そうだったんですか。「プロ」と言っても特段何か注意してやってた記憶もないんですが…。怒鳴られながら言われるままに適当にやってたので。
造園屋の現場って、外構屋さんと一緒になることが多いので(新築の戸建ての庭など、一応、建物の躯体がほぼ出来て、内装の段階くらいで、造園と外構が入るんですよね)、顔見知りの外構屋さんがブロック塀を作っているのもいつも見てたし、朧げな記憶では私も誰かがブロック塀を作るのを手伝った気もします。鉄筋を刺した穴にモルタル突っ込んだり、目地を整えたり。
造園屋の仕事では、延段(のべだん)を作る作業をさせて貰ったのが一番の“華”だったかな。今どき庭にのべだんを作るお宅もそうそうないですからね。延段や飛び石敷いたり、六方石などの景石を据えたりする時にモルタルを使いました。ハンマーで石を割ったり叩いたり、サンダーで切ったり、手を酷使する毎日で、腱鞘炎になって大変で、一生やり続けられる自信はなかったんですけど。
電話BOXの電話帳で探して当たって砕けろで問い合わせて採用して貰った現場だったけど(どういうクソ度胸なんだ?笑)、今思えば、あれだけ本格的な仕事をやらせて貰えたのは、結構「当たり」を引いてたのかも知れないですね。