国際政治への無力感、それでも支援を ガザで指揮の国連日本人局長
https://www.asahi.com/articles/ASSBC6W88SBCUHBI04MM.html
UNRWA清田明宏局長のお話。
《例えば薬の略奪は、イスラエル軍の攻撃で多くの警察官が殺害され、治安が悪くなったことに加え、ガザの人々が今日を生きることしか考えられない、異常な精神状態に追い詰められているからこそ起きたことです。ガザ地区外への避難は、ほぼできません。ガザ地区内で避難を繰り返し、極限を超えた状況で暮らさざるをえないのです。
ガザは昨年10月からの戦争前から豊かではありませんでしたが、人々の共助がありました。貧しくても、ホームレスはいませんでした。それが今、壊されています。
避難を余儀なくされた人々はガザ内の約1割の土地に追い込まれ、海沿いまで大量のテントが並んでいます。子どもたちは学校に通うことができず、ストレスを抱え込み、UNRWAの職員にやり場のない怒りをぶつけることも増えました。
空爆は街を破壊し、人々の移動を強いることで地域社会の人のつながり、人々の心も壊しています。》
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