〇立憲民主党・米山隆一議員の質疑要約
米山:入管法第22条の4、第8号、9号について。条項にある「公租公課」とは何のこと?
→入管丸山次長:ここに言う公租とは国税、地方税などの租税全般。公課とは租税以外の公的医療保険、公的年金などの公的負担金。国民健康保険料、健康保険料、介護保険料、国税である所得税、相続税、地方税である住民税、国民健康保険税、固定資産税、自動車税等が公租公課に含まれる。
Notices by 佐久間雅子 (msakuma@toot.blue), page 4
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Thursday, 23-May-2024 21:54:25 JST 佐久間雅子
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Thursday, 23-May-2024 21:54:21 JST 佐久間雅子
米山:かなり幅広いので適用には注意しなければいけない。山田委員からも質問があったが、故意に公租公課の支払いをしないところには、お金がないから払わない人がいっぱいいる。外国人でも生活保護を受けている人はいる。生活保護を受ければ様々な税金は免除になり未納分も執行停止となって消滅するのが通常の解釈だが、そのような場合にも故意に公租公課の支払いをしないに該当するのか?
→入管丸山次長:故意とは支払い義務があることを認識しているにもかかわらず、あえて支払いをしないことを言うものと考える。これに該当するか否か一概に答えるのは困難だが、一般論で言うと本人に帰責性があるとは認めがたく、やむを得ず支払わないような場合にはこれに該当しないものと考える。生活保護受給者については国民年金保険料や住民税等の納付の法的免除の対象と承知しており、一般論として故意に公租公課の支払いをしないものには該当しないと考える。
米山:有責性が大事。手続きし免除されれば対象でないという答弁をいただいた。きちっとやっていただきたい。 -
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Thursday, 23-May-2024 21:54:16 JST 佐久間雅子
米山:具体的な手続きについて。国民健康保険料を未納し続けるとどうなるか。いきなりいろんなことが起こるのではなく、まずは市町村から特措を受ける。次に、短期被保険者証が交付され、次に資格証明書が交付され、その段階で大体10割負担になる。そしてだいたい滞納から1年半ぐらいで保険資格を喪失し、最後には差し押さえを受けることになろうかと思う。1年半ぐらいは払わなくても強制執行はされない。日本人にそういうふうに滞納している人はいる。おそらく払いたいけれど払えないこともあろうということでこういう順に手順が進んでいることになっているのだと思うが。そうすると外国人はどの時点で永住資格喪失の手続きが始まるのか?また手続きには時間がかかるので、手続き中に納付する場合や強制執行されて払った場合にも22条4項第8号に該当するのか?
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Thursday, 23-May-2024 21:54:10 JST 佐久間雅子
→入管丸山次長:取消し自由に該当するかどうかは個々の事案の具体的な状況に応じて判断する上、仮に該当するとして実際に取消しするかどうかは、公租公課の未納額や未納機関、最終的に支払いに応じたかどうか等を考えて判断するので一概に答えるのは困難。入管庁としては調査、聴取等を行い事実関係を正確に把握したうえで慎重に判断する。
(他議員から「結局職権でしょ」の声)
米山:曖昧さが残るが、ちゃんと払ったらそれを認めるということ、ちゃんと本人に徴取することが確認できた。 -
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Thursday, 23-May-2024 21:54:00 JST 佐久間雅子
米山:第22条の6、永住資格がなくなるとしたら、法務大臣が所見で永住者の在留資格以外の在留資格への変更を許可できるとされているが、どういう在留資格になるのか?
→入管丸山次長:個々の外国人の在留状況や活動状況に鑑みて最適な在留資格を付与することを想定しているが、一般的にほとんどの場合は定住者になると思われる。 -
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Thursday, 23-May-2024 21:53:51 JST 佐久間雅子
米山:「この永住者の取消し判断はおかしい」と思った場合、当該外国人はどのようにしてそれを争うことができるか?行政取消し訴訟を行えるのか?そのときには裁量権の逸脱ということで争えるのか?
