袴田巌さんの再審無罪判決、本当によかったんだけど、それは汚名がそそがれたという意味であって、拷問や証拠捏造といった不法な捜査・取り調べによって濡れ衣を着せられて、えん罪で死刑囚にされる前の袴田巌さんは、拘禁症による心神喪失でもういないのよね。帰ってくることもない。袴田巌さんは、人格としては裁判所が再審を決定するよりもずっとずっと前に国家によって殺されてしまっているのよね。
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Seiichi MORIMOTO (mrmts@mstdn.mrmts.com)'s status on Thursday, 26-Sep-2024 14:54:53 JST Seiichi MORIMOTO -
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Seiichi MORIMOTO (mrmts@mstdn.mrmts.com)'s status on Friday, 27-Sep-2024 08:20:19 JST Seiichi MORIMOTO 袴田巌さんの最新無罪判決。自白調書、血痕のついた5点の衣類、ズボンの切れ端、の3つの証拠について捜査当局のねつ造を認めた判決は踏み込んでおり評価に値する。これは検察側の控訴に高い壁となるもので、裁判所として検察による控訴の選択肢をできる限り塞ぐ意図があったと見ることもできる。たんに無罪判決を出すだけならば、争われていた血痕のついた5点の衣類についてだけ証拠能力がないと判示すればよかったので、あえてそこから再審で争点にすらなっていなかった証拠まで踏み込んでねつ造との見解を示すにはそれなりの意図があったと考えるのが自然だろう。
他方で、警察・検察による証拠のねつ造や、拷問によって自白を強要する取り調べが行われていたことは当初から指摘されていたわけだし、袴田さんを犯人として公判を維持する上で重要な点を公判中に変更するなど明らかに不自然な点が多々あったにもかかわらず、無条件に検察の主張を受け入れて袴田さんを有罪にし、死刑囚として不当に身柄を拘束し続けることで拘禁症により人格を奪ってしまったことに対する裁判所の重大な責任については、報じられているところではまったく反省も謝罪もなかった。
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Seiichi MORIMOTO (mrmts@mstdn.mrmts.com)'s status on Friday, 27-Sep-2024 13:30:06 JST Seiichi MORIMOTO 再審無罪を姉の袴田ひで子さんから伝えられた際の袴田巌さんの様子を支援者の方が撮影されたもの。あまりにも残酷。警察、検察、国やマスコミが袴田さんに対して何をしたのか。それがいかに取り返しのつかないことなのか、私たちはしっかりとそのことを目撃して同じような過ちが二度と繰り返されないようにしなければならない。
RT: 袴田さんの姉・ひで子さんが「あんたが勝った」と伝えると巖さんはかすかな声で… 再審で無罪勝ち取る https://youtu.be/39wLosnKBtM?si=LmDsuX7keqduEs4J
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Seiichi MORIMOTO (mrmts@mstdn.mrmts.com)'s status on Friday, 27-Sep-2024 21:06:01 JST Seiichi MORIMOTO 静岡地方裁判所による再審無罪判決の翌日となる今朝、袴田巌さんの姉ひで子さんが無罪判決を伝える新聞を見せながら巌さんに無罪判決が出たことを伝えるけれども、応答も表情の変化もない。あまりにも残酷であり、あまりに無惨。
拘禁症の結果として脳が器質的に変化してしまっている以上、もうありし日の袴田巌さんが戻ってくることはない。この変化は不可逆的なのである。もちろん戻ってきてほしい。でもそれは願望であって事実ではない。私たちは事実は事実として受け止めなければならないし、その上で、同じようなことを二度と起こさないためにどうすべきなのかを真剣に考えていかなければならない。
RT: 袴田事件の再審無罪判決から一夜明けひで子さんは巌さんに新聞を見せ裁判の結果を伝える 今後の焦点は… https://youtu.be/PhKyUxIhvt8?si=JmFZusjJQGryCVxt
