Notices by ももしきや (1004ki8@toot.blue)

共闘団体の会議に行ったらみんな「自民党政治を終わらせる」というものを掲げようとしており。もうとっくに終わっていて、みんな代替を模索していて、それが立憲社民共産ではなく国民民主や参政党、れいわ、保守党などに流れている事実について真剣に考えるべきだと発言したら笑われた。笑い事じゃねえんだが

トランプが怖いのは「ちょっと面白い」ところなんだよな。チャーミングさがファシストの振る舞いをうまく隠している、ってほんと安倍晋三と同類なんだな。

アメリカは常に何も反省せず、他国を貶め民間人の上に爆弾を落とし続けてきた。それを美辞麗句で糊塗せず、より直接的でより多くの人に伝わる言い方をすることで「俺たちのトランプ」として君臨する。

ちなみに弟は「先祖代々住んできた日本人を差し置き外国人を優遇するのは間違っているし、日本独自で続いてきた夫婦同姓を維持すべきだから参政党を支持している」とのことだったのだが、「それによって女性が名前を消され続けることは仕方がないという考えなのか？」という私の問いに関して「そんなことを考えたことがなかった」と。彼がナチュラルに女性の立場について考えたことがない、本当に考えたことがない、ということがわかったし、人口の半分いる女性について何も考えたことがない人間がいわんや外国人のことなんて、という話である。そしてそれが日本人の標準なのであろうな、ということも想像に難くない。

弟に対して「男系保持の皇国2600年を誇る保守を名乗るのであれば、何故お前は今の段階で結婚して子どもの2〜3人いないのか。自分は日本国存続を担わず独身でよいという考えなのか。少子化なのはご存知か。外国人を嫌っているようだが、このままだと普通に日本人は絶滅するが」と言ってみると、それについても「考えたことがなかった」。

他人事なのだよな、なにもかも

弟も2600年続いた男系を続けなくてはどうこう言ってたな。「神武天皇？だってそれ、嘘やん」とツッコミ入れたら「それは、そうなんやけれども…！」と苦しい顔をしていた。残酷でつまらない現実より、嘘でも信じて共有する美しい物語に縋りたいのだよね。気持ちはわかる。

今回の帰省では兄弟から「政治に興味を持ち、参政党がいいと思って投票している」と告げられ頭を抱えた。

「賃金や苗字など、社会制度によってさまざまなものを奪われているから是正してほしい」という女性の声に対して責められているように感じる男性は「俺たちだってこんなに奪われている。弱者男性を誰が救うのか」を主張することで責任回避を試みる。誰も幸せにならない

社会系の話をする男性ポッドキャスター、「弱者が弱者を振りかざす功罪」みたいな話をするのも好きみたいなんだが、振りかざしている中身について「政治に文句を言う」「批判ばかりする」程度の解像度でさらっと進めるからめっっっちゃ怖いのだよな。おそらく「入管施設でおこなわれている横暴を許すな」とか「緊急避妊薬を薬局で販売しろ」みたいな具体例は頭になくて、「Xで玉木の不倫を叩いてる暇な人たち」みたいなんを想定してキャッキャしている。しかし、聞いてるほうはわからないからミソもクソもも一緒になって「批判するやつイコールクズ」だけが強固になっていく。怖い

男女論ってそら簡単な話ではないのだが、永田町も霞ヶ関も地方議会もおじさんしかいない。左側の運動団体だって酷いもんで、基本的に発言者はおじさんしかいない。マイク回しだけ女性、みたいなんも普通。それでいて「ジェンダー」という文言を入れておけば良いと思っている。ジェンダー平等を推進するのは女性の仕事であって、女性が調整なり奮闘なりするもので自分は関係ないという考え方から1ミリも出ない。これで何をどうしろというのか。

衆院予算委員長が立憲あずみんになったおかげで首相名指しの質問が首相にされるようになった(野党が首相に質問しても自民党委員長が別の人間を指名して答える状況が常態化していた)。
こんなことですら「すげえ！感動的だ！」と思ってしまう。

読みはじめた
鈍器のようにぶあつい

子が「募金とかあんましないほうがいいって社会科の先生が言ってた」と言うので、どういうことなのか尋ねると、アフリカへ行った募金は現地の人が働かなくても募金で生活できて遊んでしまうからよくないのだ、という話をしたそうだ。
「なぜそんなばかな話を」「局地的な話を拡大しすぎだ」「ただでさえ日本人は募金しないのにそんな話を子どもにするのは最悪だ」と夫と私がヒートアップしてしまい、「いや、言ってんの先生なのになんでおれが怒られてんの」とぶーたれられるなどした。

同僚に「子育てで何を重要視しているか」と聞かれ、子がお腹にいるときに決めた子育ての方針が「ネトウヨにしない」だったのでそう告げたら「いやいやいやいや、そこー？」と爆笑されたのだが「ネトウヨには女性蔑視、外国人蔑視、歴史修正主義、有害な男らしさ、陰謀論との親和性の高さなど様々な要素が詰まっているのでそう笑えるもんでもない」と答えたら真顔になっていた。そーゆーの、一朝一夕で伝わるもんじゃないからさあ…。

男児を育てているものとしては石丸的なものに巻かれるようになってもらいたくないし、さりとて賢い顔でメタ視点ごっこに興じてほしくもないしの親心

近代とは「私たちはフランス革命によって得た人権と民主主義という大きな船に乗ってうまくコントロールするにはどうすればいいか知恵を絞っています。船に乗っていないフリをするな、船底に穴をあけようとするな、よろしくお願いします」のことです。

来年はこの成功体験を引っ提げて都議会議員選挙に石丸新党が殴り込んでくるし、参議院選挙もあります。恐ろしいね。

「野党は批判ばかりでこころもとないんだよねー」「リベラルが憚られるのはさー」みたいなことばかり言って賢い顔してコミットを拒否し、責任から逃れていたら太刀打ちできないほどの数のデマに流される民衆に脅かされることになるのだなー

自己愛やパワハラの権化みたいなものをリーダーシップや決断力と勘違いすることをどうやったら防げるのだろうか。

真面目にやばいのだが、「台湾有事」という言葉を出せば全員が黙って、軍拡反対運動をしている側を喜んで馬鹿にし、叩いてくれる。しかも、平和や軍拡反対は票にならないという問題も抱えている。詰んどる