→入管丸山次長:永住者の在留資格、取消し処分等に不服がある場合には、取消し訴訟により裁判所の判断を求めることが可能。その際当該処分の適用、どのような理由で争われるかは原告に委ねられるので答えられない。米山:公租公課を支払わない外国人がいたら強制執行すればいい。本当に悪意がある場合は脱税で刑事罰があるから強制対処すればいい。逆に強制的にやっても払えない人は払えない。
「ない袖は振れない」人に対して終の棲家、生活の基盤を奪うことは行き過ぎだと思う。 -
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Thursday, 23-May-2024 21:53:46 JST 佐久間雅子
米山:在留許可取り消しの手続きは入管庁が行うが、入管庁は永住者の公租公課の支払い状況をチェックしているわけではないし、調査する権限もない、そうすると実態は自治体職員の通報に依拠した運用になるだろう。基準がなければ大混乱になる。きちんとしたガイドライン、運用の基準を設けなければならない。
→小泉法務大臣:ガイドラインを作りたい。公表したい。 -
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Thursday, 23-May-2024 21:53:40 JST 佐久間雅子
米山:家族の帯同について。特定技能1号の方には家族帯同を検討すべき。
→小泉法務大臣:方向性としては家族帯同も視野に入れて検討していく課題であると認識しているが、国民の不安感が拭えない。家族帯同で来日した人々への費用、コスト、それを本当に日本の国民が、納税者が負担してくれるかどうか、行政サイドでも不安はないわけでもない。また実習生のなかには働いていたもの(お金のこと?)を家族を呼んで日本で使うのではなく本国へ持って帰りたい人も。我が国の事情と実習生の方々の事情を踏まえて今回の措置になっている。 -
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Thursday, 23-May-2024 21:53:35 JST 佐久間雅子
米山:新制度では転籍が可能になりトラブルが生じ得る。この制度が始まると外国人育成就労機構に求められる役割がものすごく強くなるだろう。だがその前進である現在の外国人技能実習機構がちゃんとやっているかといえばそうでもない。これから育成就労に就く外国人は労働組合に入れるのか?問題等があったときに組合として団体交渉していいか?機構はそれを認めて外国人からの問いに真摯に答えるか?大臣はそういったことをきちんとするつもりがあるか?
→小泉法務大臣:技能実習生は労働者として労働組合への加入等についての権利が保障されている。外国人技能実習機構の職員が実習生から相談等を受けた際には中立的な立場で適正かつ公平に対応しなければならない。機構が中心となりこの制度を運用する。機構には優秀な人材が送り込まれておりあとは意思。重要な課題として取り組みたい。
(他議員から「人もいませんよ」の声) -
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Thursday, 23-May-2024 21:53:32 JST 佐久間雅子
5/17(金) 衆議院法務委員会
〇日本維新の会・斎藤アレックス議員の質疑(のうち一部分を要約)
斎藤:今回の法改正で外国人に長期間にわたり国内で活躍してもらうためのキャリアパスができたものと思っていた。しかし(5/15に)総理が特定技能1号と育成就労を「一定期間の在留期間後に出国することが予定されている外国人」と表現していた。外国人に長くいてもらうのか、帰ってもらうのか、どっちなのか?
→小泉法務大臣:大まかに3つのグループがある。1つは未熟練の労働者。もう1つは専門性や技術性に優れた専門的技術的分野の労働者。そしてその中間にあるのが育成就労。このグループには中期的な滞在を認める仕組みになっている。方向性は、出来るだけ長くいてください、出来ることなら永住までがんばってくださいと。だから仕組みとしては帰国する仕組みだが、ベクトルは長くいてもらいたい。 -
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Thursday, 23-May-2024 21:53:28 JST 佐久間雅子
斎藤:(大臣の答弁は)ちょっと苦しい。どういう制度なのかはっきりさせないと、また詐欺的な状況が外国人に対して生まれてしまうのではないか。帰ってもらう想定で、要件が厳しく二号に上がれない、永住資格も取れないということなら希望を持って来日した外国人を騙すことになってしまう。こんな形で外国人を受け入れたいのかといったら、多くの日本人はそんなことを思わないだろう。政府のシステムが国民の意識に追いついていないのではないか。長くいてもらいたいならそうはっきり言ってもらわないと。改めて、長くいてほしいのか、どっちなのか?
