あ、あと、私は道徳とかヒューマニズムの話をしているのではなくて(別に「親を助けようと思うべきだ」とかは全然思ってなくて)、認知(自分の周りの世界がどう見えているか)の話をしているだけなんですよ。
例えば、私も親の面倒なんてみたくなかったので、とりあえず自分の親の世代くらいまでは年金もそれなりにあったし、福祉もギリギリ何とかある時代だったので、それらのことで「助かったー」としか思ってないです。何故なら世話するのなんて真っ平ゴメンだったからです。「勝手に幸せに生きてくれや」としか思ってなかった。
結局、この数年で立て続けに2人とも亡くなって、案外、あっさり逝ってくれて、正直、本当に良かったと思っているのですが、一時、「介護が必要かも」みたいな時に、私は「(親の)マンション売って早く施設に入れる算段しよう」と妹に言ったのだけど、彼女は面倒をみたかったようなので、それには付き合い切れないので、私は「それなら任せた。私は皆さんと縁を切ります」と伝えて、相続も何も全て放棄する手続きを取りました。
私自身がそういうとても「薄情な」人間。だから年金や福祉はちゃんとあった方が良いと思っているに過ぎない。
なのでこの人たちが「薄情」であることを云々しているわけではないです。