BLファンダムにおけるトランス排除、2016年くらいに韓国のメガリア的なものが輸入されてホモフォビアが拡散されていた流れからの影響もあると思うし(韓国では「女性優先フェミニズム」というターフ的なフェミニズムによる脱BL運動が2019年ごろにあったともきく)、そもそもBL文化にはかねてより強烈なミソジニーが蔓延していて、強烈なミソジニーへの反省がないままオンラインフェミニズムに接続されていったことの問題もあると思う。
そして初期はBLファンダムにかなりトランス排除が食い込んでいたけど、今は百合ファンダムもやばくて(というかファンダムで声のでかい人が強烈なターフになってる)、でも百合のファンダムだとまた話は別で、もともと存在していた強烈なミサンドリーと誤ったトランス表象としての「TS百合」に対する批判(誤った表象が流通しすぎて現実と混同されている)が融合した結果だと思う。
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mi_zu_a@fedibird.com's status on Wednesday, 19-Jul-2023 16:05:45 JST mi_zu_a - サトマキ repeated this.
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mi_zu_a@fedibird.com's status on Wednesday, 19-Jul-2023 17:23:59 JST mi_zu_a 2010年代後半以降のオンラインフェミニズムはそれこそ「萌え絵」批判でデカくなっていったところがあると思う。「男性が男性のために女性の性的な表象を作り出し消費している」ことに対する批判がオンラインフェミニズムの一大争点になっていった。この争点化が今のトランス排除に影響しているというか、誤った形で接続された気もする(某反SWの人とか)。
そして「男性向け」と分類されうるオタク文化とオンラインフェミニズムの対立が深刻化する一方で、「女性向け」と分類されうるオタク文化の中にもオンラインフェミニズムがかなり食い込むようになっていって、BLをはじめとする女性が多めのオタクファンダムはずっとオンラインハラスメントの対象になってきたという経緯もあり、どんどん広がっていった。それもファンダムにおけるミソジニー、内面化されたミソジニーの反省を欠いたまま。
これは私の目から見えていた光景だから、全然違う光景が見えていた人もいっぱいいると思うのだけど、でもだからこそ初期にそれこそ研究者の人たちが反ジェンダー運動や右派との協働について語ってたことが私には当時あんまりよくわかっていなかったのよね。反ジェンダー運動や右派の問題というよりオタクとオンラインフェミニズムの問題のように見えていたから。サトマキ repeated this. -
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mi_zu_a@fedibird.com's status on Wednesday, 19-Jul-2023 17:24:48 JST mi_zu_a 今ではもう右派との協働も国際的な反ジェンダー運動も目に見える形で明らかだなと思うのだけど、日本のオンラインの文脈も特に初期はすごく大きかったように感じてる。2010年代後半以降の「男性が男性のために女性の性的な表象を作り出し消費している」ものとしての「萌え絵」批判に焦点を当てるオンラインフェミニズムの拡大、韓国のシーラ・ジェフリーズに影響を受けた脱コル的なトランス排除レトリック、オタク文化で延々と繰り返されてきた誤った表象の数々、それらがとても危険な仕方で融合した部分はあったのでは、と。