→小泉法務大臣:(育成就労は)中期の滞在が終われば帰ってもらうという表現になるが、できるだけ長くいてもらい永住も視野に入れて受け入れたい。ただ未熟練労働者からステップが上がっていくので、その生産性に見合う適正な賃金というのが当然出てくるわけで、それを上回る賃金を中小企業に払ってくれというのは難しい。そういう現状もある。 -
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Thursday, 23-May-2024 21:53:23 JST 佐久間雅子
斎藤:我々日本人としては海外から来る方もしっかりと同じ待遇で適切に扱って、我々が丁寧にしっかりと対応すれば外国人の方も当然丁寧に適切に日本社会のことを扱ってくれると思う。良心とか信頼関係に基づいた関係は重要だと思うし、それを日本国民のほとんどの方は理解していると思う。
長期間来てくださいと言っている割には実際にはどんどん帰しているみたいな、一番給料が安いときだけいてもらって、その後一定程度年を取ったらもう帰ってもらうみたいな、そんな非人道的なことを制度としてやってはいけない。日本はこういった形の共生社会、こういった形の外国人労働者の受け入れ方をしていくということを、根本的な戦略や方針を定めてほしい。(その他、賃金について、学校の体制、地域と都市部の経済格差の是正についてなど質問)
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Tuesday, 21-May-2024 08:00:20 JST 佐久間雅子
17日の衆院法務委員会の質疑をまとめておきたかったけど今日中には無理っぽい。うーん…
でもこれだけは書いておく。
最後の反対討論で。涙で言葉に詰まった本村さんを笑ったのは中央最後列の2人。
・中野英幸議員(自民)
・中曽根康隆議員(自民) -
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Sunday, 19-May-2024 09:32:46 JST 佐久間雅子
〇立憲・山田勝彦議員の質疑要約
・「永住権取消し」根拠、データが存在しないなかで人権侵害の法案を提出しようとしている。
・今の社会の問題は永住者の未納でなく裏金議員の脱税行為。国民が求めているのは裏金議員の納税。政治の信頼を回復してから議論すべき。
・自民党の提言「(永住者が)大幅に増えることが予想されるため…」永住者が増えて何が問題か?日本は外国人永住者を増やしたくないという愚かなメッセージを世界に発信している。取消条項は削除した方がいい。 -
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Sunday, 19-May-2024 09:32:45 JST 佐久間雅子
・税金を払いたくても払えないやむを得ない事情がある人が滞納した場合、永住権は取り消されるのか?
(大臣:事情がある場合の滞納については取り上げるという考え方を持っていない。)
・悪意なく申告漏れをした場合、永住権は取り消されるのか?
(大臣:申告漏れの行政罰を受けたことのみで自動的に取り消すことにはならない)
・本当にただ申告するのを忘れていたのだと確認できれば取消の対象にならないという理解で良いか?