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Seiichi MORIMOTO (mrmts@mstdn.mrmts.com)'s status on Saturday, 28-Sep-2024 10:04:11 JST Seiichi MORIMOTO 人間がやることなのでどこまでいっても間違いはつきものだし、えん罪というのは必ず起こりうる。完全になくすことはおそらくできない。それでも間違いを犯せば社会的に非難されるし私も非難するけど、裁判官が誤った判決を下したことに対して個人として責任を問われることはない。
でも「袴田事件」の問題はそんなものではないわけ。公判での証拠からは有罪以外に判断のしようがなかったとか、何か見落としをしたとかいうレベルではなく、また「疑わしきは罰せず」とか「疑わしきは被告人の利益に」を通り越して、有罪の立証に必要不可欠な自白の取り調べが拷問によってとられ違法なものであるということ、したがって証拠としての能力を有さないことは当時から明らかになっていたし、血痕のついた5点の衣類やズボンの切れ端が出てきた経緯も当時からねつ造だと指摘されていたわけで、そうしたことをあえて意図的に無視して有罪判決を出し、控訴や上告を棄却し、再審請求を棄却してきたわけだから、これは裁判所、裁判官によっても故意に作り上げられたえん罪なわけで、裁判官個人としてもさまざまな意味での責任を問われて当然のことと言わざるをえないのである。
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Seiichi MORIMOTO (mrmts@mstdn.mrmts.com)'s status on Tuesday, 08-Oct-2024 16:10:08 JST Seiichi MORIMOTO この一連の投稿の4つ前の投稿で書いたとおり。
「袴田巌さんの最新無罪判決。自白調書、血痕のついた5点の衣類、ズボンの切れ端、の3つの証拠について捜査当局のねつ造を認めた判決は踏み込んでおり評価に値する。これは検察側の控訴に高い壁となるもので、裁判所として検察による控訴の選択肢をできる限り塞ぐ意図があったと見ることもできる。たんに無罪判決を出すだけならば、争われていた血痕のついた5点の衣類についてだけ証拠能力がないと判示すればよかったので、あえてそこから再審で争点にすらなっていなかった証拠まで踏み込んでねつ造との見解を示すにはそれなりの意図があったと考えるのが自然だろう」
RT: 袴田巌さんの無罪確定へ、検察が控訴断念方針 判決覆すの困難と判断:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASSB81RVYSB8UTIL009M.html
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Seiichi MORIMOTO (mrmts@mstdn.mrmts.com)'s status on Tuesday, 08-Oct-2024 18:25:11 JST Seiichi MORIMOTO 支離滅裂、ちぐはぐにもほどがある。でたらめもいいところ。
RT: 袴田さん再審で検察が控訴断念「判決は到底承服できない。しかしながら…」 畝本直美検事総長が談話【全文】:東京新聞 TOKYO Web https://www.tokyo-np.co.jp/article/359173
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Seiichi MORIMOTO (mrmts@mstdn.mrmts.com)'s status on Tuesday, 08-Oct-2024 20:39:22 JST Seiichi MORIMOTO 検察がどうしても証拠のねつ造を認められない大きな理由のひとつは、これよな。
「証拠は捜査機関によるねつ造である」と裁判所によってはっきりくっきり明確に認定されたわけで、検察がそのことを認めずとも、何も言わないだけでも58年前からずっと被害者遺族をだまし続けてきたことを意味するわけ。再審公判においてもこの遺族の陳述書を読み上げるなどして袴田巌さんの無罪確定をいたずらに引き延ばしてきたわけだけど、被害者の遺族のもとにはどんな面を下げて行き、どんな説明をしたのだろうね。
「58年前、静岡県で一家4人が殺害された事件の再審=やり直しの裁判で、袴田巌さんに無罪を言い渡した判決について、検察が控訴しない方針を事件で亡くなった被害者の遺族に伝えたことがわかりました」
RT: NHK 静岡NEWS WEB「袴田巌さん無罪確定へ 検察側 控訴しない方針」2024年10月8日17時5分付 https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20241008/3030025701.html
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