2024年8月読んだ本
『ニューヨークで考え中』4巻 近藤聡乃
『わたしに会うまでの1600キロ』シェリル・ストレイド 雨海弘美 矢羽野薫訳
『僕は秋子に借りがある』森博嗣
『死にたいって誰かに話したかった』南綾子
『安全に狂う方法―アディクションから掴みとったこと』赤坂真理
『三体』『三体Ⅱ 暗黒森林上』『三体Ⅱ 暗黒森林下』劉慈欣(リュウ・ツーシン) 大森望 立原透耶 上原かおり 泊功(ワン・チャイ)訳
『ボート』ナム・リー 小川高義訳
『この村にとどまる』マルコ・バルツァーノ 関口美子訳
『あしたの君へ』柚月裕子
『きょうのできごと』『きょうのできごと、十年後』柴咲友香
『妻はサバイバー』永田豊隆
『紙の動物園』ケン・リュウ 古沢嘉通訳
#カンミ読書
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カンミ (pantabekanmi@mastodon-japan.net)'s status on Sunday, 01-Sep-2024 10:36:42 JST カンミ -
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カンミ (pantabekanmi@mastodon-japan.net)'s status on Sunday, 01-Sep-2024 10:36:41 JST カンミ 『紙の動物園』は、ケン・リュウの短編集です。私は日本でしか暮らしたことが無い、女性と言う意味でマイノリティだけれど、異国で暮らすということ、ダブル、トリプルマイノリティになるということについて考えさせられました。それは大好きな『ニューヨークで考え中』を読むたびに思うことです。親からの愛は重責になることも多いけれど、こういう愛の表明だったらすごく楽しく切なくなる。息遣いを感じれるような文の表題作は、是非読んで欲しいです。
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カンミ (pantabekanmi@mastodon-japan.net)'s status on Sunday, 01-Sep-2024 10:36:42 JST カンミ 少ない!なんでこんなに少なかったのか考えてたんですが、要因としては1夏バテ、2忙しかった、3読書に飽きてきた、4慣れないSFを沢山読んだゆえ本というものがめんどくなった、の4つが考えられます。まあなんででしょうね。予定としては『三体』を8月中に読み終わるつもりだったんですよ。でも苦手なジャンルゆえ、「親切設計」と噂のネトフリドラマと並行して読んでるんですよね。想像するのが下手すぎるんで。まあこういうのもなかなか読書が進まなかった理由です。
この月読んだ本、だいたいどれもよい本だし、こういうことを何の専門性もない自分が言うのもちょっと躊躇するんですが『安全に狂う方法』には言いたいことが少しあります。私は発達障碍の傾向があって、思考をやめられないんですけれど、本の中に「思考へのアディクションが一番強い」という文があってハテナとなりました。依存と習慣ってすごく密接なところにあるというものを書いていると思うし、おおむね同意なんですけれど、なんかすげえ「定型」な本だなって。 -
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カンミ (pantabekanmi@mastodon-japan.net)'s status on Sunday, 01-Sep-2024 10:36:42 JST カンミ 7月に『ハロルド・フライ~』を読んでるんですけれど、そこから派生して読んだのが『わたしに会うための16000キロ』になります。リース・ウィザースプーンで映画化もされていて、それも非常によかった。1人で3か月間山道を歩くっていう実話です。自分の(装備とか体力への見積もりの)甘さだったり、女性だという理由で周りの人から蔑ろにされたりもするんですけれど、この「好き勝手やっているように見える」主人公が長い思考と整理の末に自分を解放する瞬間があってすごくよかった。映画もまた観たいなと思った一冊でした。
『ボート』は元ボートピープルだった著者が書いたもので、新しい寄り添い方を見せてもらったと感じています。これがデビュー短編集なんだってよ。
『この村にとどまる』は、何回も書いてますが、「そこから出る選択をできない人たち」「あるようで選択肢がないってこと」という話でもありました。元になったクロン村はすごく美しいけれど、「美しい」ということが躊躇われる話でもあった。るまたん repeated this.
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