ですよね。それってつまり、「周囲がその人の気持ちを理解しなかった」ことが先にあると言うことが大事ですよね。
記事の内容はそれらの人々の存在を世間に知らしめるという意味で意味がある気もするのですが、どう見ても見出しが悪いと思います。
確かに私も以前働いていた知的障害者の施設で、境界知能の人たちがとても多くて(つまり学校を卒業してからの行き場がない)、問題行動を起こしがちであるということには気が付いていて、
その人たちはそもそも家庭環境に非常に問題があって(有体に言えば、虐待されて育っている)、私の目から見て、「本当にこの人たちは生来的に知的な障害があったのだろうか?(生まれつきではないのではないか)」という疑問を持たざるを得なくて、
でももうそれは誰にも検証できないし、「彼らは本来ここ(施設)にいるべきではないんじゃないか」とは思ったけど、そこが一番安全な場所で、外に出したら犯罪に巻き込まれるか、手を染めるかが関の山…という一群の人たちがいたんですよね。
だけど、IQが彼らよりもずっと低くても、義理人情に篤くて、職員なのに、私など、いつも叱られていたような「人格者」だって大勢いた。だから、どう考えても、見出しはミスリード。