Notices by ゆうたく (yutakk@songbird.cloud)

BT、僕が鎮痛剤を濫用してなんとか仕事を続けているのと同じやん…子どもたちがそういう状態なのつらすぎるな。ほんと心理というより社会の問題なので、働かなくても稼がなくても生きていける社会にしてほしい。でもみんな余裕がなくて、お金がなくて、社会を変えようという思いだってやりがい搾取されてしまう、どうしたらいいんだ

Netflixで『MO/モー』見てます。米国に住むパレスチナ難民の主人公と家族を描くコメディ。20年住んでるのに亡命申請が通らなくて非正規滞在で、ビザなしだから労働も苦労して、という話をテンポよく軽快に描いていて嵌まる。しかし移民裁判所のシーンは見ているだけで胃が痛い…。なぜ移民局はどこもこんなにクソなのか、国境という制度で人を殺す仕事がこの世界に存在していいのだろうか

#Wikipedia に詳しい方、教えてください！🙏

Wikipediaで英語版を翻訳してページを修正する際、要約欄に翻訳元のページと版を記載したものの、元のページへのリンクを張れていませんでした。それを他のユーザーさんに修正依頼されて、ダミー編集で補遺を書くという形で「あの版の翻訳元リンクはここです」とリンクを張り直す作業をしました。その対応完了を報告したところ、元の版からダミー編集の版までライセンス違反で版指定削除すべきと、削除依頼を大量に出されてしまいました…。

これは合理的な削除依頼なのでしょうか？？ 普通の著作権の概念から言って違反とは思えないのですが、wikipediaは特殊な場所なのでよくわからず…。

↓ここのノートの「翻訳時の要約欄記載について」でやりとりしています。
https://w.wiki/86Aa

Wikipedia:削除依頼/エリオット・ペイジ
https://w.wiki/86Ap

ジュディス・バトラーの『分かれ道　―ユダヤ性とシオニズム批判―』をポチった

ガザの人たち、これまでずっと世界中から無視されてきたわけで、しかもいじめっ子にはアメリカという金持ちのボスキャラが背後についていて、世界はガザなんか存在しないみたいに幸せそうに暮らしているわけで、「てめーらいいかげんに俺らの話を聞けよ！」と暴力に走る気持ちは痛いほどわかる

ユダヤ人は土地を所有して農業することが許されなかったから、商業系の人が多くて、その反動で自分たちの手で土地を耕そうという動きになったんだということが本に書いてありましたね

会社勤めのほうがまだお金のことを考えない時間が長く取れるのですよね…。フリーランスは究極の新自由主義、自分自身が「企業」という生き方そのものなので。これを死ぬまで続けるのは相当タフな人でないとキツい。壊れる（しかしもう歳なので、企業に就職するのも難しい）

アーシュラ・K・ル＝グウィン『所有せざる人々』読了。

再読。昔読んだときはアナキズムも社会主義も何も知らなかったのですが、少しユートピア思想をかじってから読むとつながりが見えて面白い。平等を望む人々が空想し、実験してきた社会。資本主義の内側ではなく、外の何もない場所にそれを構築したらどうなるか、という問いから二重惑星というサイエンス・フィクション的設定が呼び出される。

多くのユートピア作品が共同体のしくみを主眼に置いて描かれるのに対し、本書はシェヴェックという人の物語を描き出す。ユートピアの住人は何を見るのか、資本主義社会に直面してどう反応するか、何に惹かれ、何を選ぶのか。私たちはアナキストの目で資本主義社会に出会い、揺らぎ、失望し、理解する。

“二百年前のウラスにおいて主流を占める性慣習は「結婚」と「売春」だった……「結婚」とは法律的及び経済的な規定によって認可され拘束される共同体であり、そして、単に「結婚」をより広義に解釈したものと思える「売春」は実利的な性交だった”

“男も女も自由だからです。なにも所有していないからこそ自由なのです”

“きみは本当に、責任もなく自由もなく、選択の機会もない社会に住みたいのか？　法律に服従するか、でなければ服従せずに罰を受けるかどっちかという虚偽の選択権のみがある社会に？”

