なるほど。それに加えて、もう少し大項目のやることリストとしては、確か…。

１　ゼミ誌完成　←もうちょっと！

２　教科書執筆　←どうしよう…。GW〆切。怖いけど、四月にやるかなあ…。この三月にやると、〆切もまだ先だから、ダラダラやっちゃって、時間をかけちゃいそう。しかし、四月にやるとなると、四月は心身に無理がかかるだろうなあ…。

３　研究　←うー、やばいなあ…。どんどんやらないで予定がずれ込んでるぞう…。

４　社会的養護１の授業準備　←これは後期の授業で、使うかも知れない映画を見たり、教科書を引き続き読んだり、と言う感じ。これは平日の午後に適宜入れれば良い。そんなに追い詰められてない。

５　保育所見学の調整　←K先生に連絡しないとな～。

…あー、そうだ。

６　新年度の最初の授業について、確認しつつ準備。　←一二年生の保育所見学は五月下旬にやるんだよなあ。そういう諸々の準備をして、初回の授業のセッティングを→

おはドンがばちょ。

なんと偉いことに、昨日やり残した仕事は、早朝10分でもう終えることができたのです！　ひゃっほー！　早い！　まくねがお有能！　最高！

…しかし40分後にはオリエンテーションの会場セッティングで教室に向かわねばなりません。朝の通勤中に、来週第一回の保育者論の、去年の授業動画を聞きながら車に乗っていたのですが、改善したい点が山ほど…。しかしそうすると研究ができぬ…。三年生、四年生のゼミでやりたいこと・やった方が良いことももたくさん頭に思い浮かび、ぐぬぬ…。こうして研究ができなくなるんや…。まくねがお無能、最低…。

と、少しでも研究をいたしましょう。これから、一週間で五時間はやりたいな、と思っております。いや、30分×4日間で、二時間でも良い。とにかく、切らないことが大事。メンタル管理的にも。「ああ、やれてない…。またエンジンを再始動するのがしんどい…。鬱…。無能…」ってなるのが苦しいので。

ということで、10時前まで、A4さんのストーリー文書を作り始めるよ！がんばろう～。→

→…さ、お昼ご飯を食べよう。で、ちょっと息抜きしよう。

次は13時10分から、か～。

セッティングはさっきほど時間要らないと思うので、12時50分出発で良いかな。

…うん、ちょうど休憩一時間って感じだ。ゆっくり休もう…。→

→一年生のオリエンテーション終了～。研究室に帰ってきたなう。

二か月ぶりに学生さんたちのお顔を拝見、学生生活支援委員として説明する部分でお話しし、テンションが上がったのだけども…。

後半は、自分の中ではテンションが下がってしまった。けども外見は変化なしを装った。

自分の感じが、演技がかっていて、どうしても肩に力が入っており（気安く明るい演技をしている、という感じ）、それが見抜かれているような感じもして…。

また、色々と、学生さんにした方が良いことを思い、でも、それをあんまり言い過ぎると、本来担当の教員がますます対応しなくなりそう…みたいにも思って、我慢したりもして。

うーん、なんか、うまくないな～。こんなものなのかな、とも思いつつ。なんか、どこか無理して隠していて、自分の中で抑圧していて、それでメンタルに来ている感じがする。

とは言えすぐには、根本的な状況は変えようがないな、とも思っているので、もう少し自分を客観視して、振舞っていこうと思う。いっぱいいっぱいなんだよな、必要ないところでも。もう少し、本心から、冷静でいたいものだ。演技で冷静を装うんじゃなくて。→

→…んんん、もう行くか。文字起こし文書全36ページ中、2ページの途中までストーリーにした。先は長いが焦らない。始めたことが偉い！

では、オリエンテーション行ってきます…。→

→そうそう、今日の予定。10時からセッティングして、10時半から12時まで二年生の後期オリエンテーション。お昼休みアリ、13時から14時半まで一年生後期オリエンテーション。終了後、後期の保育実習指導等の打ち合わせを、三人の先生と。それが終わったら、三、四年生へ、後期オリエンテーションのための情報をグループラインに流す。

