高橋和夫『パレスチナ問題』、第1章〜3章まで読んだ。メモ:
紀元前10世紀の古代イスラエル王国最盛期、紀元前6世紀のバビロン捕囚、バビロン陥落してユダヤ人がエルサレムへ帰還、紀元後70年にローマ帝国がエルサレムを制圧してユダヤ人を追放(ディアスポラ)、16世紀から20世紀初頭はオスマン帝国がエルサレムを支配。19世紀に欧州の民族主義の高まりとともにユダヤ人迫害が激化(ポグロム)、フランスのドレフュース事件、それを取材したヘルツルが『ユダヤ人国家』出版、パレスチナに帰還しようというシオニズムが始まる(民族主義、帝国主義、社会主義の影響)。第一次世界大戦、イギリスの三枚舌外交、パレスチナがイギリスの委任統治に。第二次世界大戦、ナチスドイツによるユダヤ人虐殺(ホロコースト)、それを知りながら見逃した連合国。ユダヤ人への同情と、ドイツに接近したパレスチナへの反感。国連のパレスチナ分割案、1948年イスラエル建国宣言、第一次中東戦争でイスラエルがアラブ諸国軍を撃破、エルサレム分割、多数のパレスチナ難民発生(ナクバ)。米国大統領選に勝ちたいトルーマンが速攻でイスラエルを承認、各国も承認。
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ゆうたく (yutakk@songbird.cloud)'s status on Sunday, 08-Oct-2023 14:40:48 JST ゆうたく - けーざい and るまたん repeated this.
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ゆうたく (yutakk@songbird.cloud)'s status on Sunday, 08-Oct-2023 16:58:36 JST ゆうたく @yutakk パレスチナ問題は宗教問題ではなく土地争い。2000年来の問題ではなく(イスラム教の歴史は1400年ほど)、1948年のイスラエル成立後の問題でもなく、19世紀末にユダヤ人がパレスチナに移住しはじめた時に始まった問題。現在のパレスチナ人の祖先はもともとユダヤ教徒だった人も多く、ヨーロッパ各地のユダヤ教徒は他の宗教から改宗した人も多く、つまりシオニズムの前提を疑う説もある