そして、14年が経ち、「風俗奇譚」1973年6月号にこんなお知らせを出している。会員募集の広告なのに「よわい六十歳を過ぎて、つまらぬ、礼儀もわきまえないエゴのかたまりのような人間に接していくことはもうこりごりです。」と気になる内容でもあるが、住所、電話番号を堂々と公開しているのが凄い。
やはり何か起こったのだろうか、翌月の「風俗奇譚」1973年7月号に同好趣味の会解散のお知らせが。どんな事情があったのか分からないが、「左記の所でお好焼屋を開店いたしました。旧知のかたに、そして御用のかたは遠慮なくお越しください。」とあり、清々しさを感じるのは、彼の人柄なのでしょう。