"サフラジェットにふるわれたもう一つの暴力は、「強制摂食」である。
監獄に入ったサフラジェットたちは、先にも述べたように、自身を政治犯として認めさせるべくハンガー・ストライキをおこなっていた。そうした状態を見かねた国王様は「ご飯食べさせてあげなよ」と言いだした。余計なお世話である。
結果、監獄でどのような処置が与えられていったかというと、無理やり食事が与えられた。受刑者たちはベッドや椅子に拘束されたり、縛られた状態で、金属製の猿ぐつわを口に押し込まれ、ゴム製のチューブを差し込まれた。口を開かない場合は鼻から差し込まれた。そのチューブに、ぐちゃぐちゃにされたパンと牛乳、生卵などが流されて胃に届くという仕組みである。"
【期間限定】女性参政権のために暴力的に闘った人々――『死なないための暴力論』抜粋|集英社インターナショナル
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