活字だと数行で読むのが嫌になった村上春樹の「1Q84」をAudibleで聴いている。文庫と同じく全6巻で朗読時間はそれぞれ10時間ほど、ぜんぶで60時間超えである。朗読者の杏と柄本時生が辛抱強く読んでくれるので助かるんだが、このキザったらしい上にドひつこく長々とした比喩表現をばっさり削ったら1/10とは言わないが、1/3 ぐらいにはなるのではないか。ところで杏は、そのルックスも雰囲気も僕の大好きな俳優である。声質も素敵だが、朗読はまあ良くも悪くもなくフツーという感じだ。引き込まれるような魅力はないなあ。なんでそう感じるのかはよくわからず。