現代文の試験においては、今後も、〈デノテーションのみをピックアップして、それに合致する選択肢を探す〉という傾向が、さらに強まっていくのだろうか。私はそのことを心の底から恐ろしいと思う。こうした性質の問題を「良質な問題」と評価する声が、多分に若い世代のなかから現れていることに、底冷えするような戦慄を覚える。
Notices by 小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp), page 4
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Sunday, 22-Jan-2023 18:00:06 JST 小池陽慈 -
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Sunday, 22-Jan-2023 14:26:44 JST 小池陽慈 まだ感覚的なものでしかないのでこれからじっくり詰めていくつもりだが、評論文や文学も〈実用的な文章〉として読ませようという作為を、2023年の共通テスト現代文から感じた。端的に言えば、解釈はさせずに字面をなぞらせる、という。もしこの感覚が合っているなら、私は、怖い。
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Sunday, 22-Jan-2023 01:33:26 JST 小池陽慈 明日は会議。終わってから、授業の準備だ。単位認定試験もあと一つだけ残っているから、少しテスト勉強もしなくてはいけない。原稿も……。かなりタイト。やばい。おやすみなさい。
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Saturday, 21-Jan-2023 17:46:41 JST 小池陽慈 仮眠と思って横になったら、思った以上にガチ寝してしまった。まだ倦怠感が残っている。こりゃ相当に疲れているな。明日からハードスケジュールなのだが、、、
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Saturday, 21-Jan-2023 15:10:49 JST 小池陽慈 そこは対立しちゃいけないでしょう!?という対立を目にすることが増え、つらい。
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Saturday, 21-Jan-2023 12:53:18 JST 小池陽慈 今回の執筆でお世話になったフリーの編集者の方、失礼を承知で言うと"化け物"のような知の巨人で、その博識と知的好奇心の旺盛さに、ただただ圧倒された。本当に鍛えていただいた。おかげさまで、書き手として成長できたと思う。また担当していただきたいなぁ…
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Saturday, 21-Jan-2023 12:32:49 JST 小池陽慈 定期の通院。数値が良化しててお医者さんに褒められる。いぇい。
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Saturday, 21-Jan-2023 10:01:38 JST 小池陽慈 @showgy ありがとうございます!?
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Saturday, 21-Jan-2023 03:08:27 JST 小池陽慈 再校、すべて送った。。。
疲れた。
マジでしんどかった。
すんごい良い本になったと確信している。 -
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Thursday, 12-Jan-2023 02:01:05 JST 小池陽慈 世間一般!笑笑笑
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Thursday, 12-Jan-2023 01:55:38 JST 小池陽慈 教室の机の奥に隠しておいたまま腐ったパン
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Wednesday, 11-Jan-2023 23:03:46 JST 小池陽慈 〜テッサ・モーリス=鈴木(著)、大川正彦(訳)『辺境から眺める アイヌが経験する近代』(みすず書房)〜
ナショナルな歴史が形成されていくその渦中で、アイヌは、マージナルな存在として分節され、〈排除/包摂〉されていくことになる。
が、しかし、そうした視点を相対化するなら、そこには、日本史やロシア史の"付属"としてではない、まったく別の歴史や文化圏のありようが見えてくる。
例えば、〈農耕=文明/狩猟採集=未開〉という大文字の世界史が前提とするコードの恣意性。
著者であるテッサ・モーリス=鈴木が自らをどのような思想的立ち位置にアイデンティファイしているのかは知らないが、私は本書を、ポストモダン思想そしてポストコロニアル批評の大きな成果の一つだと思う。さらに言うなら、初版の2000年から20年以上経った現在、本書の提言は、より重要性を増している、とすら。
ポストモダン思想もポストコロニアル批評も、その訴えるところは、決して、"一過性の流行"として消費していいものではない。本書はそのことを、思い出させてくれる。 -
