@MageManager
定理7.8を暗に用いてることはチェックしておきましょう
二種類の原始元とその共役元により、$mn$個の$\sigma_{ij}\colon L\to\overline{K}$が作れます。$L/K$はガロア拡大なので$L$上の自己同型となりまるが、特に$\sigma_{1j}$は$M$を不変にする$n$個なので$L/M$もまたガロア拡大となります。一方で下側の拡大$M/K$はガロア拡大になるとは限りません
@MageManager
定理7.8を暗に用いてることはチェックしておきましょう
二種類の原始元とその共役元により、$mn$個の$\sigma_{ij}\colon L\to\overline{K}$が作れます。$L/K$はガロア拡大なので$L$上の自己同型となりまるが、特に$\sigma_{1j}$は$M$を不変にする$n$個なので$L/M$もまたガロア拡大となります。一方で下側の拡大$M/K$はガロア拡大になるとは限りません
#類体論へ至る道
ここで$L$は$K$の最小分解体であり、
$K$のガロア拡大体なので同型写像は
全て自己同型写像。
よって$mn$個の同型写像$σ_{ij}$は
$L$の自己同型写像
$G(L/K)=\{σ_{11},…,σ_{1n},$
$σ_{21},…,σ_{2n},$
$…$
$σ_{m1},…,σ_{mn}\}$
$G(L/M)$は、このうち$M=K(α)$の
全ての元を不変にするものである。
$σ_{1i}(α)=α$であり、$j\neq 1$のとき
$σ_{ji}(α)=α_j \neq α$
$σ_{1i}(α)=α$であれば
$M=K(α)$
のすべての元を不変にするので
$G(L/M)=\{σ_{11},σ_{12},…,σ_{1n}\}$
よって
$G(L/M)=\{σ\in G(L,K)|$
$σx=x(∀x \in M)\}$
(証明終)
@mathmathniconico
#類体論へ至る道
P195 問題(3)
体$M$がガロア拡大$L/K$の
中間体であれば
$L/M$もガロア拡大で、
そのガロア群は$G$の元で$M$の
各元を動かさないものの全体。
$G(L/M)=\{σ\in G(L,K)|$
$σx=x(∀x \in M)\}$
(証明)
$M$に対して$K$上の$m$次最小多項式$f(x)$を作り、$f(x)=0$の解$α$に
よって$M=K(α)$と表す事が出来る。
$f(x)=0$の解を
$α=α_1,…,α_m$
とする。
また$M=K(α)$上の$n$次最小多項式$g(x)$を作り、$g(x)=0$の解$β$によって
$L=M(β)=K(α,β)$
と表す事が出来る。
$g(x)=0$の解を
$β=β_1,…,β_n$
とする。
$L$に作用する同型写像は$mn$個あり、
それらは
$σ_{ij}(α)=α_i$
$σ_{ij}(β)=β_j$
$(1 ≦ i ≦ m,1 ≦ j ≦ n)$
で定められる。
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