『セーヌ川の水面の下に』感想
トライアスロン大会が開催中のパリのセーヌ川に巨大なサメが出没して血祭りとなるパニック映画。サメ対応をまともにできない市長が虚しく映る。今度の夏の東京都知事選挙では、もし東京の川や海に巨大サメが出現したとき、躊躇いなくイベントを中止する決断を下せる…そんな人物に投票しましょう。そうしないとあなたの街はサメに壊されます。 #映画
『セーヌ川の水面の下に』感想
トライアスロン大会が開催中のパリのセーヌ川に巨大なサメが出没して血祭りとなるパニック映画。サメ対応をまともにできない市長が虚しく映る。今度の夏の東京都知事選挙では、もし東京の川や海に巨大サメが出現したとき、躊躇いなくイベントを中止する決断を下せる…そんな人物に投票しましょう。そうしないとあなたの街はサメに壊されます。 #映画
ミネソタ州の高校でトランスジェンダーの女子生徒が暴力を受ける事件が発生していた…と伝える海外記事。このトランスの女子生徒は男子トイレを利用しており、男子生徒から暴力を受けたとのこと。トランス当事者はトイレ利用をきっかけにヘイトクライムの対象にされやすいですが、当たり前に安心してトイレができる社会を作るのは大人の責任です。差別は暴力に繋がります。 #LGBTQ
https://www.advocate.com/crime/minnesota-trans-girl-assaulted-school
差別団体を監視する南部貧困法律センター(SPLC)は「Genspect(ジェンスペクト)」と「Society for Evidence-based Gender Medicine(SEGM)」を反LGBTQヘイト団体に分類したとのこと。この2つのグループは、反トランスジェンダーの言動で一致しており、関係者の結びつきも指摘されてきました。現在のアメリカの反トランス活動に頻繁に登場する団体なので覚えておくといいです。 #LGBTQ
https://www.lgbtqnation.com/2024/06/anti-trans-organizations-genspect-segm-are-now-listed-as-hate-groups-by-the-splc/
保守系シンクタンクのヘリテージ財団が中心となって「プロジェクト2025」というマニフェストを作成し、現在支援を募っているそうです。中身は、LGBTQ権利保護の廃止、公民権関連法の撤廃、全国的な中絶全面禁止、「diversity(多様性)」や「gender(ジェンダー)」といった用語を法律から消す…など、それはそれは凄いものばかりで…。2024年の大統領選挙の結果次第では、本当にこれが実現するのだとしたら、もうアメリカは国際的な信用は完全に地に落ちるでしょう。 #LGBTQ
https://www.themarysue.com/is-project-2025-real-explained/
ドラァグクイーンを「児童を性的に虐待している」と決めつけて差別的に中傷してきたことで知られるネオナチ団体のメンバーのひとりが、児童ポルノ所持の罪で起訴された…と伝える海外記事。LGBTQグルーミング陰謀論はそもそもが事実無根で破綻していますが、それを頑なに主張する人たちの内部に児童性犯罪の問題があることを都合よく無視し続ける。そんな事例がまたひとつ増えました。
https://www.advocate.com/crime/neo-nazi-child-porn-arrest
カンヌ国際映画祭の受賞結果が発表され、こちらの『Emilia Pérez』は審査員賞と主演女優賞のW受賞となりました。主演のカルラ・ソフィア・ガスコンは、カンヌで受賞した初のトランスジェンダー女優となりました。なお、今回の最高賞であるパルムドールに輝いた『Anora』を監督したショーン・ベイカーと言えば、トランスジェンダーの日常をコミカルに密着して描いた隠れた傑作『タンジェリン』を手がけた人物であり、今年のカンヌはトランス関連の話題が多かったです。おめでとうございます。
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/2024-cannes-film-festival-winners-1235909044/
現在開催中の第77回カンヌ国際映画祭のコンペティションに出品されて高評価を得ているジャック・オーディアール監督作の『Emilia Pérez』。トランスジェンダーのカルテルのボスが性別適合手術を受けて犯罪のない新しい生活を始めようとする物語だそうです。主演のカルラ・ソフィア・ガスコンの演技も含めて何かしら今後の注目に繋がることに期待。そして日本での劇場公開を! #LGBTQ
