@toneji そうなんですよね。問題は、思想(家)の研究をするときに、ある時期からの思想がそれまでの思想と連続性を持たないように見えるとか明らかに矛盾するように見えるとき、それは本人がなんらかの理由によって立場を変えたのか、それとも脳の器質的な変化に伴うものなのかを特定することがなかなかにむずかしく、もしかすると20世紀以降、とりわけ21世紀にあっては、認知症その他の変化についての理解も深まってきているし、映像等の資料も残っていることが少なくないので、医学的科学的な観点から検証できることもあるかもしれないけど、たんに耄碌したから思想が変化したんだと片づけられないところが、なかなか厳しいところなんですよね。