“いかなる法も、法は専制です。個人の義務とは、法に従わないこと、自己の行動の首唱者たること、責任を負うことです”

“ここの看護人や医師の中には、一日八時間も働いている人がいるのよ！……献身的行為ね。残念ながらそれでは最大限の効果は得られないわ“

“彼らは彼を所有したのだ。彼は彼らと取引きしようとした。アナーキストらしい、非常にうぶな考えだった。個人は国家と取引きはできない。国家が認めるのは権力であって、貨幣ではない”

“現在を持つことはできません、現在とともに過去も未来も受け入れないかぎりはね。過去のみではなく未来も、また、未来のみでなく過去も、です！なぜならその二つは実在するからです。それらの実在性が現在を実在させるのです。あなたがアナレスの実在性を、不滅の実在性を容認しないかぎり、あなたはウラスを得ることはないし、理解することすらできない”

#読書

@yutakk パレスチナ問題は宗教問題ではなく土地争い。2000年来の問題ではなく（イスラム教の歴史は1400年ほど）、1948年のイスラエル成立後の問題でもなく、19世紀末にユダヤ人がパレスチナに移住しはじめた時に始まった問題。現在のパレスチナ人の祖先はもともとユダヤ教徒だった人も多く、ヨーロッパ各地のユダヤ教徒は他の宗教から改宗した人も多く、つまりシオニズムの前提を疑う説もある

高橋和夫『パレスチナ問題』、第１章〜３章まで読んだ。メモ：
紀元前10世紀の古代イスラエル王国最盛期、紀元前6世紀のバビロン捕囚、バビロン陥落してユダヤ人がエルサレムへ帰還、紀元後70年にローマ帝国がエルサレムを制圧してユダヤ人を追放（ディアスポラ）、16世紀から20世紀初頭はオスマン帝国がエルサレムを支配。19世紀に欧州の民族主義の高まりとともにユダヤ人迫害が激化（ポグロム）、フランスのドレフュース事件、それを取材したヘルツルが『ユダヤ人国家』出版、パレスチナに帰還しようというシオニズムが始まる（民族主義、帝国主義、社会主義の影響）。第一次世界大戦、イギリスの三枚舌外交、パレスチナがイギリスの委任統治に。第二次世界大戦、ナチスドイツによるユダヤ人虐殺（ホロコースト）、それを知りながら見逃した連合国。ユダヤ人への同情と、ドイツに接近したパレスチナへの反感。国連のパレスチナ分割案、1948年イスラエル建国宣言、第一次中東戦争でイスラエルがアラブ諸国軍を撃破、エルサレム分割、多数のパレスチナ難民発生（ナクバ）。米国大統領選に勝ちたいトルーマンが速攻でイスラエルを承認、各国も承認。

的場昭弘『未来のプルードン』読了。

“社会主義者、共産主義者でも大学出が多い中、プルードンが彼らと論争するのは、いかに大変なことであったか。上流階級からまっとうに取り扱ってもらえない孤独。若いうちに背負った借金の返済と、生きるための労働。その合い間をぬっての勉強。親の金や妻の金を使いながら読書と執筆に邁進するマルクスと比べると、まったく条件が違う。”

アンダードッグの思想家、プルードン。労働者の家庭に生まれ、働きながら独学で学びつづけた。つねに権力と闘い、権威主義・党派主義を警戒し、平等な共同所有の形態であるアソシアシオンを構想する。

マルクスとの確執、というかマルクスが一方的にプルードンを持ち上げたけど塩対応されて臍を曲げ、プルードンあいつ最悪！プルードンの言うこと全部批判してやる！となってしまった経緯などおもしろく読める。

「所有、それは盗みである！」の台詞が有名だが、それは何も所有しないという意味ではない。私的所有が公的に管理され、所有せざるものとの格差が恒久化される、そうしたあり方を批判している。フランス革命はブルジョワの革命であり、「自由、平等、友愛」の続きには「安全、所有」があった。所有がなければ自由・平等・友愛は手に入らない。

