5係には「起訴ありきで動く係長とその意を受けて動く現場担当者Z」と「捜査を担当するも冤罪だとわかっている(けど止められない)現場担当者X、Y(など)」がいた(裁判で冤罪を指摘したのは後者)。
番組では、5係がいかに冤罪をつくりあげていったかが描写されるけど、それは「冤罪だとわかっている担当者がいながらも、組織の冤罪でっちあげを止められない話」であって、それがもう救いがない。
「上がGOだから止められない」「今さら止められない」「(5係幹部は)上層部にマイナスの報告をあげていないのではないか」……あちこちで見られる例のやつ。
「ガサ入れで何も出なければさすがに上もあきらめるだろうと思っていた」(けど実際には起訴まで進んでしまった)といった警察関係者の証言がよう……
Zが大川原化工機の担当者を事情聴取したときに語ったという「はっきり言っちゃいますと、ここ(大川原の合弁先の親会社)はもう、中国におけるバリバリの軍事の組織です。バリバリの」のくだりなんか、そこらのネトウヨそこのけ。