そのとおり。ただ、繰り返すけれど、ドイツもアルザスに対する同化政策を持っていて、その程度や実施の仕方はフランスよりひどかったというのも事実である。
だから、アルザスの人たちは自分たちの文化や言語を守るための方法としてフランスに帰属しようとしたという面もあるわけで、ことはフランスかドイツかという話ではない(アルザス語をドイツ語と同一視するなら、本多勝一氏はこの面を見落としていることになると思う)。
そのとおり。ただ、繰り返すけれど、ドイツもアルザスに対する同化政策を持っていて、その程度や実施の仕方はフランスよりひどかったというのも事実である。
だから、アルザスの人たちは自分たちの文化や言語を守るための方法としてフランスに帰属しようとしたという面もあるわけで、ことはフランスかドイツかという話ではない(アルザス語をドイツ語と同一視するなら、本多勝一氏はこの面を見落としていることになると思う)。
@lematin おっしゃる通りだと思います。本多勝一については、ずいぶん前に読んだ本なので細部まで憶えていませんが、彼の見識から考えて、アルザス語をドイツ語と同一視していたとは考えにくいです。最後の授業の後日談で(たしか)フランツ少年がドイツから来た先生に罰せられたときにドイツ語ではなくアルザス語で「先生、すみません」と言ったことに言及していました。
社会学屋としては、マックス・ウェーバーが徴兵の代わりの一年志願兵になった時に、アルザスに駐屯していた連隊を選んで入隊していること、そしてゲオルグ・ジンメルがやっと教授になったのがアルザスの首府にあるストラスブルク大学であったことなどが気になるポイントである。
ちなみに、ストラスブール(フランス語読み)には、いま、欧州議会の議事堂が置かれている。EUは仏独協力のためのスキームとして始まったのだ。
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