https://www.them.us/story/emilia-perez-cannes-trans-musical-selena-gomez
『アウト・オブ・ダークネス 見えない影』感想
あなたも「人間」だった。「現代に起きている問題」は先史時代の私たちの歴史に原点がある。4万5000年前を舞台に過酷な自然で生きる人類を描くスリラー映画。原始人を描くというジャンルは、あまりリアリティは求められてきませんでしたが、今作は最新の知見に基づいたプロットと仕掛けになっており、それはしっかり社会風刺性も持ち合わせています。日本劇場未公開(配信スルー)なのが惜しい。 #映画
「マッドマックス」シリーズ最新作映画『マッドマックス フュリオサ』の公開が近づいてきたこともあって、また「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』はフェミニズム映画か?」論争が再燃しているみたいだけど、それに便乗して私も…。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は確かに「家父長的な女性搾取の集団に女性たちが団結して立ち向かい主人公男性が女性に席を譲る」物語でしたが、そこに至るまでのシリーズの歴史はもうちょっと複雑で…。というのもこのシリーズの悪役は男性的というだけでなく、そもそもゲイのステレオタイプから構築された表象だからです。初期の過去作は「ストレートな男性主人公が野蛮なゲイ男性集団を倒す」という規範的な話とも言えます。『怒りのデスロード』は「家父長的な女性搾取の集団」の印象を強めることで、従来の偏見ありきのゲイ集団の印象を上書きしていたのではないかな、と。
イーロン・マスクが支配するSNS「X(旧Twitter)」は、「シスジェンダー」という単語を侮辱語として扱い、その「シスジェンダー」という単語を用いたアカウントに規約違反として警告をだすようになった…と伝える海外記事。もはやあのSNSはジェンダー・アイデンティティの基本的な説明すらも言及するのが難しくなっており、プラットフォーム自体が差別装置となっています。 #LGBTQ
https://www.advocate.com/news/cisgender-restriction-x-twitter
毎年ヨーロッパでは大盛り上がりをみせる欧州最大級の国別対抗歌謡祭「ユーロビジョン」。例年からクィアなコミュニティも注目するイベントになっていましたが、今年はノンバイナリーの歌手が優勝。一方で、イスラエルの参加をめぐり、「クィア・フォー・パレスチナ」などからボイコットの呼びかけもあったり、抗議運動も見られました。「F**k the EBU」と放送局に明確に声をあげる参加者もいて、そちらの裏のほうが見ごたえがあったと言えるかもしれません。 #LGBTQ
https://www.thepinknews.com/2024/05/12/what-did-bambie-thug-say-non-binary/
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』での名演で2023年に最も話題を集めた俳優となった先住民ルーツを持つリリー・グラッドストーン。そのときの報道にて、リリー・グラッドストーンのジェンダー・アイデンティティについてやや情報が錯綜したこともあったのですが、今回、本人があらためて「私はノンバイナリーな代名詞を使います」とコメント。クィアなコミュニティを代表する人物として今後の活躍が期待されます。 #LGBTQ
https://www.advocate.com/arts-entertainment/lily-gladstone-nonbinary
『恋するプリテンダー』感想
シェイクスピアの名作喜劇『から騒ぎ』を現代風に改変したロマコメ映画。「シチュエーションシップ(situationship)」というZ世代の流行りの言葉を軸に、しっかりアレンジしています。異性愛カップルを主軸にしていますが、その舞台の結婚式は女性同士の同性愛カップルで進行しているということも付け加えておきます。本作の若手脚本家のイラナ・ウォルパートも同性の恋人がいる人みたいです。 #映画
『アンチソーシャル・ネットワーク 現実と妄想が交錯する世界』感想
本当に不適切にもほどがある…インターネットのヤバイ部分の約20年を総括するようなドキュメンタリーです。日本生まれの匿名掲示板サイト「2ちゃんねる」に始まり、その英語版といえる「4chan(4ちゃん)」、そこから派生した「アノニマス」「Qアノン」といったインターネット発祥の現象を主題としています。こうやって振り返ると心底酷い歴史です…
『ガールズ・ステイト』感想