(大臣:良い)・入管の担当者に確認した。想定しているのは極めて悪質な場合だと。悪質性のある申告漏れとは脱税のこと。そうであれば現行法でも永住権が取り消されるので、この法案を成立させる意味はない。納税や未納などは国税庁が現行法で十分取り締まっており、入管法が関わるとしたら二重行政になり無駄。この法案は問題があるし必要性がない。断固として反対する。
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Sunday, 19-May-2024 09:17:26 JST 佐久間雅子
5/17(金) 衆議院法務委員会
〇共産党・本村伸子議員の質疑要約
・(資料)京都弁護士会の意見書には憲法違反の恐れがあると書かれている。そうした重大な法案、議案を19時間半で採決しようとする。もっと審議を積み重ねるべき。
(委員長:理事会で合意済み)・二国間取り決めについて。借金して来日した実習生が解雇、事実上の強制帰国等で人生がめちゃくちゃにされるのを防ぐために、労働者からいかなる手数料、経費も徴取してはいけないという二国間協定を結んでほしい。新制度では日本国内では徴収禁止だが他国ではできることになる。実質ILO181条約違反の容認では?日本の判断、責任でILOに批准した国でなければだめとして、ILOを基準とした二国間協定を結んでほしい。
(入管丸山次長:条約を批准するかは各国が判断する。 法務大臣:国内でできる努力をする) -
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Sunday, 19-May-2024 09:17:25 JST 佐久間雅子
・接待の問題。2020年10月17日のNHKドキュメントで日本の管理団体がベトナムの送り出し機関から性接待を受け、その費用が実習生の負担に加算されていたと報道された。接待、賄賂の一切禁止、接待費用を実習生に負担させることの禁止を二国間協定に必ず入れてほしい。
(大臣:検討したい)・出身国で説明された労働条件と日本へ来てからの労働条件が違うという問題。労働条件を母国語で明示し書類を労働者に渡すこと、母国語の労働条件を実際が下回ってはならないということ、相談や申告をしたことで不利益取り扱いがあってはならないことを二国間協定に入れてほしい。法的拘束力のある協定にしてほしい。
(本村議員の重ねての質疑に大臣が「検討する」と繰り返し答弁。本村議員「検討するとはやるということか?」→大臣「検討する」) -
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Sunday, 19-May-2024 09:17:23 JST 佐久間雅子
・永住許可の取消し問題について。第21回第7次出入国管理政策懇談会、議事録p12-13、ロバーツ委員の発言、p15、4-9行目、岡部委員の発言、p26下から4-2行目... こうした有識者の声を聞いてほしい。永住者、当事者から意見を聞いていないことが前回の質疑で明らかになった。まず永住許可の取消しをやめて、条文を撤回し、外国人や関係者から意見を聞くところからやり直すべき。
(大臣:今回の法改正は永住者全体でなく一部の悪質な人が対象。自治体の話、ロードマップでも指摘されており、見過ごせば適正な在留管理が成り立たなくなり国民に誤解が生じる。より多くの外国人に入ってもらうためにもしっかりと措置を取り是正したい。定住性にも配慮している。)・有識者会議の報告書で丁寧に議論すべきと書かれているのにやっていない。しっかり検討していない。大臣は声を上げづらい人々の声を切り捨てる、こういうことばかりやっている。強く抗議する。
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Thursday, 16-May-2024 17:14:53 JST 佐久間雅子
予定されているタイムテーブル
8:50- 理事会
9:00-11:00 質疑9:00-9:20 山田勝彦議員(立憲)
9:20-9:40 鈴木庸介議員(立憲)
9:40-10:05 米山隆一議員(立憲)
10:05-10:25 斎藤アレックス議員(維新)
10:25-10:40 阿部弘樹議員(維新)
10:40-11:00 本村伸子議員(共産)その後の議事については当日の理事会協議
傍聴は野党議員(立憲と共産党)への応援になるし、政府や入管側への圧力にもなります。ご都合がつく方はぜひ!
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佐久間雅子 (msakuma@toot.blue)'s status on Thursday, 16-May-2024 17:14:44 JST 佐久間雅子
明日も衆議院法務委員会があります。
与党は採決を提案しており、明日の理事会の協議がどうなるかという状況だそうです。ご都合がつく方はぜひ傍聴へ。
共産党の本村伸子さん事務所へ直接問い合わせてください。
TEL 03-3508-7280