もう少しで、私が本当の本当に書きたかった参考書が、世に出る。この一冊で、学参の歴史に自分の名を残すことができると思う──などという自己顕示欲や承認欲求も恥ずかしながらあるが、それ以上に、高校生に、たくさんの良書と、そうした良書を読むための知識を紹介できることが、心底から嬉しい。