#日本のゲイの歴史 の中で私が今最も関心がある人物は毛利晴一さん。彼は1959年に大阪で同好趣味の会というゲイ男性のグループを発足し、1960年に「同好」 (1~3号では「同性」) というゲイ雑誌を創刊した。同雑誌15号巻末にある「事務局より」を読むと、大変魅力的な人だったことがよく分かる。
まず、「年中無休ですからどしどしお越し下さい。」と、とても面倒見の良い人だった様。
1960年末に発行されたこの15号の裏表紙には「会員番号882」とあり、これは少なくとも882人の会員がいたということで、発足後一年の間にこれほどの人数が集まったとは凄いとしか言いようがない。