やっぱり翻訳者の端くれとしては、「購読」という言葉が気になってしまうのです。
手元にある辞書で引いてみると?
●大辞林
買って読むこと
●現代国語例解辞典
買って読むこと
● 明鏡国語辞典
「購」は、買うの意。本来は代金の発生しないものには言わないが、近年「メールマガジンを購読する」など単に<定期的に読む>の意でもいう。
ユーザーの皆さんは「無料の機能」であることはご存知でしょうから、なんの問題もないわけですが。
やっぱり翻訳者の端くれとしては、「購読」という言葉が気になってしまうのです。
手元にある辞書で引いてみると?
●大辞林
買って読むこと
●現代国語例解辞典
買って読むこと
● 明鏡国語辞典
「購」は、買うの意。本来は代金の発生しないものには言わないが、近年「メールマガジンを購読する」など単に<定期的に読む>の意でもいう。
ユーザーの皆さんは「無料の機能」であることはご存知でしょうから、なんの問題もないわけですが。
@KatsumiWFerguson これ、リストとはまた違うんですもんね。まさに用途としてはBookmark。アカウントをブクマ、キーワードをブクマ...カタカナが続いてわかりづらいかな?
@etta ブクマ、可愛い響きで好きです!翻訳サイトでbookmarkと入れても、「ブックマーク」とカナカナに変換されるだけなので、きっと大抵の方には通じますね。
昔ながらの「栞を挟む」というのはphysical bookでのことなので合わないし、「ブクマ」良いかもですね。
言われて気づいたけども、何故「購読」という呼び方にしたんでしょうね?
@KatsumiWFerguson
アカウントの読者登録
キーワードの読者登録
と、漢字を混ぜてみたり。
「購読」はやっぱり、もやもやします。なにか理由があってそうされたのかしら… ナゾです。
@etta @KatsumiWFerguson 英語の subscribe は有料でない場合でも普通に使われる(と思う)ので、対応した訳語がたまたま「購読」だったのをそのまま利用しているのでしょうかね。最近の案件では日本語でも「サブスクライブ」とするよう指定されることも多いので、やはり「購読」は意味的に不適当なのかもしれません。
※ ユーザー*の皆さんは「無料の機能」であることはご存知でしょうから→ fedibird の購読機能ユーザー
@etta
気が付かなかったけども、おっしゃる通り、購読といえば課金のあるもののことですね。
代わりになる言葉となると、どれになるんでしょう。
すべてが「愛読」とは限らないし、定読(こんな言葉無いけど)という感じ?
要するに、Bookmarkを日本語に訳したものが当てはまるのでしょうか。
@daihard @etta @KatsumiWFerguson
メルマガ時代から subscribe の概念に慣れた者としては、感覚的に bookmark だという考えは寧ろ新鮮に感じます。
確かに、対象を決めずに発信されているものを、わざわざ自分の手元に引き込んでくるという技術的経緯を気にしなければ、UI的にはブクマ感覚なのですね!
また、無料メルマガを「購読」した経験から、購読ボタンを押すときに多少ドキドキするものの、無料というのは有りだと経験的に知っているのですが、今ではサブスクライブとカタカナ語に言い換えて曖昧にしているのですね。カタカナ語にすると途端に思考停止する日本人の特性を利用したものでしょうか。
ところが最近は「サブスク」といえば定額制有料サービスを指すようにもなっており、なんとも皮肉に感じます。
…ところで、何故みなさんCWで会話されているんですか?(小声)
@pomcan @daihard @etta
ポンカン様への返信ですが、返信ボタンを押したら、CWがdefaultになっています。なので、特にどちらでも構いませんので、そのまま返信続けました。
@KatsumiWFerguson @daihard @etta
かつみ様、有難うございます。
やっぱりそうなのですね!
