Notices by 白江幸司 (ttt_cellule@fedibird.com), page 5

おっ、きたな。https://www.techno-edge.net/article/2023/02/07/832.html

他方、女性向けのエッセイ漫画エリアにも保守や右派の土壌がかなり濃いんじゃないかなあと思われる。
アメリカならリブの達成と結びついたような女性シンガー、たとえば松任谷由実が、日本では脱政治で受容されてうっすら右翼。そういう土壌はこの半世紀ぐらいずっと根強くある。

男性がセルフケア話題で困惑と拒絶のコンボを炸裂しやすいのは、そういう自分と自分の行為を捉えるカルチャーがすごく希薄なため、自分の認識のどこにどう繋げればいいのかの模索から始まってしまうことに由来する。

「世間知で裁く」「『非常識な人』を貶めて制裁する」コンテンツも女性向けスカッとエンタメには実は多い。
男性向け&男性文化にはそもそも「等身大の自分とその記述の下地」がほとんどないので、そういう自治行為のエンタメもあまりない（軍事的なやつなら別）。

@mikeneko301_2022 そういうの、プロパー以外にはわからないものだかは、小史書いてほしいにゃん

@mikeneko301_2022 たこ焼きとは、たこ焼きではなくたこ焼きプレートの方が本体なのかも…？

@mikeneko301_2022 みかけはイカだが理念的にはタコなどと嘯いて混乱を生み出す

@mikeneko301_2022 丸くして、中身をイカにすりかえる

活字本の段ボールはあきらかにゴミっぽいので、そんな本しか届かない階層でも、漫画ならジャンル最高傑作が届くということについて考える。
ブックオフにも言えることだな。

『ヤンキー今昔物語』は資料として引き取った。
他にも、あだち充と高橋留美子が大量にあり、『安原いちる『ANGEL♥BEAT』、史村翔／池上遼一『サンクチュアリ』、窪之内英策『ツルモク独身寮』、高橋しん『いいひと。』、国友やすゆき『100億の男』、みやすのんき、弓月光などが並ぶ。

これらに直面したエモさたるや。

1978年生まれの兄がティーンズ〜25歳ぐらいの頃に買って読んでいたであろう漫画を処分するというので、整理しているが、もはや時代資料として面白い。

この流れで星里もちると原秀則が出てくると、かつての青年誌ラブコメが少女漫画とのマッチングのために出てきた男向け商売に見えるなー

Twitterの中の話題がTwitter内部動向にすぎずつまらない、はその通りである一方で、ナラティブを作れる素人はごくごく稀少なため、「気に入らないものサジェスト&アクション」にすぐ陥る。

人が吸引されるには完結した場面を作らないとと困難で、それをイージーに実現するにはサンドバッグ召喚が実に有効なのもわかる。

Twitterの中の話題が自足的で退屈、というのはわかる。

「Twitter離れ」が起きる中Twitterの共同創設者が立ち上げたMediumがMastodonに独自コミュニティを開設 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20230113-medium-mastodon/
>BloombergのインタビューでTwitterの共同創設者でありMediumの創設者でもあるBiz Stone氏は、「最近私はMastodonをいじっています。何か間違ったことをしているのかどうかまだわかりませんが、最近のTwitter体験は素晴らしいものではありません。フォローしている人がもうツイートしていないので、世界で何が起こっているのか全然わからないんです」と語り、ユーザーのTwitter離れを機にMastodonを触り始めたことを明かしていました。

この「Twitter見ても世界で何が起こっているのか全然わからない」って割と致命的だよね。ROMのためには戻るかなーと思ってたけど近ごろ一日一回もTL見ない日のほうが多い。
ほんとうに「世界で何が起こっているのか全然わからない」んだもん

三木那由他さんが着目してた杉田浩崇『子どもの〈内面〉とは何か──言語ゲームから見た他者理解とコミュニケーション』（春風社、2017）、粘りに粘ったが出版社に在庫がないようでキャンセルメールきたー。古書も10000越えてる。最寄りの大学図書館にもないからどうするかなー。

『フシノカミ』読んでる。
領地開発要素と知的伝承・更新が進歩であるとする信念によって『本好きの下剋上』序盤の正統進化を思わせる（医療、工業、農業などの開発中心ゆえ「殖産興業」モデルの理解にとどまるが良心的な部類）。

批評家名乗るのはメリットが無い件、それはそう

ほんとそれ。現代の議論の方の紹介はあんまり力入ってない悲しさ。

「近代をやり直せ」が日本の政財界だと「明治維新と大日本帝国スゴイ」モデルにそのまま行くわけで、日本の近代化のリソースの乏しさが顕著に出るし、「革命ではなく維新」の限界も示唆される。

ウェブ小説の「学問」「産業」イメージもこの中にすっぽり収まるので、「明治時代の産業と政商」モデルでだいたい日本社会秩序は把握できてしまう。