日本に住んでいる反日日本人としては中国の教育現場やコンテンツで日本がいくらぶっ叩かれていても仕方ないとかむしろもっとやっていいとか受け入れられる感情はあり、朝鮮戦争に関してアメリカがぶっ叩かれているというのも当然でしょうと思いもするのですが、中国国内で「児童に与えられるべきより良い教育」やあるべき市民社会の姿を考える立場にある人たちからするとそればかりでは健全とは思われないというのも自然な感覚かもしれないと思わなくもないです。
日本やアメリカのことはどうでもいいという立場ばかりでもなく、憎悪扇動にならない形での歴史教育は必要というところがおおかたの落とし所のようです。
自分が実態を把握できているとは思えないので暫定的な見方ですが。
中国社会は差別主義者の日本人のおもちゃでもないし、反日日本人のおもちゃでもない。
議論や意見の中で踏まえられるトピックの中で日本側から見えづらい要素としては、市民同士が憎悪扇動によって殺し合っていた文化大革命への反省が不十分であるという問題意識、近年の「内巻」現象、強権体制の管理主義による市民社会の相互不信、近年の不況というのはありそうな感じもします。