まさに今、若者の声が軽視されているアメリカ社会。このドキュメンタリーはなおさら響きます。10代の女子だけが集まって政治を議論する政治疑似体験ワークショップ・イベントですが、そこには過小評価されてきた力がみなぎっていました。今作は2022年のミズーリ州での「ガールズ・ステイト」を取材しているのですが、これがまたタイムリーな出来事になって…この時代のフェミニズム史を記録したドキュメンタリーとして非常に貴重な作品になったのではないでしょうか。
映画『アイアンクロー』感想
実在のレスラー家族を主題に、「筋肉が全て!男の本質は筋肉だ!」という思考を家庭から植え付けられ、その価値観に支配され、ボロボロになっていく虚しいマッチョな男たちの物語。辛い話ですが、ちゃんと最後は男らしさからの脱会が優しく描かれ、ケアに繋がっていくので、観終わった後はわりと穏やかな気持ちになれます。マッチョになっても家族は幸せにならない… #映画
アメリカの複数の大手メディアがイスラエル寄りの姿勢を明らかに示している(ジェノサイドの問題を矮小化している)ことがメディア監視団体の指摘でも明らかですが、それとは別に「ニューヨークタイムズ」のビジネスエディターのアンドリュー・ソーキンが「抗議デモに参加した学生」に対して「企業は就職させないようにする」などと、就職上の制裁まで示唆するコラムを書いていて、最低なメディア態度だった…。大人ってここまで醜悪になれるのか…
https://fair.org/home/nyt-not-much-concerned-about-israels-mass-murder-of-journalists/
オーストラリアのクイーンズランド州は差別禁止法を改正し、ノンバイナリー、インターセックス、その他のジェンダーダイバースな人々を保護する内容へとアップデート。ヘイトクライムに対して厳しい罰則が科せられ、誹謗中傷やヘイトシンボルを掲げる行為から保護されるようになりました。当たり前ですけど「ヘイトではありません!」なんて主張しても通用はしません。差別は差別です。 #LGBTQ
https://www.thepinknews.com/2024/04/30/queensland-anti-discrimination-act/
アメリカのバイデン政権におけるイスラエル・パレスチナに対する政治姿勢は全米の若者から批判を集め、不満が高まり続けていますが、それとも関係があるのがこの「TikTokの禁止措置」。アメリカ人の約3分の1が定期的にこのアプリからニュースを取得しており、今や若者にとって欠かせない政治ツールのひとつ。それを政治家に奪われれば当然反発は起きる。バイデン政権は若者の政治力というものを過小評価しすぎており、それがどんな未来に繋がってしまうのやら…
https://www.teenvogue.com/story/tiktok-ban-young-people
学術誌「British Journal of Sports Medicine」に掲載された最新の研究によれば、アスリート・トレーニングをしているトランス女性はシス女性と比べて、肺機能が低下し、筋力に関連する骨密度が同等。また、トランス女性は特定の心血管検査においてシス女性よりも成績が悪く、下半身の筋力もシス女性より劣っていたとのこと。このように反トランス論者や世間が思っているほどトランス女性アスリートは有利な身体性を持っていないことは続々と研究で明らかに。それでもスポーツ界ではトランスジェンダー選手の排除が止まりません。 #LGBTQ
https://www.lgbtqnation.com/2024/04/trans-women-athletes-may-actually-have-disadvantages-compared-to-cis-women/
writer / activist / #アセクシュアル ace #アロマンティック aro #ノンバイナリー enby / 映画の感想をしゃべったり。詳しい感想はサイトで。「mastodon.lol」→「mastodon.social」へ引っ越ししました。
GNU social JP is a social network, courtesy of GNU social JP管理人. It runs on GNU social, version 2.0.2-dev, available under the GNU Affero General Public License.
All GNU social JP content and data are available under the Creative Commons Attribution 3.0 license.