以前日記エッセイに書いたと思うし、よく話しているのだけれど、何年か前に母とお茶を飲みに行った時、テラスの席でスコーンを食べていたときに「親密なる打ち明け話」をされたことがあった。4人姉弟で(一番上が死産しているので5人ともいえる)末の弟を妊娠したときに「こんなに子供をポンポン産んで、手術をしなければいけない」と祖母に激昂され、出産の際に卵管を閉じる手術をしたというのだ。あまりにもショックだった。父は、祖父は何をしていたんだ。特に父は何をしてたんだ。父の姉たちは知っていたのか。「手術したのよ」と言った母の目は涙ぐんでいた。