始めは「購読」の意味が分かるかどうかのクイズのような意味合いなのかと思ったのですが、そうでも無さそうなので…。
もしかしたら「購読」の訳も見直すタイミングが無くてそのままなのかもしれませんね。
@KatsumiWFerguson
? @daihard さん
確かに最近は「サブスクライブ」「サブスクリプション」指定のクライアントが増えたように思います。
「購読」は、サブスクサービスが増え始めた頃に誤訳をあてた方が複数いらして広まってしまったのかもしれませんね。
? @pomcan さんの、今までの経験から「無料の購読サービス」もあり得ることを知っているというご意見、興味深いです。ネットでの情報収集に慣れている方(世代?)だと、あまり違和感がないのかも。
そういえば以前この話題になった時に、「購読」の「購」の字に「買い求める」の意があることを知らなかった、という若い方がいらっしゃいました。
明鏡国語辞典に誤用(だけど普及している)例として載っているくらいですから、かなり多くの方が「無料でも購読」を受け入れているのでしょう。私はモヤモヤしますが…。
@etta @KatsumiWFerguson @daihard
Ettaさん
お気づきの通り、Windows95時代からのネットユーザー、ネット老人です。
SNS上に誰もがアカウントを持ち、気になる情報発信者を「フォロー」する時代になる前は、情報発信者が希望者にメールを「一斉送信」するメールマガジン(メルマガ)がマーケティングの主流でした。
このメールマガジンが送られるよう要請することを subscribe と呼び、対訳としての「購読」を漫然と使ってきました。
リンク先は個人ブログになりますが、2000年代初頭がメルマガ全盛期、2010年代に入る前には衰退の一途と辿ったとあり、私も同様の感覚を持っています。
https://plaza.rakuten.co.jp/getupearly/diary/200906240000/
メルマガからSNS移行へ移行する前に、ネット常時接続が普及し、消費者がWebサイトへアクセスするようになりました。この時点で消費者から subscribe の概念が消えたのではないかと思われます。
@KatsumiWFerguson @pomcan @etta 私も同じくです。(^^ゞ
@daihard @pomcan @KatsumiWFerguson
そして今またトレンドは変わり、有料noteやニュースサイトの有料記事など、お金を払って情報を読む、価値あるコンテンツをお金で買う「購読」時代になりましたね。
だからこそこの言葉はユーザー / 読者に誤解されないように正しく使ってほしいのです、個人的には :neko_glasses2:
@etta 経緯としてはみなさんの指摘にある通りで、概念としてはメーリングリストのSubscribeです。
メーリングリストのSubscribeは購読と訳されてきました。
さて、Subscribeであるとして、これにどんな日本語を当てたら良いと思いますか?
あるいは、Subscribeを置き換えることもできます。
意味としては『登録することで配送される』ものです。
良い候補はありますか?
@noellabo @etta もう随分前ですが、同じことを考えて「継読」と訳したことがあります。
いかんせん耳慣れない言葉なので、定着しませんが。
@noellabo のえるさん おはようございます??
そして「購読」の背景についてのご説明、ありがとうございます。
好きなトピックやブロガーをお気に入りに登録し、マイリストからまとめて閲覧したり、新しい投稿があった時に通知を受け取ったりといったサービス(無料)、他のブログサイトでは「読者登録」という言葉を使っているようです。
アカウントの読者登録
ドメインの読者登録
キーワードの読者登録
読者登録したアカウント
読者登録したドメイン
読者登録したキーワード
Fedibird の購読機能の文脈ではブックマークして後で読むわけではないのでこれはちょっと違うかなと思いますが、オプションとして
ブクマ済みアカウント
ブクマ済みドメイン
ブクマ済みキーワード
などでしょうか。
@daihard @KatsumiWFerguson @etta
戸山さん
٩( ᐛ )人( ᐖ )و ナカーマ
@noellabo@fedibird.com @etta@fedibird.com
完全に餘談だが、Subscribeは現代漢語で【訂閱(ていえつ)】と言ふ。「閲(けみ)訂(さだ)める」といふ意味だ。訂閱(英語:Subscription)是一種商業模式,顧客需要定期付出指定的費用以獲取商品及服務。此模式早於17世紀已見初型,當時書籍和期刊的出版商通過類似的模式收費[1],現時已經成為出版業、商業及網站收費內容的常態。在YouTube,用戶訂閱頻道主的頻道為免費,但頻道主在獲得若干數量的訂閱者可獲得相應的獎勵,頻道主也可開啟「會員」需用戶付費加入。常見的訂閱有影音訂閱(如Youtube、Spotify)、新聞媒體訂閱、內容知識訂閱、軟體訂閱(如Microsoft 365)、汽車訂閱(如CELEX、iRent)。
──维基百科编者. 訂閱[G/OL]. 维基百科, 2022(20220707)[2022-07-07]. -{R|https://zh.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%A8%82%E9%96%B1&oldid=72546328}-.
また、現代英語 subscribe は羅甸語 subscribere「書き離す」→「署名する」を由徠とす。subscribe (v.)
early 15c., "to sign at the bottom of a document," from Latin subscribere "write, write underneath, sign one's name; register," also figuratively "assent, agree to, approve," from sub "underneath" (see sub-) + scribere "to write" (from PIE root *skribh- "to cut"). The meaning "give one's consent" (by subscribing one's name) first recorded mid-15c.; that of "contribute money to" 1630s; and that of "become a regular buyer of a publication" 1711, all originally literal. Related: Subscribed; subscribing.
──Harper Douglas, “Etymology of subscribe,” Online Etymology Dictionary, accessed December 25, 2022, https://www.etymonline.com/word/subscribe.
なほ、綜語(希哲館訳語)では Subscribe のことを「待っ読」(まっどく)と言ふ。これは「積ん読」を基としてゐる。それにしても,「サブスクライブ」も「購読」も自然で分かりやすいとは言えない。なら「待っ読」でいいんじゃないか,と採用することになった。
──希哲館訳語の原点,サブスクと待っ読(まっとく)
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