ゴールデンカムイには日露戦争への批判はあるにはあるけど、無謀な戦いに駆り出された兵士として批判であって、侵略戦争自体ではない。日本の帝国主義も描かれてはいるけど、そこに批判も反省もない。だから売れたんやろうな。
ずっと侵略国家だったのに、戦争についての被害者意識が強いのは、歴史教育だけでなく体験談などが太平洋戦争終盤に本土が爆撃されたことにフォーカスが当たりすぎてるからやろうな。従軍した世代が生きていた時代は加害の体験も語られたとは思うが。戦争への反省があるとしたら、アメリカのような大国と戦争したら国土が焦土になってしまうくらいで、アジア諸国を侵略したことではない。加害者意識がない。
朝鮮半島の植民地化の前に、沖縄と北海道を侵略&植民地化したことも、植民地化の意識がないし反省もない。
ずっと侵略する側の国が侵略した意識も反省もなく、今自衛自衛で軍備拡大しているのは、ほんまに危険。危険なんやけど、(ある意味教育が成功しているから)大多数が何も考えていないか、ぼんやり自分達は攻撃を受ける側だから自衛のために軍備拡大も仕方がないぐらい思っている。