…ということで、いまだけ研究します。帰ったら火ノ丸相撲かおとよわを読むんや！→

→ひとりの同僚は、50代だけど大学での仕事の経験が浅く、でも、ホントに悪い人ではなくて、一生懸命やろうとがんばっている。

もうひとりの同僚は、ぼくよりも年上なのだけど、博士論文執筆に挑戦している。前期はメチャクチャ大変そうで（授業を13コマ持ってるのだ…。ありえない…）。本人も漏らしていたけど、なんか調子が悪そう。元々、スゴイ体育会系で、元気いっぱい、勢いのある明るい人なのだけど、何となく、元気がない。

以上のふたりは、男性。50代と、40代後半。

もうひとり、ぼくの上司に当たる、50代後半の女性の同僚がおり。彼女は保育への熱意が物凄く、だから、一方で保育学校の養成の仕事には悩んでいるようでもあり。ぼくが、その保育への熱意を凄く尊敬していて、それを保育学校の教学に生かすのがスジだ、と強く思っているので、とても話がある。

上司の女性と、先に挙げた二人の同僚の男性たちには、ちょっと距離がある感じ。だから、ぼくが間に入っているような、ぼくはそんなポジションでもある。

もうひとり同僚がいるんだけど、どんどんトゥートが長くなるので、今回は省略。→

→三人の複数担当、みたいな授業もあって、その場合は負担を三分割する、みたいになってるし。二人の場合も、別に呼吸はあってる感じで、うまく分担はできてるんだよな。

まあね。ただね。多分、ぼくが結構、質の高い授業を求めちゃってて、他の先生の負担まで上げてる気はする。教学のやる気を、もう少し下げても良いんだろうけども、なあ…。

ここでトゥートすると、メタ認知して、次から若干行動が変わる（…ことがなくても、少なくとも意識が変わる）ので、色々トゥートしておくけども…。

同僚で、複数担当をペアやトリオでやっている先生は、ぼくのことを、ありがたいことで、とても尊敬してくれているんだよな。まく先生は凄い、と。学生さんのことをホントに考えている、と。入学前や、卒業後の、前後のことも考えていて。そして、社会の状況のことも考えていて。学生対応の手間も惜しまない。尊敬している、と、この前の懇親会のときとか、後期の授業が始まる前の最近の打ち合わせで、言っていただけたりして。

ぼくが提案したり、改善案を述べたりしたら、スゴク快く応じてくれる同僚ばかりで。→

→…疲れた。5時20分か～。

午後のオリエンテーションの方が、メンタル安定していた。ここでトゥートしたのが良かったような気もする。メタ認知できた、というか。

その後打ち合わせ。打ち合わせ前にやっとけば良かったこと、忘れてたことがあり、ちょっとシュンとした。ま、仕方ないんだけども。去年や今年の前期は完璧主義で、それで研究できなくてストレスが溜まっていたので。いいんだ、研究をちょっとやったから。別に大きな間違いなり、失敗なり、誰かが傷ついた、みたいなことではないのだから、いいんだ。

で、四時頃に研究室に戻ってきて、オリエンテーションの連絡やら、学生対応やら電話対応やら、なんやらかんやら。

とりあえず、今日やるはずだったことは終わった。今日の打ち合わせで、やることリストが超増えたんだけども。そのリストをまとめる気持ちも、疲れてなくなっちゃった。

ま、いいでしょう。明日が、固定の用事がないんだな。明日の朝イチに、やることリストを書き出して。で、優先順位つけてやっていこう。ムチャクチャ急ぎの件はない…はず…。

…んー、複数担当の授業で、色々やることがあるなあ、やっぱり。→

おはドン～。

昨日は楽しく読書会。色んな気づきがあったなあ。授業『社会的養護』に、成果を生かしたいな、という気持ちもあるのだけども。ゆっくり整理し消化しないと、そのまま授業で何かやる形にはできなさそう。性暴力と、そして、虐待と。もちろん両者が重なる領域もあるわけだけども。それぞれで、考えなきゃなあ、と思うことが色々あった。

