Notices by にゃんこのかたち研究会 (constisheen@toot.blue)

自民党が衆院委員長人事で大幅な妥協を余儀なくされたの、万一自民党の対応にキレた全野党が団結して委員長の選任を多数決に持ち込めば、全ての委員会の委員長職を野党が独占する事態になりかねないからだと考えています。

共産党の田村委員長は今日立憲民主党の野田代表と会談しました。その結果、共産党は特別国会の首班指名の決選投票（2回目の投票）での野田代表への投票を前向きに検討することとなった模様です。https://news.yahoo.co.jp/articles/403f037f13937379d4b8f4f6665d3ff633268b81

衆院選前の首班指名では社民党の所属議員3名、そして沖縄選出の「オール沖縄」参院議員のうち1名が野田代表に投票し、今回の首班指名でもおそらく同様の投票行動をとると見られます。野田執行部には、信託を受けることとなるこれらの各野党の期待を反故にしないような行動を取ることが求められます。

国会議員が決選投票で無効票を投じるということは、事実上現職で1回目の投票では（過半数はとれそうにないものの）1位となる見込みである石破茂を信任したのと同様なので、国民民主党はさらに与党を補完する政党としての性質をあらわにしたといえます。

白票・無効票推進運動の毒牙がついに国会の首班投票にまで…（決選投票では上位2名にしか投票できないので、それ以外の名前を書いても無効票になる）

＞国民民主の榛葉賀津也幹事長はBS―TBSの番組で「『玉木』と1回目、2回目両方（の投票で）書くので来ていただいても変わらない」と話し、代わりに幹事長らが会談に応じると説明した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a8b176e6acfc7beeb67919d2ff839f91f3b4363

立憲民主党の野田代表は明日、衆院選の結果を受けて共産党の田村委員長と維新の馬場代表それぞれと会談を行うこととなりました。次の国会での首班指名等に関する交渉を行うとみられます。

一方、FNNの報道によると、国民民主党の玉木代表は、立憲民主党からの党首会談の要請を拒否したとのことです。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2992S0Z21C24A0000000/

https://www.fnn.jp/articles/-/779468

ただ、「日本保守党」は今回3議席にとどまりましたが、比例代表での全国の得票率が2％を超えたため、国政政党の要件を満たすこととなりました。このため、政党交付金を受給する資格を満たした上に、衆議院の小選挙区立候補者が比例重複できるようになる、参議院の全国比例で最低1名立てれば政党として立候補できる（政党要件を満たさない政治団体は最低でも10名立てる必要がある）など、党勢拡大のためには有利な条件が整うため、これからの展開には注意が必要です。来年の参院選が、この政党の躍進・固定化を防ぐためには鍵となると思います。

「日本保守党」は今回小選挙区で1議席、比例で2議席を獲得しましたが、そのうち2議席は河村たかし本人を含む名古屋の地域政党「減税日本」出身者で（もう1人は福井県立大名誉教授で右派言論人として知られる島田洋一）、事実上「減税日本」の国政版、と言って差し支えない状況です。少なくとも、来年の参院選まではこの状況が続くので、それまでは河村たかしの胸先三寸次第で極右政党とは思えないような変な動きをするかもしれません。むしろ、今回3議席を取って躍進し、約180万人の安定した固定支持層を全国に抱えていることを示した参政党のほうが、極右政党としてはより警戒すべきだと考えています。

今回れいわ新選組からは東海ブロックで比例単独候補として上村英明という方が当選したのですが（れいわの比例単独候補としては唯一の当選者）、この方は琉球民族やアイヌをはじめ日本における先住民族の権利運動に熱心に取り組んできた社会運動家です。これからの国会での活動に注目です。https://x.com/un18urakawa

自公が大幅に過半数割れしたため、国民民主党や維新が連立に加わらないか不安視する声を多く聞きます。これらの政党は右派的な傾向が強く、分野によっては自公より急進的な保守である面もあるので、実際、彼らが連立に加わることで、短期的に更に好ましくない方向に政権が引っ張られる可能性は考えざるを得ません。

しかし、長期的にみると、維新や国民が与党入りすることは、「野党」面をしている自民党の補完勢力がその旗幟を鮮明にすることを迫られることでもあります。維新は今回大阪での盤石な地盤を示しました。しかしながら、一旦与党入りすれば、「非自民」の選択肢として維新を選んでいる大阪外の有権者にとって、維新はもはや選択肢となりえなくなります。つまり、大阪の外での維新の党勢拡大は絶望的となるわけです。

国民民主党も同様です。今回国民民主党に投票した有権者の多くは、自公政権の信任票ではなく、不信任票を投じたわけです。与党入りして実質的に自民党と一体化したら、これらの浮動層は一気に国民民主から離れていくことでしょう。

つまり、維新や国民民主にとって、自公と連立することは、自滅への片道切符なのです。

来年の参院選こそが本当の勝負です。ここで立憲野党が自公に対して大幅な勝利を収めることができれば、自公政権の陥落と政権交代は一気に現実味を帯び始めます。

今日は投開票日です。有権者のみなさまは欠かさずに投票に行ってください。
比例は【自主規制】
小選挙区は【自主規制】
【自主規制】の勝利を！

「淫夢」とかを面白がりながら左翼面して議会政治を全否定してくる人たちに絡まれたのですが、まったく腹が立ちますね。

そもそも議会政治が単なる茶番で、たとえ共産党が政権をとっても何も変わらないのであれば、自民党や経済界があれほど反共・反野党キャンペーンに力を入れるはずがないですよね？

投票箱に火炎瓶を投げ込んだところで、いったい社会の何が良くなるというのでしょうか？

山本太郎が共同代表の大石あきこの応援のためにTiktokの外国人インフルエンサーの片言のモノマネをしながら共産党で同選挙区から立候補している宮本岳志を「勝つ気ない」とけなしてる…https://www.tiktok.com/@oishiakikotiktok/video/7429651139345304852?lang=ja-JP

特に逢坂誠二は今回比例重複なしなので小選挙区で負けたら完全落選するんだよね…

日経の記事に、
＞与党が前に出たのは東京1区や大阪9区など28選挙区だった（中略）「逆転」ケースのうち北海道8区や神奈川8区といった7選挙区は序盤で圏外だった候補がやや先行する展開に
とあるのだけど、これどう読んでも逢坂誠二や江田憲司が自民候補に追い抜かれたようにしか読めないんですが　:ablobcatknitsweats: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA239HB0T21C24A0000000/

衆議院で
立憲　235議席
共産　30議席
社民　5議席

くらいになったら政治の景色は根本的に変化すると思う。

共同通信の情勢報道だと日本保守党が8議席（比例7＋小選挙区1）予測になってる… :ablobcatknitsweats: