認知症者に対して「あなたの両親は死んだ」などと告知するのは最大のタブー、と一般に言われているが、「(存在しない)両親の電話番号」というギミックを介し、擬似的にその「告知」と似たような「効果(精神的ダメージ)」及び「(いつまでも番号を教えようとしない)私に対する激烈な嫌悪」を生んでしまっている。頭を抱えるしかない。