「なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書)」
売れてるらしい。Audibleにて読了。
問い。なぜ働いていると本が読めなくなるのか?
答え。忙しすぎて余裕がないから。それは新自由主義のせい。
みたいな。
「花束みたいな恋をしたい」の引用ではじめながら、
明治以降の"日本のサラリーマン"はどんな理由でどんな本を読んでいたかを追っていて、知ってるベストセラー本の話がどんどんでてくるので興味が尽きない。
サラリーマンは立身しようとしたり、社内で出世しようとしたりして本を読んできた。その現代新自由主義バージョンが自己啓発本と。なんか本好きとしてがっかりな話だ。
繰り返すけど、現在は忙しすぎてノイズのない本(問いの答えがはっきりしてるもの。)しか読めない。
余裕のある生活をしてノイズのある本を読め。
ということらしい。
いまいち、その結論がすっきりしないのは、答えをはっきり書こうとすると、結局は自己啓発的本な、そしてノイズのない本になるという、矛盾にはいりこんでしまうからだろうなあ。
#読書
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