今年の社会的養護２の授業、従来のように、虐待の被害を受けた子どもや、そして、DV被害を受け、子ども虐待においては加害側に回ってしまう母親のことを、深く共感的に理解するような内容を行いつつも。今年は少し、DV加害側の心境にも、共感的に迫るような内容に挑戦したんだよな。ただ、やっぱりぼくの中でも未整理な部分があり、来年はどうしようかな…と。

昨日の読書会の最後は、やはり、被害当事者側の主体性、エンパワーメントが起点になって、反暴力・非暴力の運動が駆動する、ということなのかもしらんな、と思った。それまでは、加害当事者はどんな位置づけになるのか、小松原さんの議論は、被害・加害の線引きが前提の上で、加害当事者はブラインド・シャドーになっている、それってどうか、みたい→

→教育原理の授業担当者として、教育とは何かについて、もう少し真剣に取り組まないといけない気がしていて。がっちり論文を書いたのは2015年。『自由が上演される』で大きな刺激をもらったけど、教育原理的に考察を深めるに至っていない気がしている。ちょっと前から読み始めたのが苫野さんの教育原理の本で、これも基本的には批判的に読み進めている。真理としての哲学。現象学を用いていても、その観念的な部分は変わっていない、と感ずる。大切なのは他者であり、苫野さんの議論にも、根本的な他者不在が臭う。

最後にはフックスにも戻りたいし、『フリーターにとって自由とは何か』へも迂回したい。教育とは何かを考えると、自由の問題にぶつかる。他者と、そして、学びへの関与と。これらの問題に、自分なりに納得いくまで思考を深め、そして学生さんたちの前に出たとたんにゼロになって、教育実践を行いたいと思う。→

→若いというだけでマイノリティでもある。しかし、自らのメジャー性（マジョリティである性質）も帯びている。交差している。そんな若者たちに、踏み込んだ学びへと関与することは、本当に危ない。そんなふうに感じる。

梶谷さんの哲学対話実践、ほぼ全面的に依拠しているのだけど、「何を言ってもよい」というルールは採用しないでいる。ぼくもオンラインの哲学対話に関わっていた時期があり、このルールが危うい、と感じる瞬間があったから。

ここで言う危うさは、まず、マイノリティに対する危うさ。と同時に、最近思うのは、傷つくマイノリティだけでなく、傷つけるマジョリティの危うさも感じる。加害性を生じさせることのリスク。

梶谷さんの掲げる自由は、まだ、抽象的な気がしている。切れば血が出るような、人を相手にした自由になりきっていないのではないか。確かに他者は必要だが、抽象化し観念化した人間観による他者ではなく、切れば血が出るような他者として、自由を構想すべきではないか。→

→ベル・フックスの言葉を、たびたび思い出す。フェミニズムや人種、階級に関わる学びを学生さんに提供すると、学生さんたちが、辛そうになっていく、と。それまで見えてきたものが変わって見えてくる。

また、『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』でも、似た構図の場面があった（夜話参照）。ぬいぐるみにしゃべる。世の中の理不尽さを言語化する。すると、辛くなっていく。

フックスが言うように、それでも、こうした出会いは必要なのだ、とも思う。それは見ないようにしていただけで、ずっとマイノリティはあった現実である。それを見ないように隠すことは、単に、マジョリティが目を背けていることの追認でしかない。マジョリティには安全に感じても、マイノリティには危険でいっぱいの日常なのだ。だから、暴く。暴くことこそ、公正である、と。

ぼくが学生さんたちの学びに関与しようとするなら、このフックスに依拠した発想になる。

だから、危険がいっぱい。『ぬいしゃべ』でも、繊細な若者たちが、想像力を拡張させ、ケアが過剰化して、受傷性を高めてしまい、生きるか死ぬかの状況に置かれていた。→