7月に『ハロルド・フライ~』を読んでるんですけれど、そこから派生して読んだのが『わたしに会うための16000キロ』になります。リース・ウィザースプーンで映画化もされていて、それも非常によかった。1人で3か月間山道を歩くっていう実話です。自分の(装備とか体力への見積もりの)甘さだったり、女性だという理由で周りの人から蔑ろにされたりもするんですけれど、この「好き勝手やっているように見える」主人公が長い思考と整理の末に自分を解放する瞬間があってすごくよかった。映画もまた観たいなと思った一冊でした。
『ボート』は元ボートピープルだった著者が書いたもので、新しい寄り添い方を見せてもらったと感じています。これがデビュー短編集なんだってよ。
『この村にとどまる』は、何回も書いてますが、「そこから出る選択をできない人たち」「あるようで選択肢がないってこと」という話でもありました。元になったクロン村はすごく美しいけれど、「美しい」ということが躊躇われる話でもあった。
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カンミ (pantabekanmi@mastodon-japan.net)'s status on Sunday, 01-Sep-2024 10:36:42 JSTカンミ