週末に余力があったら図書館へ行こう。読み返したい。https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b223928.html
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合 (yuri3599@songbird.cloud)'s status on Sunday, 06-Aug-2023 22:10:23 JST 合
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合 (yuri3599@songbird.cloud)'s status on Sunday, 06-Aug-2023 22:10:18 JST 合
“引き揚げ途上で八万人もの人びとが命を落とし、「日本という共同性」ゆえに、その間に女性たちは、ソ連兵のみならず、実は日本人からも強姦を受けたことの語りが封じられてきたこと、また引き揚げまで入植地にとどまった岐阜県黒川開拓団の場合には、ソ連兵向けの「接待所」を提供し、そこで強姦の犠牲に供せられたのは、「出征兵士の妻」ではなく「独身の女性」であったことが明らかにされている。
すなわち、そこには開拓団の男性幹部と出征兵士の間にホモソーシャリティ=「男性による女性の支配を前提とし、これを共有する男性間に生まれる連帯意識」が存在し、それにより女性内部にも分断がもたらされたのであった。猪股祐介「コラム 満州移民女性と戦時性暴力」
”https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100241“三十五年にわたる植民地支配の間に日本への膨大な数が移動した朝鮮人は、五〇万人程度がそのまま残留することとなるが、日本人は朝鮮人を対等な存在=主体ではなく、動かされるべき客体としてしか認識しておらず、「多民族国家の戦前日本も、単一民族国家たろうとしてきた戦後日本も、朝鮮人について権利を持つ平等な主体として考えず自己の都合のいいように処遇しようという日本人中心主義的発想を持って接してきた点は変わりがな」かった。”
日本帝国と朝鮮人の移動―議論と政策 外村大
帝国崩壊とひとの再移動https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100033第4章 引き直される境界 おきざりにされる人びと
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合 (yuri3599@songbird.cloud)'s status on Sunday, 06-Aug-2023 22:10:19 JST 合
こちらも
野蛮の言説 中村隆之https://www.shunyodo.co.jp/smartphone/detail.html?id=000000000692 -
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合 (yuri3599@songbird.cloud)'s status on Sunday, 06-Aug-2023 22:10:19 JST 合
“(満蒙)開拓団の多くはわずかの耕作地しかもたず、昭和恐慌を乗り切るための農村漁村経済更正計画の失敗で切り捨てられた人びとであったが、入植時には、「開拓」とは名ばかりで、泥棒さながらに現地に居住していた中国人や朝鮮人の土地を奪い取るなどして、侵略者としてふるまってきたことは否めなかった。
それゆえソ連参戦時(一九四五年八月九日)により、現地の農民たちの怨嗟が開拓団に向かい、団員を守るべき関東軍はいち早く敗走してしまうなかで、開拓団の人びとは殺害され、自決を強いられ、また残された人びとは、多くの死者を出しながらも日本をめざして避難を続けた。”るまたん repeated this. -
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合 (yuri3599@songbird.cloud)'s status on Sunday, 06-Aug-2023 22:10:20 JST 合
“なぜ近代社会において、被差別部落の社会的低位制が当然のこととして放置されてきたのか、その解明こそが必要なのである。”
“この点について、ひろたまさきは近代の部落差別の原因を、貧困・不潔(伝染病の発生源)・不徳(犯罪の温床)・血統の「異類視」などに求め、近代天皇制国家の統治原理である「一君万民論」がつねに血統的差別秩序への衝動を生みだしていくと指摘し、また「文明」と「野蛮」の分割が差別を生み出すと説明した[ひろた一九九〇]。” はじめに日本近代思想大系 22 差別の諸相 https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b260563.html
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合 (yuri3599@songbird.cloud)'s status on Sunday, 06-Aug-2023 22:10:21 JST 合
“(略)天皇の巡幸は、戦前と変わらない国家の差別意識をも露にしていた。天皇の九州巡幸に先立ち、九州各地の右翼団体や労働組合、共産党の活動とともに、在日韓国・朝鮮人の動向が「第三国人関係の動向」として、福岡県の被差別部落の動向が「全水関係者の動向」として警察に調査され、報告書が宮内府に送付されている。”
“在日韓国・朝鮮人や被差別部落住民を治安上危険視する偏見は戦後にも受け継がれ、ごく当然のように、在日韓国・朝鮮人や被差別部落の人びとは警察の監視下におかれたのである。”
第4章 引き直される境界 象徴天皇制と差別In conversation permalink -
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合 (yuri3599@songbird.cloud)'s status on Sunday, 06-Aug-2023 22:10:21 JST 合
ためし読みで はじめに のあたりが読めるhttps://www.iwanami.co.jp/smp/book/b223928.html
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合 (yuri3599@songbird.cloud)'s status on Sunday, 06-Aug-2023 22:10:22 JST 合
“敗戦直後、昭和天皇には戦犯論、あるいは退位論もあったが、GHQは占領政策の遂行上の利点を重視し、戦犯として追及することも、退位を求めることもしなかった。”
“天皇は、GHQの意向に沿い、「人間天皇」「象徴天皇」の姿を国民に印象付けるため、一九四六年二月から全国巡幸を開始する。まさに、それは「象徴天皇制へのパフォーマンス」といえる行動であった。[坂本一九八九:まえがき]。しかし、巡幸の目的はそれだけではなかった。戦後の社会運動、労働運動の高揚のなかで、労働者と親しく接するという言動を通して「労資協調ムード作りに、天皇が一役買っていた」のである[鈴木一九七五:五九、六四―六五]。これは明らかに政府やGHQの意向を受けた政治的活動であった。”
“天皇の巡幸先として積極的に炭鉱が選ばれたのも、石炭産業が戦後の経済復興のために重要であり、また、炭鉱の労働運動が激化していたからであった。”
“猛暑のなか、天皇が坑内に降り、「下積み」の「一種特別な卑しい社会」の人びとと同じ地点に立つという行為が、炭鉱労働者の心を見事に掌握した。自らも炭鉱労働を経験した上野英信は、過酷な労働と圧制と搾取のなかで、炭鉱労働者自身が自らを「下罪人」「亡者」と自嘲していたことを指摘しているが(上野英信『追われゆく坑夫たち』岩波新書、一九六〇年)、天皇の行動は、炭鉱労働者のこうした被差別意識に希望と映ったのである。”
象徴天皇制へのパフォーマンス 昭和期の天皇行幸の変遷
坂本孝治郎 https://www.yamakawa.co.jp/product/61600天皇行幸と象徴天皇制の確立
鈴木 しづ子https://iss.ndl.go.jp/sp/show/R000000004-I1536192-00/In conversation permalink Attachments
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