”自由の前提条件にあるものこそ私的所有であり、その私的所有を公的権力が保障することで私的所有は国家の権威の裏付けを得ることになる。”

国家の裏付けのない所有、権力から自由な所有をプルードンは目指す。人間は放っておくと権力のとりこになる。マルクス主義もそうだった。革命家は政治権力ではなく、それに代わる新しいものを目指すべきだという。たとえば「経済の均衡」だ。中央機関のない分散型の組織、今でいえばブロックチェーン技術を利用したDAO的なもので労働者自身が経営に関与する。国家にお金を管理させないという話も射程に入ってくる。

それが文字通りに実現可能かどうかはわからないが、自分の中の権力に惹かれる傾向を反省させられる読書だった。平等な社会を作るために誰かが権力を握ろうとする、その動きに注意しなくてはならない。権威の裏付けをもらって安心し、権威の裏付けのない言葉を軽視しそうになる自分の気持ちをこそ警戒しなくてはならない。

“権力の下で育てられた諸個人はたちまち、権力がかくあれと思うような存在となる”

#読書

「カサンドラ(比喩)」というウィキペディア記事を取り急ぎ作成しました。自閉（AS, ASD）に対する差別的な視点から書かれた「カサンドラ症候群」という不当な記事に対抗するためです（興味のある方は、荒れに荒れてどうしようもなくなっている当該記事のノートでの議論をご参照ください。ただしノートには酷い暴言、脅迫、差別表現が含まれますので閲覧注意です）

新記事のほうが英語版との関連性の高い翻訳記事となっているため、英語版との言語間リンクもこちらに張り直しました。

この記事のユング派の視点にもミソジニーなどの問題はあるのですが、ひとまず一般的な見方として公開しておきます。ちなみに英語版の編集履歴を見ると、日本語版「カサンドラ症候群」に似た内容の書き込みは根拠のないデマとして取り下げられたりしているようです。

https://w.wiki/79hW

臨床心理士の協会の名誉会長があの森喜朗っていうのは有名な話かと思いますが…、大学時代の先生の名前と森喜朗の名前が日本臨床心理士資格認定協会のページに並んでいるのを見るとなんとも悲しい気持ちになります

臨床心理学けっこう闇が深いですよね！「親学」に深く関わっているアンチフェミの林道義もユング派のエラい人ですし。

優生思想を許しません、と言い切ることを戸惑うほどに、自分のなかに偏見があるのを感じつつ…

#prayforsagamihara
#私は優生思想を許しません
#726追悼

Routledgeの『Literature and Disability』という本が無料だったのでとりあえず取得。意外と薄いしとっつきやすいかも。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0B9KK9SZ5/

昨夜からいろんな場所に生きろ生きろの文字が並んで鬱。みんな様々なことを考え悩んだ上でその言葉を使うしかないのはわかっている。でも苦しい。

生きているから大丈夫なわけでは絶対にないのに。生きられなかった人が抵抗しなかったわけでは絶対にないのに。

死ぬこともできずに苦しみ続けている、どこかの有名ではない誰かの生を思いたい。

AIは人間の認知バイアスによる見落としを防ぐ方向で利用してほしいですよね…。なんか、親が表向き話が通じる人で、支援も受けて前向きに取り組んでいきたい、とか言われたら、人間は「まあ大丈夫か」と思ってしまいそうだし。そこで、客観的に39%もリスクがありますけど？ってAIに指摘してもらいたい。

日本精神科病院協会の会長のインタビューは直視できないほどひどいものだったけど、構図としては村上春樹の小説だってそんなに変わらないと思うんですよね…。おそらくは自閉スペクトラムとして描かれているあの少年が、家族にも地域にも受け入れてもらえないから、誰もいない場所に隔離したほうが幸せだという発想。そんな物語がナチュラルに受け入れられてしまう社会。

BTSが無個性なアイドルだと言う人は、アルバム「Love Yourself: Answer」か「Map of the Soul: 7」あたりをヘッドフォンで丁寧に全曲聴いてみるといいと思うんだよ