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UNRWA職員がハマスに関与していたことについて
《現地に1万人以上の職員がいますが、ガザを実効支配するハマスは保健省などの役所も運営しており、保健サービスの提供で保健省と接しないわけにはいかない事情があります。中立性、公平性は大事で、疑惑は深刻に受け止め、UNRWAとして厳しく検証しなければなりません。でも、だからといって組織全体の価値が否定される必要はないと思っています。
一方で、UNRWAは約75年にわたってパレスチナ難民を支援してきましたが、そもそもこれほど長く続く必要のないはずの組織です。難民問題が解決しないから、続けざるをえないのです。イスラエルはUNRWAの解体を求め、米国の資金拠出停止は続いています。今UNRWAがなくなれば、救える命が救えなくなるだけです。国際社会は、そもそもなぜUNRWAが活動し続けなければいけない状況が生まれるのかという、本質に目を向けてほしいという思いがあります。》
《政治的な問題にたとえ支援が阻まれることがあっても、支援をやめる理由にはなりません。ガザの友人に「世界はいつになったら私たちを人間として扱ってくれるのか」と言われたとき、私は何も言うことができませんでした。私たちができることを一つずつ、あきらめずに続けることが、次につながると信じています。》