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Monday, 02-Jan-2023 16:51:43 JST 小池陽慈 大人の学び直しに、岩波書店といえばジュニア新書を推してきたが、岩波少年文庫も、寺田寅彦のエッセイや世界の神話、昔話、寓話等、私たち大人が教養を身につける上で良質なレーベルなのかもしれない。ちょっと調べてみようと思う。古典文学なども充実しているようだ。
少年文庫創刊70年特設サイト - 岩波書店 https://www.iwanami.co.jp/shoubun70/
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Saturday, 24-Dec-2022 20:56:27 JST 小池陽慈 もう少しで、私が本当の本当に書きたかった参考書が、世に出る。この一冊で、学参の歴史に自分の名を残すことができると思う──などという自己顕示欲や承認欲求も恥ずかしながらあるが、それ以上に、高校生に、たくさんの良書と、そうした良書を読むための知識を紹介できることが、心底から嬉しい。
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Friday, 23-Dec-2022 16:21:13 JST 小池陽慈 考えてみれば、「努力すれば夢はかなう」などという一見すれば良いこと言っているふうの言葉も、極めてネオリベ的なものであるとも言えるな。
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Friday, 23-Dec-2022 14:49:10 JST 小池陽慈 ついに「国会不要論」などという言説まで現れてしまったようだ。恐怖だ。
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Saturday, 17-Dec-2022 02:03:43 JST 小池陽慈 フォロワーが1.3万人まで増えたTwitterが壊れてしまうことは、正直に言えば、痛い。おそらく、今、私に原稿を依頼してくださる編集者の少なからぬ割合の方が、私のTwitterの拡散力に期待してお仕事をくださっているのだと思う。
高校生の頃から、「本を書くことを職業としたい」と思い続けてきた。
その夢が少しずつ叶いかけているこのタイミングで、私の執筆者としての最大のセールスポイントが奪われる可能性があるというのは、やはり、つらい。
とはいえ、ここを一つの踏ん張りどころと考えねばなるまい。書き手として中身で勝負できるように精進せよ、という執筆の神(?)からの試練なのかもしれない。In conversation from mstdn.jp permalink -
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Friday, 25-Nov-2022 20:34:01 JST 小池陽慈 ジャン・ベルナベ、パトリック・シャモワゾー、ラファエル・コンフィアン著、恒川邦夫訳『クレオール礼賛』(平凡社)との出会いは、私にとって決定的なものとなりました。
植民地主義がもたらした、複数言語の暴力的邂逅と混淆。支配者の言語をベースとして形成されたそのハイブリッドな言語、クレオール語は、支配者の目には〈劣化した母語〉に映りました。ファノン『黒い皮膚・白い仮面』にも、そうした支配者の側からの蔑視、そしてそれを内面化してしまった被植民者たちの葛藤が綴られています。
ところが本書、『クレオール礼賛』は、その表題の通りに、クレオール語、ひいてはクレオール性にこそ、人間の未来を託すに値するおおいなる可能性のあることを訴えるのです。
その後、クレオール性を楽観的に褒め称えることの危険性なども指摘され、そうした批判にもまた一定以上の意義があるのですが、それでもやはり、『クレオール礼賛』は、ポストコロニアルの一つの成果として、ぜひ、後世に手渡したい。版元では現在品切れとのこと。復刊が心から待たれます。
https://www.heibonsha.co.jp/smp/book/b157980.htmlIn conversation from mstdn.jp permalink Attachments
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小池陽慈 (koikeyoji@mstdn.jp)'s status on Friday, 25-Nov-2022 17:05:29 JST 小池陽慈 今回紹介する本は、庵功雄『やさしい日本語』(岩波新書)です。
〈やさしい日本語〉とは、日本語を母語としない人々にも通じるように、わかりやすく調整した日本語のこと。例えば、「登校する」を「学校に 行く」などと言い換えるわけです。
なぜ〈やさしい日本語〉が必要なのか。
それは、この社会に真の意味での多文化共生を実現するため。それには、日本語母語話者とそうでない人たちとの共通言語が欠かせません。「英語でいいのでは?」という声もあるかもしれません。でも、日本に暮らす日本語非母語話者は、少なからぬ割合で、英語を使うことができません。そして日本語母語話者もまた、多く、英語を不得意とします。また、あらゆる言語の通訳を用意することも難しい。となると、やはり、〈やさしい日本語〉の普及が現実的な方法ということになるわけです。
ただし、庵功雄は、〈やさしい日本語〉は、日本語母語話者にとっても大きな意義を持つと主張します。「なぜ?」と思った方、ぜひ、本書を読んでみてください。きっと「なるほど!」ってなりますよ?
https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b243840.htmlIn conversation from mstdn.jp permalink Attachments