能登の被災地で情報アクセスできない事態に驚いた、という趣旨のコメントですが、これは東日本大震災時にも起きていたことです。
情報が大きく伝えられるのは、情報インフラにアクセスできる特定の地域に偏り、情報インフラが壊滅していた地域には支援がなかなか入らない、ということがあったと思います。
能登は高齢化も進み、半島なぶん、情報インフラが脆弱な地域が多かったため、今回明確に見えたのだと思いますが、大災害時に被害がもっとも大きい地域は、情報アクセスから遮断される、というのは原則といっていいと思います。
また、『災害が襲うとき』やソルニットの『災害ユートピア』でも描かれますが、災害時にパニックを起こすのは、被災地よりも、むしろ被災していない周辺地域であるとも言われます。
今回の「被災地にいくな」騒動も、非被災地が現地の断片を見てパニックを起こしていた、という見方もできると思います。
米重克洋さんの #コメントプラス 朝日新聞デジタル
【視点】テレビでは能登の震災に絡めてSNSのデマやフェイク云々の問題(?)が騒がれている。だが、実際振り返ってみれば、デ
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