#類体論へ至る道
ここで$L$は$K$の最小分解体であり、
$K$のガロア拡大体なので同型写像は
全て自己同型写像。
よって$mn$個の同型写像$σ_{ij}$は
$L$の自己同型写像
$G(L/K)=\{σ_{11},…,σ_{1n},$
$σ_{21},…,σ_{2n},$
$…$
$σ_{m1},…,σ_{mn}\}$
$G(L/M)$は、このうち$M=K(α)$の
全ての元を不変にするものである。
$σ_{1i}(α)=α$であり、$j\neq 1$のとき
$σ_{ji}(α)=α_j \neq α$
$σ_{1i}(α)=α$であれば
$M=K(α)$
のすべての元を不変にするので
$G(L/M)=\{σ_{11},σ_{12},…,σ_{1n}\}$
よって
$G(L/M)=\{σ\in G(L,K)|$
$σx=x(∀x \in M)\}$
(証明終)