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米が高値になっても、1年かけて作るものを「じゃあもっと出すね♪」とはならない。作れる人も資金もない。
個々で見ると、「今年は米の相場が良かったから機械を更新しようかな」という話も聞くけど、全体で見たらほんの一部。
このへんの中山間地の細切れの田んぼでは、機械を入れても効率化に限界があるし基本赤字で、気持ち的には親戚にあげるために続けてるだけいう家が多い。
これはもはや「仕事」ではない。お金に換えれば価値が目減りするから、食べ物としてそのままの価値を分け合うほうがメリットがある状態。
こんな農家がほとんどという有様で、国の増産計画に応えなさいと言われても、親戚内で分け合っていた食糧をお国に供出、という戦時の飢餓状態の再現にしかならないと思う…