Notices by 音芸路線 (hasekaramani@misskey.kindworld.one), page 7

「自分を不幸にするのは自分」と意味ありげに言うのは、小林秀雄が三木清との対談の中で発した「さか様に読んでいる」ということそのもののように思う。知的にしろ肉体的にしろ、様々な困難と格闘し、乗り越えてきた人物がその過程を振り返った上で「自分の運命を決めるのは自分自身である」と結論付けることに意味がある。プロセスをないがしろにしてその結論や要約による実用性のみを考慮する、その行為を本末転倒だとして当時の知識人たちは批判したわけだが……。

無職期間の間にメモとる習慣が完全に消え失せてたな。明日、メモ帳買ってくるか。

インフォメーションオーバードーザー｜音芸路線 https://note.com/hasekaramani/n/nf24018ee09c5

カスハラを社会問題化しようとする声が上がっているが、これってむしろ消費者がハラスメントされ続けた末路って見方も出来ると思うんだよな。ブランドロイヤルティによるマーケティングという建前のもと、盲目的に追従し自分で判断して購入するという頭がない消費者を生産し続けたのが業界やマスコミで、その結果として庶民がモンスター化したのは自業自得というかなんというか。

精神的勝利に固執するとか、勝利に酔うとか、そういう感覚って勝ち続けることが仕事の人にはありえないことのはずなんだよな。何らかの客観的な勝利をもってやたら自分の正当性を喧伝する人って、大勝利と連呼するどこぞの宗教やマンセーと騒ぐミサイル国家、あるいは国外逃亡の論破王(笑)と根本的なところはそう変わらないんじゃないかなと。

ネットニュースに続いて、匿名掲示板を見るのもやめてみました(ごく一部を除く)。そのほうが気分は楽になりました。何かをはじめるだけでなく、やめてみるのもいいかもしれません。どんな事柄にも人によって向き不向きはあるものですので。

今日はネット離れます

もう20年近く前になるだろうか？インターネットで誰もが言論の世界へ参加できるようになると、一見すれば集団の中にみんなが互いに意見を投げかけることでコミュニティが活発化し、人々のコミュニケーションが豊かになってくように思えるが、実際はその集団は見せかけで、参加している個々の存在は一方通行な言葉の銃の撃ち合いをしているにすぎず、インタラクティブなコミュニケーションなどまるで成立していないので、結果としてそれぞれの個人は孤独感や疎外感にさいなまれるのだ、というような意見を耳にしたことがある。若かった当時の音芸路線は老害が技術の進歩を否定しているだけだろうと憤りを覚えたものだが、現状のインターネットはまさにその通りのようにも思えなくもないから不思議なものだ。知識人の耳の痛い説教は、それゆえに聞く価値がある。「孤独は山になく、街にある。」という三木清の言葉も合わせて思い出される。

🧑🎓学びがある
💡わかりやすい
❗新しい視点

某ニュースサイトっぽいリアクションとか面白そう

貴族主義化するインターネットと平民の憂鬱｜音芸路線 https://note.com/hasekaramani/n/naf20b5e8dd70

自分の非を認めるって二重の苦痛なんだよな。それまで正しいと思っていた事を否定するのみならず、その信念でもって得ていた自己肯定感とか、場合によっては他者との関係とかまで失うことになるから。

ただ、ここでひとつ言えるのは、ネットの人間は魅力がなくなった人から離れるかもしれないが、リアルで繋がりのある人間ならそこまで冷酷な対応はとらない可能性がまだあること。だからネットばっかやってちゃダメ。

なんつーか人生のピークがずっと続くとか、一度成功したからまた成功する可能性があるとか根拠なく信じる虚しさは見ててしんどい。音芸路線にもそんな妄想にとらわれていた時期があっただけに、余計にね。

@krsw 本編でも死にまくってなかなかクリアできないので対戦は……。2がナビ戦にめっちゃてこずってるんですよね。でも、いつかは全作クリアしたいです。

@krsw エグゼコレクションは買いましたよ。1しかまだクリアできてませんが。子供のころ、X～X3はやりました。

人格否定を目的とした出版物なんて書店行けばそれだけでコーナーができているといっていいレベルだから、言論による人格攻撃の否定はほとんど形骸化しているようなもんだとは思う。でも、当の人物と同類になるくらいなら引き下がるのがいいか。

ショーペンハウアーは確かどこかで「天才はいつの時代でも同じことを言っている」と述べていた。人間が歴史の担い手である以上、同じ問題に向き合い続けるのは必然的だろう。人間の歴史の産物にして叡智の賜物たる常識の重要性がそこから導き出される。

また、各時代の優れた学者たちがたびたび言い続けてきたことの一つが、学問の神秘性の否定である。マックスウェーバーが学問に神秘的な体験を求めるのではなく目の前の事柄に向かえと学生に呼びかけるようなことは、どの時代にもあった。この神秘性は様々な形に言い換えられるだろう。非論理的。権威的。霊的。いずれにせよ、快楽、マウントの道具、都合のよさ、そういったものが神秘性には付きまとうと思われる。

だが、一方で、歴史上における数々の天才たちが神秘主義やそれに近い優勢思想の弊に陥った歴史があることもまた事実である。時代の常識は天才によって担われる以上、神秘性とは最も遠いはずである人間が神秘性の光に目を眩ませられる。それだけこの光の持つ力が強大であることをまず知らなければならない。

ここまでの話を要約するとつまりこういうことである。「おいしい話など絶対にありえない」。ただそれだけである。だが、どの時代の人間も、それが理解できないから、永遠に同じことを言い続けなければならないのだ。言論人はすぐに常識を否定したがる。商品はその宣伝においてこれを買えば神秘的な体験が待っているかのように喧伝する。そして、詐欺師や嘘つきはキラキラとした光ある世界へと聞き手に誘いをかける。歴史が否定し続けた来たことがまさに今繰り返されている。

ではどうすればそのような誘惑に対抗しうるか。夢という漠然としたものから計画という具体的なものへ、俗説という刺激の強いメディアから常識的な面白くないが役には立つ話へ、そして鏡を見て現実の自分の身だしなみを整えて……。ただ日常をまじめに生きるだけのことである。

本を読むのが嫌いな理由の一つが、知識を獲得すればするほど、自分のダメな部分とか直さないといけない部分が明るみに出て、内なる黒歴史に直面させられてうわあああって気になるからなんよね。つらい。

人間を自由意志と定義し、その実現のために法があると解するのがヘーゲル法哲学の基礎であるようだ。このような考え方はおそらく日本国憲法をはじめ近代以後の法律の中にも何かしらの影響を残している。ともすれば、衝動的な、つまり不自由で低級な欲求に支配される形でレスバに終始したり、私怨を実現するための道具として法律をとらえることは、法曹どころか人間としてあってはならないことではないだろうか？

「衝動は自然的な自己規定のはたらきである。それは一方的に限定された感情に基くものであり、超え得ない一定の目的をもつものである。云いかえると、衝動は不自由な直接的に規定された、低次の欲求能力である。(中略)反省によって人間は衝動とその束縛を飛び越える。(中略)こうして反省の推論によって衝動の満足に身を委ねることにするか、またはそれを抑制し、それを断念する。」

ヘーゲル著、武市健人訳『哲学入門』より

@PYU224 Windows10のPCでこの返信を書いてる途中にも右下にサーバーから切断されましたって出ましたね。大きな問題ではないのですが、気になるっちゃ気になるので公式の対応が気になります。素早い回答、ありがとうございました。