ライトラインに乗っていて楽しかったのは、かなりの急勾配や急カーブもこなすことで、これも昔のインターアーバンを彷彿とさせます(意外とインターアーバンの規格は低かったのです)。でもスピードがそんなに落ちないのは、さすが現代の新しい技術と感心しました。
またこれは従来の路面電車との違いですが、併用軌道の上下線の間に柵を設け、信号以外で右折車が電車を邪魔しないようになってています。これは市電ののろさに不満の熊本市民からすると、新たに作ったLRTの美点として羨ましく思えました。優先信号は導入していないそうですが、かなりスムーズでした。
最高速度は40km/hですが、加減速がいいのでかなりの距離を最高速度で走ります。専用軌道ならもっと行けるのでは、と期待しますが、増える電気代と短縮できる時間の効果と睨み合わせというところでしょうか。速度向上の特認を得ようとしているらしいですが、うまくいくことを願っています。